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1章-4 キャンプ地にての話し合い

少しづつ変わって行ってるので最初から見てもらえると分かると思います。

さてキャンプ地点に着いた時に妻と女が居ない事に気づいた。


まぁ指笛の合図が無かった事から問題は無かったのだろうと考えて、少し周りを確認をすると少し行った所に洞窟が見えそこから物音がしている事から妻が作業をしているのだろうと思い、少し覗くとなんと妻が寝床なのか拾ってきたであろう木や葉っぱで、でかいのを作っていた。


しかも結構丈夫そうに作ってあった。

こちらに気づいて妻が振り向くと


「今は寝心地のいいベッド代わりを作ってますの。」


「随分本格的だなw」


「はい。充分2人でも寝れますわ。頑張って作りますわ。」


満面の笑みをしながら褒めて褒めてとまるで耳と尻尾があるかのような錯覚を感じて遂、妻の頭に手をおき少し撫でていたら妻は頬を赤くしてうっとりした幸福感抜群の顔をしていたのでしばらく撫でていたが女の事が少し気になり妻に



「女は何処に?もう目を覚ましたのか?」


と聞くとさっきまでの幸せそうな顔が一瞬にして無表情になり洞窟の奥の方を指差して


「まだ目を覚まさないので向こうに転がして有ります。」


一気に拗ねたように言う。


妻は俺に他の女が近づくのをなによりも嫌い、俺が関心するとその女を敵視してしまうし、俺に関心するのにも敵意を抱くのだ。


狙わないとなるとそうでも無いがまだこの女は分からないので無関心と言う訳か、と思い考えていると


妻が再び寝床の作成準備に入ろうとしていたので話し合いをしようと思い妻に声を掛ける



「少し手を止めてお互いの仕事とあった事をこれから少し話そうか。」


「はい。分かりました。」


「よし ここではなんだから外に出ようか。」


「獲物も取れたしいろいろ採ってきたぞ。」


「では申し訳無いですが。少し夕飯の為に作業しながらでよろしいですか?」



「それはもちろんだ。俺も手伝うから話そうか。」



こうして妻は寝床の作成作業の手を止めて俺と洞窟を出る。


空はだんだんと茜色に近くなって来ていた。



お互い今までの事を妻が取った魚や俺が取って来たキノコと山菜やイノシシの血抜き作業をしながら話し合いを始める。



「俺からはまず自身の事や状況とこの後の事を少し話したいからいいか?」


「はい。私は後でいいですわ。」


「よし じゃぁ 俺自身だが殆んど戦闘に関してはまず問題がないな。有るとしたらこの力は手加減が必要な程のレベルだ。この近辺のモンスターなら苦労はしない。」


「手加減ですか? そこまで力が上がったのですか?」


「うん。まぁ簡単に言うと状態を考えてまず普通の1と本気の2。最後に全開の3の状態がある。この近辺なら1の状態でほぼ問題は無さそうだ。」


「探索中にモンスターをいろいろ見たが状態1で逃げだす奴がほとんどだ。この辺はゴブリンやこのイノシシみたいな奴とかだしあんまり強そうな奴は見かけ無かったな。」


「それは安心できますが、来夏様の体には何か不調や不備はありますか?それが心配ですわ。」


「あぁ 体は不調や不備は今の所は無い。それ所か絶好調だ。力が有り余ってる状況だしな。それと一応はこれからは出しても状態2までと俺は考えている。状態3は切り札として考えている。それはそちらも把握してくれ。」


「わかりましたわ。体に異変や異常が感じられたら直ぐにでもご報告して下さいね。何か有りそうで心配ですわ。」


「あぁ それは分かっているつもりだしな。心配はするな。」



「それで次も気になったんだが、俺はこちらに来てからだがなんとなくだが知識と言うかモンスターに関してにもだが分かると言うか知っている様な感じなんだがそっちはどうだ?」


