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散々サンタクロース

今回は本編とは関係なく100話記念とクリスマスが近いので季節ネタです

八雲視点


それはまだ全国学園対抗試合が始まる前だった。


八雲「よしできた! 」


クリスマスが近いということでうちもそれにちなんだ和菓子を用意することになった。


吉音「ではいただきます♪ 」


八雲「お前が食うなっ!! 」


こいつにだけは注意しないとな


吉音「八雲、うちにもサザンクロスが来るかな? 」


八雲「何だよサザンクロスって!! 」


ちなみにサザンクロスとはみなみじゅうじ座(南十字星)の英語での通称らしい


八雲「それをいうならサンタクロースだろ!それにサンタは子供のところにしか来ないの 」


俺がそう言うと


吉音「ならあたし今日から子供になりまちゅ! 」


八雲「そんなでかい子供がいるか!! 」


毎回ながら吉音には突っ込みきれないな!?


そしてその日の夜


吉音「おやすみ八雲 」


八雲「あぁ、おやすみ 」


俺と吉音は眠ることにしたのだが


ドッシーンッ!!


八雲「な…何だ!? 」


吉音「何かが落ちたの!? 」


俺と吉音は音がした方に向かうと


?「いてて!? 」


バァンッ!!


店の天井に大きな穴が開き、その下に誰かが倒れていた。


それを見た俺達は


八雲「ご…強盗だーっ!?吉音、追い払うぞ!! 」


吉音「うんっ! 」


ドタバタンッ!!


?「ぎゃあぁーっ!? 」


俺と吉音は強盗を倒すべく襲いかかった。


八雲「お前の面を見せてもらうぜ!吉音、明かりをつけろ! 」


吉音「わかったよ! 」


パチンッ!


パァッ!!


そして明かりをつけ、強盗の顔を見てみると


バァンッ!!


八雲「えっ!?赤い服に白い(ひげ)、そして少々小太りなこの人物って…!? 」


もしかしてこいつは…!?


吉音「中年太りな老人の強盗だね!ちょっとあんた!家族に恥ずかしくないの!! 」


パシンッ!!


八雲「やめろ吉音!? 」


この人物=サンタクロースを知らない吉音はサンタクロースを小突いたのだった。


それからしばらくして


ズズズッ…


サンタクロース「あぁ、やっぱり寒い夜は暖かいお茶が一番じゃね 」


サンタクロースの治療後、何故かうちでお茶を飲むサンタクロース


サンタクロース「いやいや、ソリに乗っていたらついつい居眠りをして落下してしまっての 」


そんなことより


八雲「天井にあんな大きな穴開けやがって!!どうしてくれるんだこの野郎! 」


吉音「八雲、落ち着いて!? 」


サンタクロース「すまんすまん、ちゃんと修理代は払っておくからさ、そんなことよりも… 」


スッ!


サンタクロースは立ち上がると


サンタクロース「もう夜も遅いというのにまだプレゼントを配り終えていない。こまったものだ。あぁ、誰か助けてくれる人はいないものか… 」


ちらっ!


と言いながらこっちを見るサンタクロースだが


八雲「吉音、今日はもう遅いから早く寝るぞ 」


吉音「そうだね八雲 」


ドッテーンッ!!


サンタクロースを無視する俺達にずっこけるサンタクロース


サンタクロース「ちょっと!?普通そこは仕方がないから手伝ってあげるというでしょ!?お願いだから手伝ってよ!? 」


八雲「やかましい!!そもそもあんたが居眠りしなけりゃこんなことにならなかったんだ。完全なる自業自得だろうが!! 」


吉音「お腹空いちゃったからあたしも寝るよ 」


バタンッ!!


サンタクロースを無視して眠る俺達


すると


サンタクロース「仕方ない!?手伝ってくれたら大人だけど特別にプレゼントあげるからさ! 」


サンタクロースがそう言うと


八雲「これも人助けのためだし仕方ないな 」


吉音「張り切ってプレゼントもらうため…じゃなくて子供達の笑顔を見るために頑張らないとね! 」


さっきまで眠ろうとしていた姿はどこへやら?


張り切りまくる俺達であった。


サンタクロース「変わり身の早いやっちゃな!? 」


それはさておき


吉音「それじゃあ出発! 」


シャンシャンッ!!


サンタ服に着替えた俺と吉音はソリに乗って大江戸学園を出発した。


八雲「しかしトナカイが引いたソリが飛ぶだなんてどういう原理なのやら? 」


サンタクロース「細かいことは気にするな、それは誰にもわからないことだからな 」


まぁ確かに


そして本土に着き、一軒目の家に到着すると


サンタクロース「いいかサンタクロースの掟として静かに潜入するんだ。決して音をたてるなよ 」


八雲「わかってるっての 」


サンタクロースの指示に従って俺と吉音は屋根に降りたのだが


八雲「ありゃ、煙突がないな 」


今時の家に煙突があるわけがなく、潜入できなかった。


吉音「窓から入っちゃう? 」


八雲「それじゃあ泥棒だろ 」


仕方がないから玄関から入ろうとしたその時


吉音「あっ!あたしったら良いこと思い付いちゃった♪ 」


スッ!


