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新竹家物語ー【付録】【各論~羽仰解釈、18.ゲルマンの神話】ー484ー~終了

 前書きとして、取り立てて羽仰らは語ることはない…強いていえば…これまでのすべて。

 …だが、18.13黄昏ーラグナレクで見落としてはならないものがある。…詳細本付録…戦いに逸るオージンが18.1の元初・虚無の深淵ギンヌンガガガッツプ…をやり過ごした水属性の叡智を見過ごしていたということ。…羽仰はオージンの苦境は百も承知。…だが怪狼フェンリル=本作品の大神に呑み込まれるのは・・・水に流し逸る心を修復させ昏く果てがなく精神も消え失せてしまう=睡眠の窓口=なのである…フェンリルに呑み込まれるのはただその窓口。…

 こずるく、強かに、ハナシ半分末席を汚し~濁し…水に流す…流しても大洋の向こうに打ちあがりジャガーの神らはこれを新大陸の闇を駆け抜け太平洋に投げ入れられる…ポリネシアのマウイが水中から引き上げ~アジアの東岸では岩戸から引き出され…黄昏は夜明けに変わっていた。…昏い睡魔に身を委ねるだけでいい、格闘の対象のフェンリルの心臓は睡魔…すなわちオジーン自身だったのだ。…本作品の大神はオージンの挑発を無視し矛先を躱している…チュールの右手と引き換えにナミが彼らの母となることを許した。

 逸り競うチュールやオージンは少しだけ難しいかもしれない。だが黄昏の本体と本来的対処は、…さほど困難なことではない、…我々は、日中の困難事象を傍らに置き…睡魔に呑まれる…強かに・ハナシ半分・適当に…でやり過ごしてきた我々の日常してきていること。…この局面での過剰覚醒・気負い・逸りは簡単に鬱病や統合失調症~あるいはその準備状態を創る。ハナシ半分の我々はそこには嵌まらない。我々ができて水属性を抱え持つ至高神オージンが戦闘モードでもできないわけではない…戦闘であってもいつかは睡魔に身を委ねなければならない…がそれは負けでも真の黄昏でもない。巨きくても祓えない恐怖もなく、いつまでも黄昏は続かず、見かけの黄昏は真の黄昏でもない。

ー484ー続き

・―――――――――――――――――――――――――

・―――――――――――――――――――――――――

・―――――――――――――――――――――――――

・――――――――18.ゲルマンの神話:30p~――――

・…ページ数のみは『世界の神話伝説/総解説』

ー485ー

・:概説:ケルトのドゥルイドの自然~あるいは恒久魔法と比べると、ゲルマンの魔法はトリック的・エンコード的な何らかの贄を必要とする魔法で、…贄がなくなる~無効になる~世界が終わると魔法が解けることの多い有限の魔法で…その不完全~不安定さ~種々欠損が熱狂を曳く…。この不確かさ故、長期の展望を欠いた熱狂が神話歴史に濃く織り込まれてゆく。

・…本来神話は平板的な善し悪しで語り下ろすべきものでは決してない。…まして、台風と引き換えに最大の暖流黒潮の恩恵を受けてきた島国の人間は簡単に了解できるモノではないのかもしれない…、また砂漠の民はこの地の不安定で崩壊に怯えつも悪神<後述のロキ>とともに黄昏れてゆく摂理神を了解できないかもしれない。世界が終わったくらいで救済や封印や契約<商取引的契約も包含>が解けてしまう異様な事態を誰も~何処の民も了解出来ないかもしれない。

・…この地の命を脅かしかねない厳しい湿気と寒冷は、繰り返されて来たこの地での最も激烈な氷河期があったことで伺い知ることができるかもしれない。

・…その厳しい湿気と寒冷を寛受する際…「春が来るまで」…「氷河期が終わるまで」…有限の手立てが先ず第一に必要とされる…でないと、人はこの地で湿気と寒冷に因っていとも簡単に生命を絶たれてしまう、…土地~地球を捨て文明ごと大移動するのもこの地の風土・産土が獲得した生きる術=精神=宇宙観なのである。清濁併せ呑むビッグバーンの後、ただただ拡散してゆき黄昏れてゆく宇宙観。…従って摂理神属性の恒久生・普遍性の有り様も違ってくる…陰る宇宙観…恒久も黄昏れてくるのかも知れない。

・…ゲルマン神話、ここは羽仰。と大神こと、ゲルマン世界では狼の魔獣=怪狼フェンリル。同じく司法神テュールこと、本作品ではナミを拉致した小神の族長。…以上の三人で解説にあたる。…冒頭のゲルマン神話概説でもジワジワとした緊張感は右腕を大神に食いちぎられた司法神テュールの怨恨がある。…恐らく、対峙の二者の代わりに羽仰は饒舌になってしまうだろう…

ー486ー

・○ゲルマン神話とケルト神話の共通性:ゲルマン神話は13Cアイスランドで写本された『古エッダ』と1260年頃作者不明の『ヴェルスンガサガ』によるところが多い、ケルト神話は11C写本されたアイルランドの叙事詩伝説が残っている、その中に登場するトゥワサ・デー・ダナン(神々の意らしい)はケルト神話の神々であることが碑文や考古学的知見に裏付けられている。…アイルランド・アイスランドともゲルマン・ケルト両民族が活躍した地域の最西部で中世に書き留められたことによって散逸を逃れた。言語的にはインド・ヨーロッパ語族である。オージン(ヴォータンとも発音できる)は魔術師的最高神で、テュールは正義を掌る司法神で両神が協力して世界の秩序を維持する、また魔術的最高神のオージンは片眼で、司法神テュールは右手がない(経緯は本作品-叡智交換にて、)39p。これはトゥワサ・デー・ダナンを指揮するに到った王が同じような欠損部分があり、対応関係にあると神話学者は考えられている。≪旧世代の巨人-水~海の民のハナシ半分の記憶~伝承を引き継がなかった欠損も持つ:羽仰解釈≫テュールは剣の神であり、オージンは2羽の鴉(フギン<思念>とムニン<記憶>の意の名を持つ)を飼い、戦場でオージンの片眼から見つめられると体が麻痺すると信じられていた。

・○ローマ神話との類似と…

・○インド神話との類似点…ローマ・インドいずれも比較神話学のデュメジルによるところが大きい…、がオリエント・インド・ペルシャが賛歌・叙事詩の形体が多いのに比べギリシャ神話のようなはっきりとした物語になっている。

・18.1 ◎ゲルマン神話の世界:30p

・原古には天・地・海なく、そこも知れない巨大な虚無の深淵ギンヌンガガッツプ…≪水属性。18.12でも触れるが後述の悪戯神ロキが提供する漁労を事もなげに受け入れる、ゲルマンは陸の民と思われがちだが羽仰そうは介さない。屈せず元初の虚無と渡り合える叡智を潜在させている。≫…深淵ギンヌンガガガッツプ…だけであった。後…、

・-北の果てに、常に暗黒の霧に鎖され厚い氷と霜に覆われ突風が吹き荒ぶ、極寒のニフルヘイムでその中にフヴェルゲルミルの泉が湧き11の河となり流れる河の水は水源から離れると氷となり深淵ギンヌンガガッツプに落ち込み重なってゆく。

ー487ー

・-南の果ては、≪何処か銀河円盤を彷彿とさせる…≫極熱の火炎と眩しい光輝の世界、そこに生まれた者以外近づけぬムスペルヘイムでスルトという巨人が手に燃える剣をもちその境を守っている。… 

・…北の極寒≪天頂:羽仰解釈≫のニフルヘイムから運ばれ原古の深淵ギンヌンガガップの底にに落ち込み重なった厚い氷と霜の表面に、南の酷熱ムスペルヘイムから飛び散る火花によって生命与えられながら人間に形に凝固しユミルという巨人になった。

・…巨人ユミルが眠りに落ち寝汗をかくと左の脇の下から男女の子供が生まれた、また巨人ユミルの両脚はたがいに交合し息子を儲けた、こうして凶悪な霜の巨人たちの種族で巨人ユミルはその始祖とされる。(ユミルの単性生殖)