「あ それは私もですわ。この近場でも魚や木の実や植物とかを理解できますわ。頭に知識が刷り込まれていて危険な物や毒とかがまるで知っているかの様に分かります。本でも見た事も無い様な物でもですからなんででしょうね。」


「やっぱりそっちもか。これは予想だがこっちに来て最低限は困らない様に知識が入り込んでいる感じか。この世界への召喚かトリップの恩恵かも知れないな。」


「言葉も分かったのはそれの可能性が有りますわね。」



「となると今は召喚かトリップでだいたいの事は分かって確認の意味でこちらの情報が欲しいか。」


「はい。その為にはあの女からは情報が欲しいですわね。」


「まともならいいがな。あの女は壊れている可能性も有り得るし。まぁ期待しようか。」



「はい。まぁ 来夏様がいれば私はいいです。」


「おぃおぃ まぁ 知らん奴といるよりは良いだろうが節度は守れよな。」



「フフ それは来夏様次第ですわ。」



「まぁ 落ち着くまでは苦労掛けるがこちらも頼りにしてるぞ妻よ。」


「はい。ありがとうございます。私も頑張りますわ。」



「おぅ 一緒に頑張ろうな。」



「でこれからなんだがまずは女から情報を得れたらこの世界を回って落ち着く場所を確保して安定したらいろいろ観光みたいに見て回りたいな。こちらは向こうと違って未知が一杯ありそうだからな。」


「はい。私は来夏様に何所までも付いて行きますわ。」



だいぶ空が暗くなって来て、夕飯の為の作業をしながらで話を進めているとこのイノシシはもしかして俺が捌くのかと思って見ていたら妻が魚を串に刺したり焚き火の準備作業しながら話す。


「では私の話ですわね。私は先程でた知識の話は間違い無く恩恵だと思います。後は、私はこの森で何かに見られている感じがしている様な気がすると言いましたわよね。」


「あぁ言ってたな。何か分かったのか? 敵意も無いとも言ってたな。 確か?」


煙草を取り出し火をつけて煙草を吸い始めて妻の話を聞く


「はい。来夏様が出て行ってからですけど。川で魚を釣っていた時です。視線を感じて川を見ると何かが居るのが見えて魚かなと? 思ったんですけど、何かは集まって固まっていくんです。」


「固まった物を見てびっくりしてたら、暫らくしたら頭の中から声が聞こえたんです。テレパシー何でしょうかね?」


「おぃおぃ 何だそれは? 大丈夫だったのか?」


「はい。それは自分の事を水の精霊って言ったんです。此方に来てからずっと仲間が見ていたって。それで大精霊様を救って下さいって。我ら精霊達は精霊の巫女に力を授けるって。だから契約して欲しいって。」


「大精霊? 精霊とかってマジでファンタジーだなぁw それで?」


「はい。それからはどうなってるのかを聞いて見たら大精霊は強力な魔人や魔王の力を抑えていて、かなり弱っていて亜族や魔族に狙われているみたいなんです。それで精霊達は大精霊を助ける為にそれらに対抗しようにも巫女が居なくて力が発揮できずに巫女を探して居るみたいなんです。」


「ほうほう 魔王ねぇ。本当に異世界だなw それで巫女って?」


「はい。水の精霊と話をしていたら周りにいろいろな塊が集まって来て皆が話しかけてきたんです。我等と契約して大精霊様を助けて下さいって巫女になってくれって。それでここで来夏様の力に成れるなら、足手まといにならない為に契約しました。一応は 火、水、土、風の4精霊と契約しました。ですが、まだまだ精霊はいるみたいで各地にいる精霊と契約して大精霊様を救って下さいって言われました。それで各地を回るのは賛成です。精霊との契約もありますし、大精霊の問題もありますし。」


