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プロローグ
「お前は俺の番だ、結婚してくれ。」
私の左手を取りながら、竜神・ヴァルト様は「出会ったばかり」の私に求婚する。
え、いくら番でもさ、お互いのことを全然知らない人に求婚するのは間違っていると思う。
ヴァルト様、貴方は阿呆ですか?
確かにね?私の国では神様の番が一定の確率で生まれたよ?
でもさ、それが自分だと思うわけないじゃん。
どこの神様の番かわかるように、手の甲や体のどこかにアザがあると良いんだけど、あいにくそんなものはない。
しかも、番だということは神様にしかわからない。
私は神様の番なんかになりたくないし、答えは一つだよね、、、。
「ごめんなさい。貴方の番にはなれません。」
未練を残してもアレだから、私はスッパリ断ったのだった。