・…巨人ユミルと同時に同じように発生したアウズンブラという巨大な牝牛の乳房から4つの河となって流れる乳を食物として巨人ユミルは生きていた。

・…この牝牛アウンズンブラは塩分を含んだ氷をなめて飢えを凌いだがこの氷塊の中から、髪、頭、胴が現れ神々の祖先の逞しい美男①ブーリが誕生した。…(神々の祖先ブーリは氷塊に閉じ込められていて、単性生殖の巨人ユミルがその前にいた。さらにその前酷暑の南には剣を持った巨人がいた。)

・この神々の①祖先ブーリの②息子ボルは巨人ボルソルン(←由来不明、初出)の娘ベストラを妻に娶った。この夫婦の間に③神々の王オージン、とその兄弟ヴィリとヴェーである。

・18.2 ○天地創造(:30p)とオージン神(エシル種族、35p-18.7)の誕生:

・…この3柱の神々の王オージン、とその兄弟ヴィリとヴェーは協力して先住の巨人ユミルに戦いを挑み激戦の末ついに巨人ユミルを殺した。…ユミルの血は傷口からほとばしった血潮でたちまち大洪水が起こり霜の巨人たちは皆溺れ死んだ。(多くの神話は先代の怒りを買い罪・罰としておこされた大洪水とは趣が大きく異なる…オージンたちは自ら戦いを仕掛けて大洪水を起こした。)…只ベルゲルミルという巨人と妻は丸木船≪ここを以て羽仰は水辺~海の民と考える…≫に乗って現在世界の果てにあるヨーツンヘルムに住み、新しい霜の巨人の種族がこの夫婦から生まれた。(先住巨人ユミルは中華の盤古123pと似てはいる)

ー488ー

・…③オージンらその兄弟ヴィリとヴェーの三神は先代の巨人ユミルの死骸を原古の虚無の深淵ギンヌンガガップの中央に引きずり込みその死体を解体しそれから世界を創造した。血から海と湖が、肉から大地が、骨から山、歯と砕けた骨は岩石にされた、巨人ユミルの頭蓋から三神は天空を作ってそれを大地の遙か上方に置きその四隅にアウストリ(=東<ラテン語の語感ではアウストリは南…往々西と北≪沖縄≫、東と南≪ここゲルマン≫混同されやすい>)、ヴェストリ(=西)、スズリ(=南)、ノルズリ(=北)、という名の侏儒(初出)に支えることにした。

・その後でオージンその兄弟ヴィリとヴェーの三神は原初の南のはての酷暑ムスペルヘイムから飛来する【“火花を捕”(恐らく多義、火山・火砕流・隕石・リビドとも…多様な解釈可能)らえて天体を作り、それぞれに天空で占めるべき位置を定め、惑星にはそれぞれの運行の軌道を定めた。】これによって日と年が区別され時が数えられるようになった。(開闢早期に占星術だが≪もしかして外在的叡智があったとのかも?:羽仰解釈≫、世界は後述の通り円形…日や年が分からないくらい気候が乱れていたのであろうか:羽仰解釈)…先住巨人ユミルの脳髄は空中に投げられ雲になった。…大地は円形をしており周辺を深い海によって囲まれている。この外海の岸辺つまり大地の果てに三神は霜の巨人の末裔の住処ヨーツンヘルムを置き内陸部との境にはユミルの眉毛を植えて壁を設け凶暴な巨人が内の人間の住むミズガルズに及ばぬようにした。

・18.3 ○昼夜の別と日月の出現:31p

・…次に③オージンら三神が海岸を歩いていたとき2本の流木を拾いこれを材料に最初の人間を作った、男は世界樹トリネコの木から造られたのでアスク、女はニレの木から造られたのでエンブラと名付けられた、(異種漂着民を疑わせるが兄弟婚の匂いはない)この木から造った夫婦から内側のミズガルズに住む人類が生じた。三神は自分たちの住処を世界の中央に築いた、神々の砦アースガルズでその中に大広間の王座に座ると世界中を見渡しすべての人の行為が手に取るように見える。(全知的)

ー489ー

・前出、辺縁の巨人の国ヨーツンヘルムにナルフィというものの娘は髪も肌も黒くノート(夜)といった。この娘は結婚しダグ(昼)という光り輝く息子を生んだ。③オージンはこの母子を呼び出し馬と車を与え世界の回りまわらせ夜と昼を掌らせることにした。またムンデルフェーリというものの息子にマーニ(月)娘にソール(太陽)と名付け自慢した。

・…他の神々はこのことに腹を立て(?)この兄妹を天上に攫ってきて前もって酷暑のムスペルヘイムから飛来した火花<火砕流・隕石・中心銀河の造星域・リビド…・どうにでも解せる…>から作った太陽と月の車を引く御者をつとめさした。太陽や月は狼に追わせたり付け狙わせたりし、世界の終わりの時、日月は【狼】の餌食となり天空が血にそまるという。

・(類似:同じ印欧語圏のインドの神話4・18≪インド神話では、不死の甘露を飲んだ魔族のラーフの首が不死となりその災いとして日食・月食が起こる…の≫と似ている…【どこかに悪意を弄んでいるようにも感じる…天空の動きは狼の悪意で動いていることになる、狼が追わないと日月も動き~時を止める含意もはらんでいる】…)

・神々は、(恐らく三神)天と地の間に三色の頑丈な橋をかけた、人間が虹と呼んでいるのはこの橋のこと。

・神々の砦アースガルズに宮殿を建て用具を黄金で作り終えた後、神々は旧世界の巨人ユミルの腐敗した肉からウジ虫のような生き物が生じ土の中で活発に蠢いているのに注意し、呪文(…18.2南からの火花から得られる天空創造の業~外在的知性の様に羽仰は考える…)によってこれに人間の知恵と形に与えてやった。こうして発生したのが地中に住む侏儒たちの種族である。(これもそう…類縁とは言え、人類の自責の根源とさえ思えてしまう。人間と同等の知恵を持つ類縁種族の侏儒は腐敗した肉やウジ虫から作られていることになる。) 

・18.4 ○世界樹ユグドラシル32p:

ー490ー

・…このように創られた世界全体は(原古の虚無の深淵ギンヌンガガップに引きずり込まれた先住の巨人の死体≪30p中段≫はいつの間にか)ユグドラシルというトネリコの大樹(男を作ったのと同じ木)に支えられている。梢は天の上に突き出てそびえ枝は全世界の上に広がっている。3本の根は北の酷寒ニフルヘイムの泉30p-18.1に達してはいるが悪竜に食い荒らされている、もう一本は大洪水の際丸木船で大地の果てに逃れた霜の巨人住処ヨーツンヘルムに及び、その尽きるところに無限の知恵を蔵する蜜水の湧き出る泉があるこの泉の主はミーミルという名の巨人で(初出)知恵は名高い。最後の一本の根は③オージンの宮殿のあるアースガルズに達し神聖な泉が湧いている、その岸辺に過去・現在・未来を掌る女神がいる、彼女たちは浄めて純白にするこの泉の水をかけ樹が腐らないように努めている…略

・18.5 ○オージンとヴァルハラ(戦士の館):32p

・③オージンは神々の中の最年長者でいくつもの呼び名をもつ万物の父アルファズルやヴォータンは有名、オージンの住む館は高御座のほか12柱の神々(初出)席があり広く壮麗な館はヴァルハラと呼ばれる。

・…戦死について…

・…この場所ヴァルハラには勇敢に戦い死んだ戦士だけを連れてきて住まわせている。

・(…戦闘~戦士の死生観、戦意の支持と戦士の死後の保全ともいえる:対照:17.3ケルト戦士を巡る死は、終わりではなくもう一つの入り口で、他の生への休止期間となる。ケルト戦士の死生観と大きく異なる…)

・戦士や古代ゲルマン人たちの尚武の理想はヴァルハラに住まいし世の終わりまで毎日中庭に出て戦闘を演じては広間に戻り酒の宴につく、給仕を務めるのはヴァルキューレで選り抜きの戦士を選ぶのもしごと。特別な猪で殺され料理されても生き返り、牝山羊の乳から無尽蔵に流れ出る蜜酒もあるので食物に困ることはない。

ー491ー

・…③オージンにはa)フギン思念・ムニン記憶の名の鴉、b)8本脚の怪馬スレイプル36p下-18.8<ロキ…後述の奸知の賜物>、c)グングニルという投げ槍、&、d)ドラウプニルという黄金の輪37p-18.9…いずれもロキの悪戯による宝、をつけているこの輪は王権の象徴で9日ごとに寸分違わない子の輪を8個生むという。

