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閑話 国側

 城下町のとある道端で話している二人組がいました。

「すっかり寂しくなっちまったな。アル坊はもういねえし、グレゴリーのやつもどっか行ったし、魔女さんはもっと鍛えるとか言って旅に出たし、あの二人と狼は旅を続けるし、オドレイちゃんはそれについて行っちまうし、もう俺とお前しか残ってねえのか」

「そうですね」

「知り合いがめっきり減っちまったのも寂しいし、特にクレマンの酒場に行ってもあの笑顔に会えないなんて寂しくなるな、って痛。どうしたイヴォンヌ」

「別に、そろそろ時間ですよ」

「そうだな。おしゃべりはここら辺にして、そろそろ定例報告に行くか」

 そう言うと、チャールズとイヴォンヌの二人は城に向かって歩き出しました。


「それで、国民の意見はどうなっている」

「前がよっぽどあれだったから今はとりあえず悪い意見はないが、大変なのはこれからだぞ」

「わかっている。国外の事情に関しては、まともに外交が行われそうなことに安堵している国と、頭が変わった今のうちにこちらの優位に立つことを画策している国があるが、そちらの対処は私が行う。革命が二度と起こらぬよう、チャールズは国民の立場から私を支えてくれ」

「わかりましたよ、新国王様」

 貴族の立場と、国民の立場の両方から国を守ろうとする彼らが無事でいる限り、この国は平穏だと思われます。

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