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前夜祭 ープロローグ!?ー



夜空に輝く漆黒の月夜…。


そんな何が出てもおかしくない、そんな夜。少年はそこにいた…。


「遅ぇ…。杏樹のやつ、こんな寒い中何分待たせんだ?」


寒々とした風の吹く中、少年は人気の無さそうな公園にいた。

やたらと気の荒い少年である。短くツンツンと立った髪で今で言うイケメンである。


少年の名前は山本 雅人[やまもと まさと]。


人は彼をこう呼ぶ…。狂人、核兵器、地上最強の…以下略。

と呼ばれるほどの危険人物である…




雅人はむっとしたまま、ケータイを取り出し自分をここまでイラつかさせる人物の番号を押した。



………出ない。



雅人は溜め息をついた後、血管を首筋に立て辺りを見回した。

そこには子犬が一匹歩いてた。いや、犬と言うよりはそう、[子狼]と呼んだ方が良いだろう。


「なんだ…狼か」


しかし、雅人は見逃さなかった。今の日本に狼などいるはずがない。雅人は神速のごとく狼を捕まえた。


「さぁ〜って…。」


雅人はケータイを取り出し先ほど行った電話をする行為を繰り返した。


[プルルルル…プルルルル。]と機械音が夜空に響く。


雅人はこの行為がどういう事か自分でも面白くなった。


「わぅ?」


とぼけたように狼がわざとらしくかわいこぶる…。




ゴン!!




「った〜い!!?ちょ、ちょっと!雅人君!?」

狼が喋る…これほど非現実的な事はないだろう。


だが雅人にとってはどうでも良かった。


「あのさ…まず日本に狼がいるかっつーの!!そして狼はケータイなんか持たねぇ!!」


雅人は狼のコメカミめがけてかなりグリグリした。


「どーしてお前はいっつも…。」


「い いたいたいた!痛いって!!ゴメン!遅れたのは謝るから!ちょっと戻させて!!」


狼はそう言うと満月へと背を向ける。



その瞬間…狼は月夜の光に包まれ、徐々に狼から少女へと姿を変えていった。



「ご、ゴメンね?雅人君…ちょっと道が混んでて…え…?ど、どしたの!?」


「まずは自分の姿を確認してからにしろよ…。」



少女はその言葉の意味にようやく気づいた…。

さっきまで狼の姿をしていたのだから服など着て……



「ちょ!ちょっと女の子に恥かかす気!?」


「ナニフザケタコトイッテルンデスカ?」

雅人は再びグリグリした。


その少女はそこら辺にいるような今風な女の子とは違う雰囲気を持っていた。



銀色の瞳、異常に長い八重歯(まぁそれは牙なのだが…)全てが常識の枠から外れているようだった。



「いいわけなんて聞くかー!!」


「あっ、いたいいたいた!ゴメンなさい!ゴメン!」


今はこんな感じなのだが…

雅人は思った。




(何でこんな事になったんだろう…)



その答えは考えるまでもなくすぐに出てきた。



カノジョは人ではないのだ。


普通の人であればこんな厄介事はゴメンだろう。


だが雅人も普通ではなかった。



(答えなんてもう出てるんだ。だから俺と杏樹はここにいる…。)


そう、それはあることがキッカケだった。


…それは突然やって来た。



出会い…。


世界…いや、全てをかけた戦い。




この物語の始まりは…そう。

あの夜から始まった…。




そう…あの満月の夜から……





皆様初めまして!!

Rev crazy dreamと言う者です♪


初めての投稿…大変疲れましたね。

ここに来て何もかも初めてで緊張して誤字脱字のオンパレードかも知れません…


でも小説大好きなので更新もがんばりますので!!

皆様に楽しんでいただけるような作品を作っていきたいです♪


でわ!!これからも宜しくお願いします( ・∀・)っ


Rev crazy dreamでした!!


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