・…③オージンは片眼であるが、無限の知恵の蔵されたミーミルの泉:32pの蜜酒の水を飲ませてもらうことを代償に片眼を与えてしまった。

・…また不思議な【魔力】を持つルーネ(ルーン)文字を苦行し自分自身への犠牲(自傷)として捧げ創案した。

・…(息子のブラギが掌る)詩を神々と人間のものにしたのも③オージンである、③オージンは姿を蛇に変え山の岩屋に忍び込み巨人(…恐らく霜の巨人?)の娘グレンズ3晩にわたって関係した、その上巨人の娘グレンズが番をしていた詩人の蜜酒を3口だけ飲む許しを乞い、3つ容器にはいった詩人の蜜酒を3口で飲み干した、③オージンはただちに鷲に変身し、神々の砦アースガルズに飛び還った、神々の砦アースガルズの中庭に、既に神々が用意しておいた甕のなかに詩人の蜜酒を③オージンは吐き出した。息子のブラギをはじめ神々はこの蜜酒をあたえられ飲むことが出来る。…③オージンが飛び還る際、巨人の娘グレンズの父は同様に鷲に姿を変え③オージンを追った、このときオージンの口からこぼれた蜜酒があったため人間のあいだには以降これをのんで2流3流の詩人が後を絶たぬこととなった。

・18.6 ○戦神トール(オージンに次ぐ第2の位でオージンと同じエシル種族35p-18.7)と美男神フレイ(豊穣と平和の神で第3の位/ヴァニル種族35p-18.7):34p

・神々のなかでオージンのすぐ次に位するのが戦神トールでスルーズヘイム(力の世界)にヴァルハラ32pに匹敵するほど壮麗なビルスキールニルという名の館を構えている、またミヨルニルという鉄槌で投げてもトールの手に帰ってくる武器を持っている、他に力帯・鉄の手袋をもち車を2匹の山羊が引いている。

ー492ー

・…トールの使命は霜の巨人をはじめとする神々の敵と戦って、世の終わりラグナレクのときまでミズガルズとアースガルズを彼等神々の敵から守りつづけることにある。(終末の告示)

・…フレイは豊穣と平和の神である、オージンの王座に座って世界を見渡した、霜の巨人の住処ヨーツンヘルムにすむ巨人の娘で絶世の美女ゲルズをみて恋いにおち結婚の介在を請け負った下僕のスキールニル(初出)の要求に応じひとりで動いて敵を倒す宝剣を与えてしまった。が、他に2つ、全軍が乗り込めるが折りたたむと懐にしまえるほど小さく航海すれば順風が吹く船37p-18.9と、空中・水上問わず速く走り毛が光る金毛の猪37pを持っている。(…宝自慢…)

・18.7 ○神々の一族たち:

・海と富の支配者ニヨルズ(美男神フレイの父-海洋民?)、美の女神フレイーヤ(美男神フレイの双子兄妹)、…フレイを含めこの3柱は戦い(いつの戦いかは不明?)の末勝負がつかず仲直りし、ヴァニル種族から③オージンのエシル種族の主神の列に加えられ神々の砦アースガルズに住む。

・…勇敢な【司法神テュール】は戦いの勝敗の決定者であり誓約を掌する神、戦の成り行きを見極める役割。

・…原初、オージンその兄弟ヴィリとヴェーの三神は南のはての酷暑ムスペルヘイム≪?銀河:羽仰解釈≫から飛来する【“火花”】≪恐らく多義、火砕流・覇金隕石・リビド・ビッグバーン…そして叡智とも…多様な解釈可能…≫を捕らえてて天体を作り、それぞれに天空で占めるべき位置を摂理として定め、惑星にはそれぞれの運行の軌道を定めた。

・…ゲルマンの戦場において、司法神テュールは星々の運行を見比べながら…戦の成り行きを見極める…即ち互いに遠隔の天文と地上との間には密接な関連があること知っている神でもあり…その上で競い・争う世界・宇宙が黄昏れて来ること前もって知っている神でもあった。…それが“大したことでもない”一方~『由々しき事態』でもあることにも憂慮している神でもあった。

ー493ー

・≪以下羽仰解釈≫…孤高の外在的叡智=エンコード=酷暑ムスペルヘイム≪銀河:羽仰解釈≫の火花だけでは、種族本来の雌性が陰り、勝敗が見えないことも知っていて。…同胞~類縁種が密かに持っていた“類縁”を見極める自然力デコード~デコーダの不可欠性も感じていた…ここで、怪狼フェンリル(=本作品では大神)と激しく対立する事になる。

・…

・…また、上記故に雌性神のデコーダ=イザナミの獲得を巡って争い、結果怪狼フェンリルに右手を喰いとられてしまう…。≪…以上羽仰解釈≫

・バルドゥルはオージンの最愛の息子で光輝く美貌と清浄を属性に持ち←→双子のヘズ盲目の運命の神とは対照的であるが切り離せぬ関係にある。

・…橋守ヘイムダル、知恵者ブラギ、怪力で無口のヴィーザル、正義の神で③オージンの最愛の息子バルドゥルの息子フォルセティ、冬の神スキー、弓上手ウル、など…。

・③オージンの妃フリグ、戦神トールの妻シフ、知恵者ブラギの妻イズン(不老不死のリンゴをトネリコの大樹のトネリコの箱にいれてある。このリンゴのお陰で神々は世界の終わりまで若さを保つことが出来る。)

・…海神エギルと妻ランはアース神たち(神々の砦アースガルズの神々?)と同族ではなく海底に館を構える。ランの持ち物は網で船を難破させたり、溺死者を客として厚遇する。ランから接待を受けるためには溺れ死ぬとき黄金を身につけていなければならない考えられている。

ー494ー

・18.8 ○悪神ロキの奸知:36p(彼の出自不明?はじめは身内らしい…≪襲名かも:羽仰判断≫)(ロキの悪戯はギリシャのヘルメス7p-1.3、10p下-1.3後半、11p中・下-1.3後半、13p-1.4中半辺りにおいて…至高神ゼウスの危機を忍んだり、デウスのために盗んだりしてその窮地を救う…。また同じくギリシャの文化英雄プロメテウスの悪巧みは人間に必要なもの<火>を盗むなど14p-1.5と悪行とは言え何らかの仁義を感じる…、正義・仁義と無縁のロキが奸知の点で破格で…<後述>ある。)

・…

・…(アフリカのトリックスター=エシュ神、や旧約聖書の『ヨブ記』においては信者ヨブの信仰心に悪戯しヨブの心を折った…これら最強のトリックスターらはどんな悪戯でもペナルティーがない…ゆえ神の近縁であるトリックスターらは僅かに悪戯を加減するフシがあるが…こと、ロキに関しては、反省を促すはずだった罰が、次の悪戯の起爆剤にしか思えず、修辞上現在形で書かれた神話は聴き手とっては現在進行形~未来形で…ロキはゲルマンの後の終末論~ゲルマン世界の終末にも荷担している。…世界の終末“まで”拘束されることになっていてそれ以降は神話のオリジナル~語り部たちも『いたずら』で何も語っていない。

・…マヤ神話の様に語らなくても~精密な暦が代弁している!のと激しく異なり、この語らない空白は…不気味で、破滅的終末論は中央集権に取り込まれ易く、その終末論ゆえ強靱な軍隊を作りやすい。…ゲルマンのロマンは何処か死や崩壊を彷彿とさせる、…)

・…ロキは性悪であるが奸知で何度も神族を救っている、…だが一方、世界の終わりの時には、魔軍に入って神々と戦う。…という定め<もエンコードされている>42p-18.13と終末(『ラグナレク』という…)にまつわる伏線もある。

・契約を逆手にとる…ロキ…

・…ロキの奸知…1)巨人の工人の姿で、巨人の攻撃から守れる城壁をつくると申し出、フレイヤー女神(美男神フレイの双子の兄妹)との結婚と太陽と月を要求した。ロキの勧めで工人と馬で一冬じゅうに一カ所でも完成して居ないところがあれば報酬はなし、と契約した。…工事ははかどって夏のはじまる3日前に城門を残すのみとなった、神々はロキを糾弾した。彼(ロキ♂)は優美な雌馬♀に変身し工人の馬スヴァジルファリに向かって嘶きかけた。

