1章-6 敵対生物発見
少し短いです。
体に心地よい重みを感じながらまどろみから意識が覚醒する。
目を開けて見ると眼前に幸せそうな妻の寝顔が写る。
周りを見ると薄暗いみたいだしまだ時間はあるだろうと思い。
暫らくそのまま妻の顔を見ながらこれからや昨日の事を考えて行く。
そして妻への状況の変化や俺自身の事も新しい発見があった。
昨日は俺の新しい決意と妻への対応の変化があった怒涛の1日だったしな。
これからは妻と一緒に生きこの異世界での生活を楽しもうと決心した俺だ。
何か昨日の新しい決意が新たな人生を謳歌しようと、どんどんと考えが浮かんでくる。
これをしたいあれもしたいと今までの生活では考え付かなかった事の衝撃がある。
まるで生まれ変わった様に欲求が沸いて来る自分自身が新鮮だ。
こんな俺は1昔前では考えられなかったな。
今までは今後の人生等は考えずにただ惰性に生きていたというのに本当にびっくりだ。
俺自身はこのまま裏の人生しか無いと思っていたが妻が引き上げてくれた訳かなこれは。
あの頃とは随分立場が変わったもんだな。
これはあの機械人形が信じられない成長をしていて逆にこちらが助けてもらった訳だしな。
護衛の立場の俺が有る意味逆に守られていたかも知れないな。
まだ恩を返していないというのに妻には本当に感謝が足りないな。
面白いな 守るつもりが逆に守られていた訳だから似た物同士だった訳かね。
俺も知らない内に妻に依存していたと言う事なんだろうな。
以前に人生何が起こるかは分からないから面白いもんだと言っていた自分が恥かしいな。
だがこれは俺にとってもいい事だと思うし妻にもまた同様に言えるだろうな。
1日前の俺はもう進化したと言っていい程今の俺は変わったんだろうな。
これは嬉しい変化だと思うしこれからが楽しみでまるで小さい子供の様にわくわくしている俺に少し苦笑して本当に変わったんだなと実感する。
妻もおそらく驚く程変わると思うしこれからが俺達の新たな人生と思うだろうな。
この異世界には感謝してもしきれない程に感謝だな。
新しい人生をくれた訳だしこれからに希望を持てるから嬉しいな。
さてこれからの異世界生活は楽しみではあるが問題はまだまだあるし分からない事ばかりだからしっかりと行動や目標をを話し合いをして行きますかね。
俺自身は昨日も考えたがあまり干渉はしないと思ったが妻が気になる事を言ったしな。
精霊が言ったと言う魔人や魔王を抑えている大精霊の事が気になるな。
妻にはまだそこまで聞いて無いが亜族や魔族とか敵っぽい感じの事も言ってたしまだ分からないが恐らくは全部とぶつかる事にはなりそうだから力は完全に把握をしてないといけないな。
精霊の事や俺自身の能力の把握も重要だしやる事や問題は山積みだな。
また情報を得たい事だし女からはいろいろ聞いてそれからを考えて行かないとな。
この世界はほぼ未知なんだし情報はあればかなり重要だからな。
俺自身がどこまでいけるかは分からないが妻を守り守られながら行くだろうしな。
外は大分明るくなって来たのでそろそろ妻も起きるだろうし行動して行くかね。
本当に楽しくなって来そうだな、この異世界生活は俺達の新たな人生にどんな未知をくれるか楽しみだ。
俺も妻も生まれ変わった様に感じられるし此方に来れて本当によかったな。
妻の顔を見て考えていたがふいに妻の目が開き暫らくしたら。
妻が動き出し俺にキスをして来た。
「おはようございます。あなた。」
「おはよう。妻よ。いきなりどうした?」
「毎朝の日課をしましたの。朝1番のあなたへの妻の日課です。」
「そうか。それは今日からか?」
「はい。嬉しいですわ。これからはもう遠慮もいらないですしあなたもお願いしますね。」
「そうだな。これからはお互い遠慮をなくして行くかね。」
妻も起きたので体を起こそうとしたら妻が胸に抱きついて来たので好きにさしていると
妻はそのまま胸に頭を押し付けてまるで俺を確かめる様にしていた。
「昨日は夢では無かったのですね。こうしてあなたを感じられて悠樹は幸せですわ。」
「あぁ 夢では無いぞ。これからは忙しくなるぞ。」
「はい。これからよろしくお願いしますね。この世界に来れてよかったですわ。」
「はは やっぱり似た物同士かもな。同じ事を考えるもんだしな。」
「ふふ 嬉しいですわ。私も頑張りますね。これから忙しくなりますしね。」
「そうだな。よし動き出すかね。もういいか?」
「名残惜しいですが。これからは何時でも出来ますからわかりましたわ。」
そうして俺から離れて体を起こして立ち上がる妻に続き俺も起き上がる。
外も明るくなってるし結構考えていたなと思いながら伸びをして体を解して行く。
「私は昨日の残りで朝ごはんをご用意しますね。あなたはどうしますか?」
「俺は少し周りを見てまたいろいろ集めて来るよ。備蓄はいるしな。」
