第22話 まさかのレベル賭博
久々の――全快!
いやぁ、何日ぶりだろう。ようやく、身体がちゃんと動くって感動的。
思えば、長かった……
パンケーキが跳ねてから始まった、
あれやこれやの怒涛の大冒険(?)
まさか、砂糖を落としたってだけで、
こんなことになるとは……人生、何が引き金になるかわかりません。
さて、今日――いや、ついさっきまで昨日だったんですけど――
ようやく依頼が終わったってことで、ギルドに報告しに行ってきました。
すると、カウンターにいたのは――
ライアンさん。
世界一の剣豪を目指す、ちょっと酒くさい兄ちゃんです。
「おお、すごいな。あれを倒せたのか」
なんて声をかけてきてくれて、ちょっと嬉しい。
……が、
「お前、実はそんなレベルじゃないんじゃないのか?」
うん。
うんうん、それな。
いや、実は自分でもちょっと思ってた。
だってさ、そもそも自分のレベル、まだ不明だし。
ちなみに、冒険者ランクEっていうのは、だいたいレベル1~5のことを指すんですよね。
いわゆる初心者ゾーン。
いや、ぶっちゃけ言えば――ザコ。
でもスキルとか、装備とか、契約獣の能力とか、そういうの見てると、あきらかに「Eのくせにおかしい」って言われてもしょうがない感じで……
当然のように、また賭けが始まりました。
はい、今回の賭けの新項目はこちら!
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◆ 第3の賭け ◆
「僕のレベル&冒険者ランクは本当にEなのか?」
・現在、Dランク説が優勢。
・一部、C説まで出始める始末。
・一口100GP、やたら盛況。
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そして今や、賭けの対象は以下の三本立て。
1. 職業
2. 種族
3. レベル(&ランク)
完全に僕、街の謎生物扱い。
……目線が痛い……いや、刺さる。突き刺さる!
というわけで。
「わかりました! 行きますよ!! 中央教会、出発しますとも!!!」
えぇ、もうこうなったら行くしかありません。
ただ、ふと思い出す。
「あれ……僕の護衛って……誰だっけ?」
……
…………
…………
なんか、すっごく嫌な予感がする。
果たして、どんな面々がついてくるのか――
次回、中央教会編、ついに始動……?
つづく!




