第15話 パンケーキ、凶暴化する
今日、何気なくギルドに顔を出したんです。
そう、ただお昼のカレーでも食べようかな、くらいの軽い気持ちで。
そしたら――
!!!!!!!!!!
(脳内に警報音が鳴った)
我が家へダッシュで引き返し、隣の家のドアをノック。というかほぼ叩き割る勢いで。
ドンドンドンドンドン!!
「リアさーん! 起きてますかー!? 出てきてくださいー!」
数秒後、扉がぬるっと開いて、いつも通り寝ぐせMAXのリアさん登場。
「は〜い、なんでしょうか〜」
完全に夢の中に足突っ込んでる顔してるけど、こっちはそれどころじゃない。
「いいから! ギルドまで一緒に来てください! 見てもらいたいものがあります!」
リアさんを寝巻きのまま引っ張って、強制連行。
(ギルドの近くでようやく着替えてくれました)
そして――ギルドの掲示板の前に到着。
「……なんですか〜? 何を見れば……」
ぼくは、壁に貼られた**“ある一枚の依頼書”**を指さした。
!!!!!!!!!!(リアさんのターン)
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依頼内容:
> 『新種のモンスターか?
近くの森で、六本足のパンケーキが次々に旅人を襲っているとの報告。
目撃情報多数。
退治に成功した者には、報酬1,500GPを支払う。』
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リアさん、しばらく無言。
その後、
「はあ〜、1500なんてすごいですねぇ」と、のんきに感想を述べた。
「そこじゃないです。“六本足のパンケーキ”のところです。
たぶん……最初にぼくの部屋から逃げ出したやつです……あれが……進化したんだと思います」
「わあ〜、出世しましたねぇ」
「感心してる場合じゃないです」
そのあと、リアさんとしばらく真顔で会議。
結論:始末せねばならぬ
で、最終的に――依頼はリアさんが引き受けることに。
同行者は、ぼくと……ちょうどその場にいたギルド所属の火術士、エイレンさんに決定。
エイレンさんは銀髪ショートのクール系魔法使いで、口数は少ないけど、火力だけは本物らしい。
(噂によると、前に魔物の巣ごと燃やしてギルドに怒られたとか)
出発は、明日。
敵は、かつてパンケーキだった何か。
……いや、パンケーキに“かつて”って概念があるのか知らないけど。
ともかく、やばいパンケーキが森で無双してるらしい。
放置してたら本当に料理界に革命が起きかねない。
今夜は早めに寝て、影の中のぷもーんとミョニルにも指示確認しておこう。
それにしても、明日は久しぶりの**「冒険者っぽいこと」**になりそうだ。
やるぞ。パンケーキ討伐戦。
目指せ、揚げ焼き仕上げ。
まるでレギュラーのように登場し始めたリアさん。
キャラクターイメージとしては、『らき☆すた』の『みゆきさん』。
でも元ネタになっているのは『マリーのアトリエ』の『マルローネ』なんですよね。
何というかハチャメチャなところが。
という訳で、この物語はまだまだ続きます。