ー495ー

・(種の転換は数々あれど性の転換の神話はじめて。)工人の馬スヴァジルファリは手綱を引きちぎって欲情し工事が停滞した。ついに期日まで完成できず<従って対価が支払われ無いことなり>城を請け負った工人は怒り…巨人の本来正体を現した。…そこで、神々はトールの名を呼んだ、するとトールが現れ巨人の頭を粉砕した。工人の巨人にただ働きさせて世界の終わりまで安全な城壁ができた。奸知1-1)ロキ♂は牝馬♀のまましばらくスヴァジルファリと逢瀬を楽しみ、8本脚の③オージンの愛馬スレイプニルbを生んだ。

・18.9 ○悪神ロキの悪戯(これによって神能と不可分の宝を獲得):36p

・…悪戯な悪神ロキは、戦神トール(No,2)の妻シフの金髪を切り取ってしまった。自然の毛髪と変わらないように伸びる金髪の髪を作るよう約束し解放された、早速侏儒のイワルディの息子たちに仕事をさせて約束の黄金の髪を作らせたうえ伸縮自在の船スキーズブラズニル35p-18.7と投槍グングニルc,33p-18.5も制作させた。これらの宝をもって主要三神に贈呈し、得意に自分で作ったかのように自慢した、これを聞いた鍛冶の名人シンドリーの兄弟でブロックルと言う名の侏儒が「少しも劣らぬ宝を作れます」といい互いの頭をかけて宝比べすることになった。

・…ロキは虻に姿を変え相手の邪魔を3回したが、フレイ(No,3)の金毛の猪、③オージンのドラウプニルdの増えるリング、戦神トール(No,2)鉄槌ミヨルニルをつくった。三神は世界を守るため不可欠なのが鉄槌ミヨルニルで最も貴重と言うことになり、ロキが負けとなった。…負けたロキは「頭は賭けたが首はかけた憶えはないので、首を傷つけず頭だけとってもらいたい」と言葉巧みに言い逃れた…(誰かの「何とかの商人」に出てきそうな台詞)。勝ったブロックルはロキの両唇を縫い合わせ意趣をはらした。

・…ロキは世の終わりのラグナレグの時破滅のためのお膳立て拵えあげられてゆく。(予言的口調)

ー496ー

・18.10 ○ロキの子供達=3つの怪物(怪狼フェンリル、大蛇ヨルムンガンド、半分黒い女怪ヘル)

・悪神ロキは先住の霜の巨人の住処ヨーツンヘイムでアングルボザという名の女巨人と交合して(上記の)3つの怪物を生ませた。…このことを知った③オージンは神々に命じてこの三匹の子供たちを連れてこさせた。…手始めに大蛇ヨルムンガンドを世界の回りを取り巻いている深い海の底に投げ込んだ、…現在では巨大な身体が大地の周囲を一回りし尾の先を自分の口に咥えていた。…恐らくこの大地の周囲一回りの所為でヨルムンガルトは海の底最深部には至っていないと推測される…(←:羽仰談、ギリシャの都市伝説の怪物ウロボロス≪対象章なし≫…出自不詳、や203p-≪対象章なし≫アフリカ神話の挿絵に自分の尻尾をのむ蛇がのっている…に似る)

・…次の怪物、半分黒い女怪ヘルを原古の北の酷寒ニフルヘイムに投げ込んで病気や老齢によって死ぬ人間の死者(原文通り)たちを支配させる大役を命じた。…半分黒い女怪ヘルは、エーリューズニルと呼ばれる広大な広間を持ち、高い壁に囲まれた屋敷に住み獰猛な番犬で守られている。

・…三匹目、神々は最悪の怪狼フェンリルにレージングとドローミという2つの枷を試してみたが、怪狼フェンリルの汚名と彼のプライドと矜持にかけて簡単に枷を壊した、…③オージンは(No,3の)美男神フレイの従者スキルニール(宝剣をもっている従者34p-18.6)を地下の侏儒たちにグレイプニルという魔法の紐を作らせた…(中略…)、絹のようにすべすべで柔らかだが切れない魔法がかけられていた、怪狼フェンリルはこのことを察し…期限付きの魔法であることも承知の上そこも含みおいて、力試しには乗らなかった。…そこで神々は「おまえがこんな紐も切れないないなら、おまえを恐れる理由もないのだから、そのときは必ず解いてやる」といった、怪狼フェンリルは「約束が嘘でない保証に神々の中のひとりが自分フェンリルの口の中に右手を入れてくれるのであれば縛られてもよい」といった。

・…フェンリルにはそのプライドにかけ…『怪物といえども決めごとを遵守する…ゲルマンの神々にも決めごとを遵守させる…』矜持のようなものがあった。

ー497ー

・…しかし神々は顔を見合わせ誰もが尻込みした、…誓約を掌る司法神テュールが勇敢にもこの役を買って出た。おかげで怪狼フェンリルを世の終わりまで魔法の紐で縛り上げることができた。…しかし、神々が紐を解かぬのを知った怪狼フェンリルは司法神テュールの右手を噛み切った。紐は解かなかったし解けることもなかった…フェンリルは世界の終わりまで悪神ロキの子、殲滅できず殺しても死なない…(おおかみ)フェンリルの汚名の呪縛は解けなかった~解かなかった。…同時に、番に、…逆説的にゲルマンの神々に『誓約・約束の遵守』枷をかけたことになる…さらに『誓約・約束の前提を違えれば紐を食いちぎる…カモシレナイ…』…とでもいう波の様に揺らぐ浮動圧力をもって、…現にゲルマンの神々はフェンリルが魔法の紐をひきち切れなかった光景を実証として誰もみていない…≪…フェンリルの所作から期待しているだけ…逆説的にもう一歩:マッチボンプ-『世界の終わりラグナレクをフェンリルに託した』…≫。…司法神テュールの利き手の右手と引き換えに真心~赤心のタネ~真の繁栄の基をゲルマン世界に「叡智交換」している。

・<…上記…かなり羽仰の解釈が混じる~本作品の「叡智交換」と被るのは単なる偶然だったのかもしれない。…だが。…ゲルマンの狼フェンリルの呪縛は綻ぶが、本作品の大神は揺るがず『ハナシ半分』のリアリティーを伝え続けている=祓えない恐怖はなくラグナレクは真の世界崩壊でない…眠り蘇り目覚める…>

・18.11 ○(③オージンの)最愛の息子バルドゥルの死:39p…ロキの悪行…いきなりギリシャ神話調に…

・オージン最愛の息子バルドゥルは不吉な夢を見た。母フリッグはすぐさま世界中のありとあらゆるものに「バルドゥルにけっして危害を加えぬ」誓いをたてさせた、神々はバルドゥルに様々な武器やありとあらゆるものを投げつけた…バルドゥルが何によっても傷つかないのを見て楽しむ遊びをはじめた。(…もうオチは分かる!)

・母であり妃のフリッグはうっかりロキに「ヴァルハラの西に生えている宿り木の新芽はあまりに稚なく…」誓いを立てさせていないことを漏らしてしまった。

ー498ー

・…ロキはこの宿り木をとって、神々の中に行ってみた。兄弟のヘズだけは盲目であるためにこの遊びに参加出来ずにいた。ヘズに「自分が方向を教えるから、この枝(誓約をしていない宿り木)を投つけて遊びの仲間入りするがよい」と勧めた。宿り木はバルドゥルの胸を挿し貫き絶命した。

・バルドゥルと愛妻ナンナ(悲しみで心臓が張り裂けてしまう、…オリエントではあるまいし冥府くだりのイナンナに語呂が似すぎているのも気になる)の死を諦めきれない母フリッグはオージンの息子ヘルモーズに冥府に行ってヘルにどんな身の代でもあたえてバルドゥルを神々の砦アースガルズに連れて帰るように依頼した。ヘルモーズは父の愛馬で九夜谷間を駆け抜けヘルの館につく、そこでヘルの賓客とし王座に就くバルドゥルと再会する。…ヘルは「ひとりでもバルドゥルの死にを泣くのを拒むものがあれば自分のもとに留まらなくてはならぬ」と答えた。これを聞いた母は安堵した、ところがロキが化けていた女巨人は「流す涙はないヘルのもとに居るがよい」と拒否した、バルドゥルは万物の悲嘆にもかかわらず世の終わるときまでヘルのところに居ることとなった。(前述の怪狼フェンリルと司法神テュールと比較すると物語の行間にいくつもの人間模様が見える…いかにもギリシャ悲劇)