「はぁ? 契約したのかよ。なんか制約とかはあるのか?」


「いえ無いそうです。精霊の力を借りればこんな事もできますわw」


そう言って焚き火場所に薪を集めて手をかざしたと思ったら一瞬にして火が付いた。


「ぶほっ なんだそれは? 魔法か?」


「それに近いですわ。 いろいろできますわ。ベッドの素材も土や風の精霊に助けて貰いましたし。」


「精霊の力で何ができるかはいろいろ試してみましたわ。それでこうして風の精霊でこのイノシシも解体できますわ。」


「すげーなそれは。」


一瞬にして妻の手によりイノシシが解体されて行くのを見ていると妻も人外化してるなぁと思った。



「じゃあ 確認で大精霊はどうするんだ? 魔人とか魔王とか言ってたが。」


「はい。最終的には魔王を倒して大精霊を救ってくれたらいいそうです。」


「おぉ ファンタジーの王道だな。でも面白そうだな。楽しくなりそうだな。」


「精霊の使用とかで何かあるか?精神力を使うとかは?」


「はい。私もその精神力でしょうか? それが来夏様の言うこの世界に来てからは、精霊が言うには膨大に有るらしくかなり無茶に使用しても問題無いみたいです。」


「ほぅ まぁ限界までは絶対に使うなよ。体が1番大事だし守れよ。これは決まりだぞ。」


「はい。 ありがとうございます。 必ず守りますわ。体は1つですからね。来夏様もお願いしますから体は大事ですから自重して下さいね。」



「お互い様だなこれは、両方が気をつけて行こうな。精霊かぁ。この問題はまぁ嬉しい誤算だな。」


「しかし戦う力や護身出来る術が両方あるのは助かるし良い問題だな。」


「はい。背中は絶対に任せて下さい。来夏様もお願いしますね。」



「よし まだ何かあるか?話し合う事は取り合えずはこんなとこかね。」


「すみません。実は女の事ですが。」


「ん 何かあったのか?途中で意識が戻ったのか?」


「いえ。実は精霊の力で深い眠りにつかしているんです。今は精神と体力の回復中です。」


「そんな事もできるのか。凄いな。じゃあ 情報は期待していいのか?」


「はい。精霊に回復したら教えてくれる様にしていますから大丈夫かと思います。」


「女は回復が終わったらすぐ起こせるのか?」


「はい。精霊も大丈夫って言ってますから。」



「それじゃあ。女は精霊に任して俺等は飯にしますかね。」


「はい。ではイノシシも解体終わりましたし。ご飯にしましょう。腕を振るいますね。」


「おう。楽しみにしてるわ。」



辺りは完全に太陽が落ちて真っ暗になり夜が始まり焚き火の火だけが音を出している。

しかし自然に居るせいか空には綺羅星の如く星が煌めいていて幻想的に俺達を照らしている。


ぱちぱちと焚き火が燃えている。

妻はイノシシや魚に何かをまぶしたり料理の下拵えをしている。


俺は煙草を吸いながらその様子を眺めている。


この世界に来てからは俺達は力を手に入れたが現実はどこまで通用するかもまだ分からないし、慎重に力を使い利用されたり陥れたりされない様に気をつけて行く必要がある。

身内や頼るものが居らず2人しかいない為に更に気をつけねばなければいけないしな。


自由気ままにこのまま2人で生きて行くならば状況判断はしっかりして行かなければ必ず問題は起きるからまずは女から情報や状況を手にいれた後は地盤や生活をしっかりと固めねばいけないし、しっかりとこの現実を受け止めなければいけないな。


妻は何があっても守るし守って行かなければいけないし俺に何かあれば妻も生きてはいないだろうし。

いかんな問題ばかりだな。


まずは飯を食ってから整理して話し合うかね。


せっかくなんだし楽しまないと損だしな。

この異世界ライフを楽しむつもりなんだし、俺は自由に生きたいしのんびりやって行こうかね。


よしこれから頑張って行こうかね。





編集作業は気になり次第してるので最初から読んでくれると変わってるのが分かると思います。応援や文の間違えの指摘は助けに為りますので是非お願いします。

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