「はい。では暫らくしたら戻って来て下さいね。準備しておきますわ。」
「おぅ じゃあ行ってくるわ。 後は妻もいろいろ考えを纏めて置いてくれよ。」
「わかりましたわ。纏めて置きますね。では行ってらっしゃいませ。あなた。」
「なんかあれば指笛で呼んでくれよ。」
「はい。精霊の力で声を掛けますわ。便利ですわ。」
「いいな。それは楽しみにしてるわ。じゃあ出来たら呼んでくれな。少ししたら戻るわ。」
そうして洞窟の入り口で妻の挨拶を受けながら外へ歩いていく。
少し遅れて妻も川辺の方へ歩いて行ったので俺も行動を開始して行く。
俺は周囲を散策しながら考えを纏めながらいろいろ収穫して歩いているがやはりこちらにきてからの知識や力について考えている。
まずは知識だが昨日よりも鮮明になり頭に馴染んだような感じがする。
前はぼやけていたのがはっきりして来ているしこちらに来て時間がたち安定して来たみたいだ。
何かの修正力なのかは分からないがこちらとしては助かるからいいが大丈夫かは問題が残る。
近くの木になっていた果物を食べながらそう思い始めた。
まずはこちらに来た?呼ばれた?原因をはっきりさせたいからな。
何かをさせたいのか利用するのかがまだはっきり分からないしこの世界を知らないから慎重に行きたい。
これが1人ならこのままこの森で生活していけるが妻がいるからその考えは無駄になる。
2人で生きるなら安住できる場所の確保がいるし生活できる仕事や稼ぎも欲しい。
まずはこの世界を知り理解する事が1番大事な事で後はどうやって行くかは妻との話し合いで決定だな。
暫らくそのまま考え込んでいると遠くで嫌な気配がして気になるとそちらに行ってみようと思い行動する。
感知した気配の方に近づいて行くと近づくにつれ嫌な気配が強くなり今までのモンスターでは比較にならないプレッシャーを放つかなりでかい鬼みたいなモンスターがいた。
近くの木に飛び乗り観察を開始する。
入って来た情報によるとオーガらしいそいつは何かを待っている様だった。
今までこの世界で見たモンスターでは1番だろうと思いながらも偵察をする為に気配を消しながら様子を見て状況が動くの待つ。
暫らく待つと遠くからまた気配がこちらに向かって来ているのが分かりオーガを見るとそちらも感じたのかその気配が来るのを待っていた。
少したつと同じ種族のオーガが2体現われて待っていたオーガの傍に行きなんと声を掛けた。
「おそくなった。」
「すこしあれはとまっどったからな。」
「おそいぞ。おれをあまりまたせるな。」
これにはびっくりしたな今までのモンスターは言葉は喋って無かったからな。
ほとんど叫びや擬音だったしな。
モンスターにも知性や言語も喋る奴はいる訳だなと確信してこいつは結構興味深いと思う。
「で、みつかったのか?」
「いまはまだだ。しかしこのへんなのはまちがいない。」
「そうだ。せんじつせいれいのちからをかんちしたからな。」
あれこいつら精霊って言ったな?もしかして昨日妻が契約した精霊か?なんか探しているみたいだが
間違いなくトラブルっぽいなぁ これは聞いておかねばな
「ゆうしゃのほうはどうなっている?」
「そちらもまちがいなくこのへんだ」
「どちらもちかいしここらへんはざこばかりだからたまにはつよいのをころしたい。」
おぃおぃなんだこいつらはでも気になる事ばかりだな。
勇者に精霊か?でこいつらはそれを探していて殺すってかw
なんかいきなり殺伐しているなぁ これは恐らくは近い内にこいつらと戦闘になるな。
どうするかねぇ これはこの辺に居れば間違いなくこいつらは仕掛けて来ると見ていいな。
「それでどうするんだ?」
「このへんなのはまちがいないならそうさくはつづける。」
「そうだなせいれいとゆうしゃはみなごろしだ。」
「かくちにいるゆうしゃどもやせいれいはねだやしにせねばならない。」
間違いないなこれは確実に戦闘になるからもう少し情報が欲しいな。
それに各地の勇者って事はこいつらは人間と戦争をしてるんだな。
「ではすこしやすんでからそうさくするか。」
「めしのちょうたつをしてくる。」
「そうだな。ちからをつけてにんげんどもはねだやしにしないといけないからな。」
「ではいこうか。ついてこい。」
3体のオーガが離れて行き気配が消えると俺は木から下りて妻がいる方へ急いで向かう。
これはかなり重要な情報を手に入れれたと俺は走りながら考える。
勇者や精霊は奴らが敵対しているし人間達とも戦争しているならこれはこの世界は安寧ではないな。
まぁ俺には平和な人生はないかねぇ まぁ覚悟はしているがそう簡単には死んではやらんけどな。
そっちがその気ならこちらも反撃させてもらうから楽しみにしてやがれってなw
少しずつ動いていきます。
話がなかなか進まないです。