・18.12○オージンの息子バルドゥル殺害で捕縛された悪神ロキ:ロキの漁労供与

・…≪18.1でも示唆されるようにゲルマンは水辺の民。陸の民のように、泉よりおおきな水は陸の民は死あるいは絶望の最果てを意味し…そこから採れる物など口にしない。16.5太陽と月の双魚宮神の神話にひきつづいいて"羽仰の遠大なる脱線ー386ーあたり…"でも陸の民オリエントのアッカド人のように海[ここでは水~流動]=死と崩壊の象徴の様には…ゲルマンの民は思っていない…ゲルマンの深層には水辺の記憶があると羽仰は介す。≫

・…復讐を恐れたロキはとある山に逃げあらゆる方向が見渡されるよう四方に戸口のある小屋を建てたが③オージンに発見され、ロキはあらかじめの計画通り鮭に姿を変えた。…小屋にいるときどうやったら隠れている自分を捕まえることが出来るかと思案しながら【亜麻糸で魚とりの網】を工夫して編んでいて、小屋から出るときその網を火中に投げた。(…“あらかじめ”・“計画”とかあるいは“世の終わるときまで”とか時間軸が戻る・飛ぶ表現法のゲルマン神話は見てきたとおり、かなり使われる)<網≪漁労の網≫はこうしてロキによって神々の世界で発見された>神々はロキの居ない小屋の中に網の焼けた灰が見つけた。

ー499ー

・…神々はこれを参考にしてロキが作った網を作り上げた。この網をロキの隠れている滝壺の投げ入れ鮭に化けたロキを捕まえようとした、追い詰められたロキは網の上を飛び越えようとしたところ、尻尾を戦神トールによって捕まえられた、以後、鮭―ロキの変身体の尾の部分が細いのはこのためである。

・…ロキ(鮭)は捕らえられた、ロキの2人の息子ヴァリとナルフィも捕らえヴァリを狼に変え、ナルフィを八つ裂きして殺させた(ペナルティーが残虐!!)神々はナルフィの腸を引き出しこれでロキを洞窟の3つの岩に縛りつけた、その上で(魔法で)ナルフィの腸を鉄の鎖に変えた。その頭上から蛇の毒液が滴り落ちるようにした、ロキの妻が付き添い蛇の毒液を桶で受け止めた、いっぱいになった桶を空けるあいだロキの顔に毒液がかかり苦痛で身を震わす、そのたびに地上では人間が地震と呼んでいる現象が起きる。

・18.13○神々の黄昏-ラグナレク:42p…(3年夏のない)厳冬が3度繰り返され道徳が廃れた、後に太陽と月が狼に呑まれすべての星が落ち≪…まるで覇金隕石…≫、山が崩れたロキ、怪狼フェンリル≪本作品の大神…ゲルマン≒小神族と敵対だから大きな齟齬はない。≫そのフェンリルが自由の身となる。原古第2相、南の極の熱の巨人スルト30p-18.1の放つ猛火で世界が焼ける。

・…<終末予言とトリックスター<ロキ>の抱き合わせはインド・ヨーロッパ語族の神話としても珍しい)しかしロキの刑罰は永遠ではない。何故なら現在世界(←原文通り、行間では超古代世界のこと、時間軸トリックに注意)は神々の黄昏ナグナレクを迎えなければならないそのとき。悪神ロキも怪狼フェンリルも緊縛から解放され魔物たちの軍に加わり、アースガルズの神々を殺し合い、世界の破滅のために一役買う定めになっていたからである。(…これまた予言的…神話の範囲を超えほぼ歴史の範疇の新約聖書『ヨハネの黙示録』に酷似する世界崩壊。…当然、ゲルマン神話ラグナレクの方が先である。>

・…神々の黄昏ナグナレクの前触れフィムブルベルトという雪と氷の(3年夏のない)厳冬が3度繰り返され太陽の熱が何の役にもならず、道徳が廃れ肉親の殺し合いと姦淫がおこる。

・…若干反復するが…

・…その後、ずっと狼に追われてきた太陽と月…

ー500ー

・…(伏線として:31p-18.3ムンデルフェーリというものの息子にマーニ(月)娘にソール(太陽)と名付け自慢した。神々はこのことに腹を立て(?)この兄妹を天上に攫ってきて前もって酷暑のムスペルヘイムから飛来した火花から作った太陽と月の車を引く御者を務めさせた。太陽や月は狼に追わせたり付け狙わせたりし、世界の終わりの時、日月は狼の餌食となり天空が血にそまる。)

・…狼に追われ、太陽と月が、ついに呑み込まれてしまう、またすべての星が天からおち大地は激しく揺れ山々が崩壊してあらゆる縛めがちぎれ落ちる。

・…ついに、(トリックスター)悪神ロキや怪狼フェンリルは自由の身になる。

・<悪神ロキが捕縛されるも再び解放されるという、物語の流れは新約聖書の終末神話に相当するヨハネの黙示録と酷似するがゲルマン神話の方が周到な伏線が用意されており、唐突でないことを加えておく。…いずれにしてもこの類いの終末観は中央集権や戦士が強化される点である。>

・…<決定的に異なるのはヨハネの黙示録(新約聖書)が未来の終末預言の語り口…後がないであるのに対し、…ゲルマン神話では、英雄(シグムント-後述)の時代以前の大昔の出来事なのである。…黄昏れて、以降もハナシ~綿々と連なる命はつづく。…その後この地域はこのゲルマン神話も捨てずキリスト教も信仰する~習合するようになっている。>

・…<すなわちキリスト教的終末もゲルマンの終末ラグナレクともに…“ハナシが終わって萎えたリビドーがソノママ。”…も含みおいているということである。…ゲルマン神話は世界が終わっても新しいシグムント→後述を作れば良いだけである。>

・<…だが、である。>

ー501ー

・…<生命エネルギー=リビドは大西洋を越え、主にマヤ神話~マヤの暦そこそこ復活、…太平洋ポリネシア神話~日本・西太平洋沿岸を経てリビドーはほぼ完全に復活する…このことをハナシ半分でしかゲルマンの神々は知らない~半分は知っていた…時代が歴史時代に移って…新約聖書の時代になって『終末のよしみ』で習合するのであるが中央集権や軍事のドーピングに長けた新しい~新約のキリスト教≪因みにその継承理念は共産主義~革命主義…≫は、他方、終末のまま思念の停止とゲルマン神話になかった殲滅・排除に呑み込まれる…ここに至ってはハナシ半分のまま密かに抱え持っていたリビドーの不滅もこの殲滅と排除で完全に欠落し…後述のように丸呑みされ激しく藻掻き共死を試みる…元よりあったゲルマン神話の熱狂はこの欠落によってさらに火を噴く>

・(…詳細はパレスチナ・キリスト教神話に回帰する。)…<元来、新約聖書の『ヨハネの黙示録』はイエスやヨハネを迫害したユダヤ社会(若干当時のローマの法もあっただろうが)への根深い怨恨でヨハネが復讐したかったのは、明らかにユダヤ社会である。…『新約聖書』編纂において北方にあったゲルマンの『ラグナレク』とはとてもよく似ていて、反復・継承を繰り返すうちに“単なる恨み節”が恐怖で真心を呑まれた~似たもの同士として、終末預言に変わってゆく…この軍事・中央集権のドーピングは布教にも転化される…熱狂的布教…>

・…<蛇足の勇者羽仰は:この類似の曳きこみが真心を摂理に捧げた人にもおこる…統合失調症である…終末における摂理神と戦神の習合が、“神と異なる”人としての地平~真心が『ラグナレク』・『黙示録』として反復再演される…喩えるなら分析心理学の開祖CGユングの書『変容の象徴』の仮称-ミラー女史の内界の内なる異性の英雄チワントペルの「悲劇的終末」でも起こっていると分析される。:羽仰の蛇足終了>