何を思い付いたかは知らないが吉音は刀を取り出すと


吉音「ていっ! 」


ブォンッ!!


バッキィーンッ!!


八雲「うおっ!? 」


何と!?吉音は屋根を破壊したのだった。


吉音「開かぬなら、壊してしまえ、屋根瓦ってね♪ 」


八雲「ホトトギスか!! 」


サンタクロースが屋根を破壊してどうするよ!!


いや、さっきのサンタも屋根を破壊していたっけ


俺がそう思っていると


ガチャッ!


子供「おやすみなさいママ! 」


バンッ!!


俺達は子供と遭遇してしまった。


仕方がないので!?


八雲「メリークリスマス! 」


吉音「あたし達はサンタクロース!プレゼントあげるよ 」


スッ!


八雲「それじゃあ来年もよろしく! 」


サッ!


プレゼントを渡した俺達は吉音が開けた穴を通って逃げ去った。


その直後…


子供「ママーっ!!サンタクロースが屋根を破壊したよーっ!? 」


子供の叫び声が響き渡ったのだった。


サンタクロース「何をやっとるんじゃ!! 」


八雲「うるさい!!早く次の家にいくぞ!! 」


シャンシャンッ!!


そのまま逃走する俺達


その後も…


ズーンッ!!


吉音「随分大きな家だね!? 」


八雲「高層マンションの最上階にどうやってプレゼント届けるんだよ!? 」


サンタクロース「早く届けろ!ちなみにエレベーターは使っちゃダメだからな! 」


人使いの荒いサンタクロースだぜ


仕方なく非常階段から上がろうと思ったが…


吉音「ていっ!! 」


ブォンッ!!


俺がそうする前に吉音は最上階目掛けてプレゼントを投げたのだった。


バリンッ!!


プレゼントは窓ガラスを割りながらも届けられたわけだが


住民「強盗だーっ!! 」


住民が騒いで大騒ぎになってしまった。


吉音「任務完了! 」


八雲「言ってる場合か!早く逃げるぞ!? 」


サンタクロース「まったくもう!! 」


シャンシャンッ!!


そのまま逃走する俺達


そして更に…


八雲「今度の家は庭に数人のガードマンがいる。これじゃあプレゼント渡せないな!? 」


サンタクロース「馬鹿者!サンタクロースがガードマンごときにビビるな!! 」


このジジイ!!プレゼントくれなきゃ殴ってやるところだぜ


すると


吉音「うおーっ!!あたしはサンタクロースだ!ガードマン達め!相手になってやるーっ!! 」


八雲「吉音ーっ!? 」


その後、吉音は襲いかかってきたガードマン達を返り討ちにしながらもプレゼントを届けたのだが、またしても強盗と勘違いされ、逃走する俺達であった。


そんなこんながありながらも何とかプレゼントを配り終えた俺達


サンタクロース「ぜぇぜぇ!?こんな過激なクリスマスは初めてじゃわい!? 」


もとはといえばあんたが居眠りしなければこんなことにはならなかったんだろうが!!


それはさておき


吉音「プレゼントちょうだい♪ 」


八雲「あれだけ手伝ったんだ。まさかプレゼントやらないだなんて言わないだろうな 」


俺達はサンタクロースに手伝ったご褒美のプレゼントを要求すると


サンタクロース「ちゃんとわかっとるわい!ほらよっ! 」


スッ!


乱暴ながらもサンタクロースは約束を守ってくれた。


サンタクロース「お前達が欲しいものが入っているからな、それじゃあまた来年まで 」


シャンシャンッ!!


そう言いながらサンタクロースは去っていった。


吉音「あたしが欲しいものってお米かな? 」


八雲「俺は何かな? 」


個人的にはお金か想さんの写真集だな


パカッ!


そしてプレゼントを開けてみると


中には…


八雲「材木と大工道具? 」


吉音「あたしは睡眠薬だよ 」


どういうことだ?


あっ!?そういえば!?


『お前達が欲しいものが入っているからな』


ってサンタクロースが言っていたが


八雲「あの時、俺ってばうっかり屋根を修理したいって思ったんだ!? 」


吉音「そういえばあたしも眠たいと思ったんだ!? 」


サンタクロースの馬鹿野郎!!


もう二度と来るんじゃねぇ!!


そして次の日


及川「やっくん、知っとるか!?昨日本土の方でサンタクロースを名乗る強盗団が暴れたんやって!? 」


八雲「へ…へぇ!? 」


その強盗団が俺達だなんて言えないな!?


吉音「八雲!100話だよ100話! 」


八雲「何がだよ? 」


吉音「あたしにも何だかわからないけどとにかく100話なんだよ!これを記念してこの小説がついにアニメに… 」


八雲「なるかっ!!なるとしても原作だろ! 」


吉音「でももし原作がアニメになったら恋姫無双のように主人公である八雲が登場しないかもよ 」


八雲「そ…そんなことは多分ない!? 」

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