・…復活した怪狼フェンリルは、…③オージンを呑もうとする…

・…<『過去から延々と繋がる“ハナシ半分”を呑み…怪狼の内部=暗闇に、呑み込まれようともリビドーは無事~ココニイテモイイ…:…“残り半分”の暗闇は睡眠と心労回復』…≪少なくとも本作品の大神としては…≫このリアリティーを伝えたいがために≪≫秘儀のパフォーマンスをするかも知れないが…果たして、殲滅・排除の麻薬に戦神であり寛容なオージンが時を超えて…「今此所で」気がつけるかどうかにかかっている…過去~繰り返されて来たオージンの元型は…恐らく以下・後述の通りかも知れない…先例はヒックリ返す~ひっくり返せる。フェンリルは名をかえ、おおかみ=大神として改めて、オージンと司法神テュール=小神の族長に改めて、ハナシ半分とココニイテモイイを提示している。>

ー502ー

・…<暗闇はハナシ半分、復活も含みおく、呑みこまれてもココロもカラダもリビドーも深い眠りから覚めるだけ。…と。…重症鬱の方や統合失調症の方に…羽仰・大神・≪利き手だけ呑まれた≫小神族の長テュールらは、心込めてイ・イ・タ・イ。…真心-赤心から涌いてでる胡散臭さ~ハナシ半分を受容できなくても傍らに置くという抗いを続けて欲しい。>

・…黄昏はついに…、③オージンは怪狼フェンリルに呑み込まれ最期を遂げるがフェンリルは心臓を刺し貫かれ死ぬ、≪本作品ではオージンの代わりに小神の長テュールが、ハナシ半分の世界からその心臓丸ごと盗みとる~雌性神イザナミの拉致にあたる…≫

・…軍神トール<2nd>は大蛇ヨルムンガントの毒をあびいて絶命し、豊穣と平和神フレイ<3rd>は原古の南の酷熱の極ムスペルヘイムから火の魔軍を引き連れるが、南の巨人スルト(南の境界を守る燃える剣を持つ巨人30p-18.1…南の酷暑は分裂してしまったと考えられる)と戦い燃える剣で討ち取られてしまう、司法神テュール≪本作品とダブるが此所は“ハナシ半分”≫彼は冥府の番犬ガルムと、…神々の見張り役ヘウムダル35p-18.7は、悪神ロキと相討ちになってしまう。戦いの最後に原古の南の巨人スルトが放つ猛火で天も地も焼き尽くされ全世界が滅び尽くす。

・…破壊の後また海から新しい新世界浮かび上がった。

・…だが!

・(…繰り返す、ここまでパレスチナあるいはキリスト教神話の終末<新約聖書ヨハネの黙示録>ときわめて酷似する。…ヨハネの新世界には海はなかった、…終末に熱狂するのはゲルマンだけではない、パレスチナあるいはキリスト教の神話世界でも同様であるが、彼らもヨハネの黙示録も強い再出発力がない~マヤ神話・太平洋圏の神話々らのリアリティーを知らない。~リアリティーは潜在し寝ている。)

ー503ー

・③オージンの仇=怪狼フェンリルを討った④ヴィザールとその兄弟ヴァーリ、軍神トールの息子モージとマグニは生き残り、そして冥府からバルドゥルと盲目のヘズ(ヘズは仇討ちされバルドゥルの後を追い冥府にいたのである)は新世界が到来すると黄泉がえってくる。他方ホッドミーミルの森(初出)は焼け残り、リーフとリーフスラシルという人間の男女が朝露で命をつないでいた。

・18.14 ◎英雄神話の時代

・…以下参照…

・18.15 ○シグムンドと輝く剣:43p

・…オージンの血統を引く⑤ヴェルスングはオージンのお気に入りのヴァルキューレフリョドと結婚し双子の⑥長子シグムンドと長女シグニュ他9男をもうけた。

・ガウトランドの強大な王シゲイルは長女シグニュに求愛した、婚儀の夜、広つばの帽子を目深に、袖のない斑のマントの長身の老人がいた、誰も見知る者はなかった、この老人は片眼が無く手に一振りの剣を持っていた、←③オージンである…⑤ヴェルスングの館の中央に柏の大木があり枝が館を覆っていた、老人-③オージンは誰も一言も発せずにいる中この幹につかつか歩み寄り持っていた剣を柄のところまで深く突き刺した、「…引き抜く者が私からの贈り物としてそれを所有するがよい、稀代の名剣であることを身をもって確かめることが出来る」といい婚儀の広間から出て行った。

・夢から醒めたように先を争って剣を抜こうしたができず、⑥双子の長子シグムンドは何の抵抗もなく抜くことが出来た、義弟となったシゲイルは剣の目方の3倍の黄金で譲ってもらうよう頼んだが⑥シグムンドはにべもなく断った、シゲイルは密かに復讐を心に誓う。

・初夜の翌日シゲイルは海の天候を理由にすぐ帰国したいと申し出た、シグニュは一夜の接触で夫シゲイルが悪人であると既に見抜いていた、結婚を解消したいと父⑤ヴェルスングに申し出たが父はこれを許さず、新郎新婦の帰国を許した。シゲイルは丁重に詫びその代わりに三ヶ月後ガウトランドに招待するといい、⑤ヴェルスングは約束をした。(…なんというリアリティー、なんという不用心)

ー504ー

・18.16 ○シゲイルの悪巧み:(記載が欧州的強迫)44p

・…シグニュは夫シゲイルの悪巧みを知り、わずか三隻の船できた父と兄弟に帰るように密告するが、⑤父ヴェルスングは敵に後ろを見せない誓いがあると(…なんというリアリティー)、部下たちともに討ち死にしてしまう。長子シグムント以下10人の王子は捕虜にされてしまう。シグニュは殺さぬよう夫に懇願する、シゲイルは「…もっと残酷な死に方をする」といいつつ妻の懇願どおりにした、10人の王子たちは森で縛られたまま放置されることとなった、…真夜中に牝狼がやって来て一晩にひとりずつ喰い殺した、この牝狼はシゲイルの母が魔法で変身したとも言われる。

・シグニュはこの惨状を知ると最後のひとり⑥シグムンドの顔と口に蜜を塗った、最後の夜牝狼はシグムンドの顔をなめ回したうえ、終いに彼の口に舌を差し込んだ、シグムンドは牝狼の舌を力一杯噛みついた、激痛に驚いた力でシグムンドを縛っていた木材が折れそのまま牝狼の舌を噛み切って復讐を果たした。

・18.17 ○シグニュの復讐の誓い:45p

・⑥シグムンドは森の奥に土の小屋を建てて復讐の機会を待った、

・…一方双子の妹シグニュはシゲイルの種により息子2人生んだが使い物ならないことを知るとシグムンドに殺害させた。

・2度失敗によって覚ったシグニュは魔女に頼んで自分と姿を交換してもらった、自分が戻るまで毎夜シゲイルと同衾するように頼み自分は魔女の姿でシグムンドところに行った、そこで双子の妹シグニュとは知らず兄の愛撫を3晩つづけて身を任せた。双子の兄妹の相姦によって、シンフィエトリが生まれた、この子は衣の袖をうでに縫い付けたうえで毟り取ってみたが平然としていた。またシグムンドところに連れて行き蝮ごと粉を捏ねてパンを焼いてしまったので(…使い物なると、)訓練を施すことにした。(…なんというリアリティー)

ー505ー

・18.18 ○狼になるシグムンド父子(毛皮が脱げなくなる):46p

・これ以降シグムンド・シンフィエトリ父子は追い剥ぎの暮らしを続けた。(…なんというリアリティー)

・ある押し入った住居に狼の毛皮が2枚つるされ2人の男が寝ていた、彼等はある国の王子だったがこの皮の魔力狼にされ10日に一度人間の姿に戻っていた…そんなこととは知らずシグムンド・シンフィエトリ父子はこの皮を着てみた、すると脱ぐことが出来ず声は狼のうなりになった、そして7人以上の人間と出会う時うなり声を上げ助け合おうと狼の言葉で約束した、ところがシンフィエトリは11人の敵を倒したことでシグムンドは激怒しシンフィエトリの喉を噛み切ってしまう。…テンを再生させた魔法の葉でシンフィエトリは蘇生した。

・10日目が来て魔法が解けた。

・18.19 ○復讐とシグニュの死

・シンフィエトリが成人し機が熟した、…シグニュが残酷で略)再びシゲイルに捕縛される、シゲイルは不審な盗賊をただ殺すのは飽きたらず、閉じ込め父子二人のあいだを大きな石塊で仕切られた塚に閉じ込められた。塚に蓋がされるときシンフィエトリの足下にワラにくるんだ何かが投げられた、ワラを開いてみるとシグムンドの剣があった。二人は石塊を剣でノコ引きにし(これも魔法)父子は天上を破って脱出を果たした。

 そして夜更け、ワラを積み上げ放火し、自分たちの素性を名乗った。シゲイルを驚愕させた。…そして双子の妹・母シグニュに脱出を呼びかけた。我が子を次々に殺し双子の兄とも厭わず交わって目的を遂げたいまもはや生には何の価値もない、シゲイルとともに死ぬ覚悟であるとシグニュは双子の兄と息子に接吻し火中に身を投じ皆焼け死んだ。(妹シグニュの内的破壊力は考察に値する)

ー506ー

・18.20 ○シグムンドの戦死:47p

・故郷に帰ったシグムンド・シンフィエトリ父子はその地の王を追いだし父祖の王位を取り戻した、シグムンドはボルグヒルドという妃を娶り多くの輝かしい勝利を収めた。あるときシンフィエトリが義母ボルグヒルド妃の兄弟と同じ女性を妻にしようとしてあらそった末殺してしまう事件がおこった、これで王妃の怒りを買いシグムンドの面前でシンフィエトリを毒殺してしまう。

・最愛の息子の遺体を抱き森へ入っていった、とある狭湾に1艘の小舟がありなかに見知らぬ男がいた、男はシグムンドに向こう岸まで渡してやろうといい、これを受け容れた、船は小さくシンフィエトリの死体を先に渡してもらうため船に乗せると船はシグムンドを岸に待たせたまま遠ざかり見えなくなってしまった。…もうだれでもが分かるように③オージンは自分の館ヴァルハラにシンフィエトリを賓客として自ら出迎えたのであった。

・シグムンドはボルグヒルドと離婚し、エイリミ王の娘ヒヨルディースと結婚したが同時に求愛していたリュングヴィ王の遺恨をかい戦争となった。(女性が戦争の原因…ホント?ここまで繰り返される戦争ってなに?)

・勝敗はつかずシグムンドのまえに広つばの帽子を目深に、袖のない斑のマントの長身の老人がいた、誰も見知る者はなかった、この老人は片眼が無かった、がシグムンドに槍で打ちかかってきた、シグムンドが打ち返すとオージンの賜物の剣がこの片眼の男の槍に当たると折れてしまった。その瞬間からシグムンドの軍勢の旗色が急に悪くなった、ついにむなしく戦死した。…オージン自ら出迎えに来ていたのであった。(…反復である)

・18.21 ○シグルズ活躍譚:48p

・シグムンドが討ち死にしたとき既に新王妃ヒヨルディースから生まれたのがゲルマン神話で最も有名な⑦?英雄シグルズである、オージンの助けで名馬グラニ、鍛冶の名手侏儒のレギン、父シグムンドの剣の破片からグラムという名の神剣を鍛え、悪竜ファーヴニルを退治し名声を得た。

ー507ー

・シグムンド・シンフィエトリ父子とは異なり彼をめぐる女の争いが起こった。これを機に彼は就寝中に暗殺された。

・18.22 ◎ケルト神話の世界:49p(…ここはゲルマン神話の解説者が同胞~兄弟神話としてあげている、前項17で解説済みで表題のみ記載…)

・○ダナン神族4つの宝物:(①ファールの聖石②ルグ神の槍③ヌアドゥ神の剣④ダグダの大鍋)

・○先住種族との第1の戦い:(3日太陽が出なかった)

・○悪神フォモレ軍と第2の戦い:50p

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――――――――――ささやかな別章―――――――――

-----いくつかの神話を巡る物語

-----------------&複数のテーマが混

-----------------ざったもので繰り込

-----------------み~入れ子構造を羽

-----------------仰が判読不能のもの

-----近親相姦

197p~200p-7.4~7.13ドゴン神話

:一人孤ユルグは母から言葉を得ようと大地の母の腰蓑を盗り闘争したのち母と交わった、→原初の相姦と不浄の発生

ー508ー

・…参考、この不浄のため創造神アンマは妻である大地の母に背を向け、自分だけで生き物をつくることにした、湿った粘土で(洪水神話でよく出くわす表現)玉を投げると、そこから一組の人間が生じた。

・…上記のように双子性がなくなり、近親相姦の結果不浄となった地上において、長子でひとりぼっちの狐ユルグのように単独で不完全な存在が生じたため、水の神大精霊ノンモは狐ユルグのような過誤を犯すことを恐れた。

・そこで水の神大精霊ノンモは、ただちに地面に地面に重なり合った二つの輪郭を描いた。そこに新しくつくられた男女が横たわりそれぞれ男女の一対の魂を得た、(が、男性魂は陰核にも宿り、女性魂は包皮にも宿った)しかし不浄となった地上で理想的な存在様式をとることが出来ない、水の神大精霊ノンモは魂の安定を図るため改めて男には割礼・女には陰核切除を施し、バランスのとれた対を創った。

・…他方、地上世界の再生は父なる神アンマに代わり水の神大精霊ノンモが行うようになった、遂に水の神大精霊ノンモは地上に降り、自分たちを生み出した性器でもある蟻塚に入り込んだ、彼等<男のノンモと女のノンモ>は水と光とことばによって大地を浄化した、穢れは変わらなかったが生命の活動に必要な清浄さは取り戻した、水の神大精霊ノンモはまた不完全な存在の狐ユルグから母なる大地を守るため…。

・…男性のノンモ神は蟻塚のなか(=女性性器の象徴)で白蟻塚(=男性性器の象徴)の切除で取り除かれた男性性の位置を占め、女性のノンモ神は蟻塚(女性性器の象徴)の中で女性性に取って代わり、女性ノンモの子宮は大地の子宮の一部となった。

・…まだ地上には死というものがなかった、創造神アンマが粘土からつくった八人の始祖たちは、それぞれ男女の魂と性器を備えていたので、孕み、産み、増えていった。…

・…今となっては理解できない衝動で一番年上の始祖は水の神大精霊ノンモのいる蟻塚に入っていった。大地の子宮の中で年上の始祖は水の神大精霊ノンモの水とことばの力によって精霊に変貌し再生して天に昇った。

・…(キリストの冥界下りに類比される、全く異なるモチーフも混ざっているが…)

ー509ー

・(←参照①新約聖書外伝ニコデモ福音書、十字架に架けられたキリストは神に愁訴した故、(罰として…)冥府に降りた、冥府で自由であったサタンを捕らえ冥府の奥底に幽閉した。そして天に昇った…参照:ミトラも冥府へ下った。/ケウル-ミトラ聖典ネットより。参照②56p-2.1→スラヴ二元論的創世神話:生きている人間は神のもの、死者は悪魔のものと定めたが、後にイエス・キリストは悪魔から死者を取り上げた。参照③111p-5.15→オリエント・ヒッタイト伝説<散逸断片多い>、…嵐の子とされるテリピヌ神(照火主と当てたくなる)が地上から姿を消すと、地上には不毛が生じた。人も動物も産まなく<災害に相当>穀物も稔らなくなった。嵐の神は息子を探し回った。嵐の神は女神ハンナハンナ<=シュメールの女神ニントゥ{原文111pより}参照:ニントウが血・肉・粘土で人間を作る105p-5.9、イナンナに語感が似ているが別の神らしい>にも息子を探してくれるよう頼んだ。…シュメール・アッカド神話のイシュタル=イナンナの冥府降り101p-5.4に対応すると神話学者たちは考えている…夫のドゥムジを冥府においてくる…など興味深い。

・女神は蜂を呼び出し<天候変化と蜂は関係している?2000年代に蜂が群れごとイナンナってしまうことが何件かあった。温暖化がハッキリし出す時期でもあった。>テリピヌ神を見つけ出すよう命じた。

・…<大国主の受難にも蜂が登場していたのも気になる、また英語圏ではイナイイナイバーはbee-bapという>…散逸断片…蜂に刺されて目を覚ましたテリピヌ神の心をなだめるために多くの香油が捧げられ犠牲の羊の血が注がれた…らしい…。テリピヌ神の心をなだめるために、鷲が呼ばれてきた。これは、その翼をあおいでテリピヌ神の怒りを静めるため…らしい…

・テリピヌ神の怒りのため泉や川は溢れていたが<洪水だろう…>、今は静まり神々は安心し、不毛が解消された。)

-------------------&:浄化・冥府降り

・121p-5.21(ギリシャ神話、BC1~2-プルタコス編)オシリス神話:ボカされてはいるが母子相姦

:…農・法・信仰の知恵者オシリスは騙され棺に閉じ込められ流される。

・…(ヒルコや青岸渡寺に似たモチーフが潜む)棺は大きな樹に取り込まれるが妻イシスはこれを一度取り戻す、しかし敵対するセトにオシリスは14に切られ散りばめられた。死んだオシリスは冥界から息子ホルスのところに写しとしてやってくる。そして息子を復讐の訓練をさせる…息子ホルスは勝つ、…色々あるが息子ホルスの至上権を得る。逸話としてオシリスの妻イシスは死界から訪れたホルスの写しと共寝しハルポクラテース(下半身が弱い/語呂がヒルコ…)を生んだ。

・(…参孝121p-5.21オシリス神話プルタコス著、近親婚を暗示し時御たぬうちに生まれ下半身が弱い、ハルポクラテースや174p-13.1日本神話ヒルコ-日本書紀に足が萎えるのたぐいの記載、ヒルコ出生と近親婚は道祖神伝説<対象pなし>とも比定される。…足の弱い人間は228p-16.4マヤ系の『ポポル・ブフ』での出てくるが、近親婚より神のやり直しモチーフ…)

19~22p-1.9ギリシャ、エディプス悲劇

:神託により、実子エディプスを捨て子したライオスは成長した実子エディプスに殺される、継王は災いの怪物スフィンクスの謎解きと退治をしたものに王位するという布告を出す、エディプスはこれをやってのけ、全く知らず父を殺し母と結婚をした。

138p~10-1中国ジンボ族(少数部族)

:大洪水後「…姉弟を結婚させよう…人類が全くいなくなってしまう」…(…山の神の苦渋の決断)

----------------------&:生殖

90p-3.4ペルシャ

:第三の三千年期人類の祖カユーマルス死後大黄の草から生まれた兄妹が夫婦となる…神の苦悩と神託…「我が子は食べないこと!」…

59p-2.3スラブ伝説

:人類植物起源伝説、兄妹と知らず結婚した二人あるいは神の憐れみで2つの色のパンジーになる

・…別本、日本「神話・伝説」総覧、新人物往来社288p

:道祖神祭祀起源説話、洪水後、結婚した夫婦が兄妹であることが分かり自害する。夫婦を妹背ともいう

・-参-174p日本神話ヒルコでは陰陽の不調タブーと扱う

135~136p-10-2、中国ブーラン族(少数部族)

:創造神グメイヤが射落とした乱暴な太陽と月の兄妹生き残りは…洞窟のなかに隠れ夫婦になっていた、雄鶏(雄鶏は共通が東アジアで大変多い)がこの窮地を開く    

-----------------&:岩戸開き・夜明け

197p-7.4タンザニア、イラク族(性差認識)

:最初地上には二人兄妹だけ、木に登った妹の体の異変~差異を発見…(違いを)合わせてみよう⇒

-------------------&:生殖

5p-1.1ギリシャ

:クロノス②は大地ガイアから生まれるとガイアの腹に戻どされた。(…母子相姦?子殺し?)ウラノス①がガイアと交合しようとしたとき、隠れていたクロノス②がウラノス①の男根を切り取り天界の王となった。クロノスは姉妹のレイアと結婚した、(ゼウス③等子供を取り上げると、クロノス②は自分の腹に呑み込んだ<夜明けの前段階>、…ゼウスも同じようなことをして天界の王になる)

----------------&:(母子相姦・子殺し→)兄妹婚

-----------------…と世代交代・父殺し

77~76p-4.19インドの伝説

:ヤマは死者のための道を発見し祖霊と共に天界の楽園にいた、ヤマは後に地下に移り死の神・悪行の懲罰者となる、双生児の妹ヤミーは兄に求愛し兄に窘められる。(後、仏教では閻魔天になる)

-----------------&:冥府降下と伏線

75p-4.17インド洪水伝説

:…洪水で人間の始祖マヌは一人残された、彼は苦行を続け供え物を水中にあたえた。供え物から女が現れた女は…略…「あなた(マヌ)の娘です」…子孫を欲するマヌは彼女と共に苦行をして、彼は彼女によって人類を得た(参79p…アスラが苦行すること神々は恐れる人造美女を差し向け刺し違いさすこの天女のせいで主神シヴァ(大苦行者)は顔が4つ出来てしまった。             

-------&:◎苦行の一形態(苦行の形がかわり

--------供え物はいるが、人の犠牲不要となっ

--------た:インド神話)…とは言え、シヴァ

--------70p、カリー・マー71pやマハーカ

--------ーラ74pなど破壊殺傷の神、神々の

--------中に悪徳~奔放72pの神がいないわ

--------けではない。

70p-4.11ヒンドゥー主神Ⅱ

:ヒンドゥー主神Ⅱシヴァは別名マハーヨーギン(大苦行者)神妃パールヴァティーと半身を分け合う<…半身は男神、番?のもう半神は女神!>:{これに対峙しうる超越は}:<ゲルマン神話の悪神の男神ロキが雌馬になって8本脚の神馬スレイプニルを得る…≪ロキが襲名でなかったら…超越≫>

--------------------生殖と死

208p~7.23パガンダ民族

:始祖キントウは“死”が分からなかった。神にお願いして、訪ねてきた“死(固有名詞)”をその兄に連れ帰ってもらうようにしてもらうが、“死”はキントウ側の不手際で地下に隠れて戻し損ねる。…キントウは“死”が子供を奪うなら自分はその倍生むと宣言する

174p-13.3日本神話

:黄泉比良坂の誓い、見るなの禁を犯した男神イザナギに対し黄泉の国の住人になったイザナミに千人殺すなら。千五百産屋を建てる(子供を作る)

-------------------&陰陽の不調の

------------------- 延長かも…?

・<陰陽不調の根源はセトウチの姫が物語ったように至上の女性美は妊娠・出産であり数多の男性神が忌避したことによる>

---------------火と死の起源

198p-7.5ピグミー族

:…3度目のピグミーは神の家から火を盗んだ(燃えるモノがある限り火は不滅属性となる)、泥棒は足が速く捕まらず神は対等な兄弟分としたが、神の家に帰ると寒さで神の母が死んでいた(…上記故通常の火は盗んでも火は消えない家の寒くならない~燃えるモノ全部盗み切れない:焚き火のような“火ではない”と考え易い)。神は激怒してピグミーに死を送った。

---------------火と火災(火と雷)

201p下~7.16ドゴン族

・人間の始祖は天の鍛冶師である大精霊の仕事場から太陽の欠片を盗み穀倉(ロケットのカプセル状のキャビン)を虹に沿って投げ下ろした、女のノンモが火を投つけ、男のノンモは雷を投げて火事になったが始祖はこれを消し止めた、キャビンは急速に下降し虹と大地が接するところで大地に衝突した、始祖は手足が折れ関節になった…

--------------------------

-----------付録その2----------

--------------------------

・----<歌:ククカネツクリ(釣針創り)>----

・------隕鉄孝=古代の磁鉄鋼ヒヒイロカネの喩え

・(1)

・お空から帚星、降ってきた--------AG、AG

・お空から帚星、降ってきた--------AG,AG

・光る髭曳きドォッカンとぉ--BmG♭m、BmG♭m

・触っちゃイケナイ、大火傷 ----BmG♭m、DE

・モノによっちゃ、北を指す--------AG、AG

・綺麗でも手を出しては大火傷-------AG、AG

・巨きな石は、大津波-----BmG♭m、BmG♭m

・陸を砕いたとおおかみ吠えるよ------DE、FG

・(2)

・帚星…、探しに行こう

・帚星…、探しに行こう

・光は落ち場所、指している

・黒くても触っちゃイケナイ大火傷

・貝に封じて、焼いてみよう

・三日三晩、火を守れ

・火傷も、「ダメだよ絶対!」

・貝ごと焼いてククカネツクリ

・(3)

・落ちた星を焼いてみよう

・潮風誘って火を守れ

・貝を刻んで鋳型作り

・触っちゃイケナイ大火傷

・ジュッと冷やして出来あがり

・曲がったものはククカネで

・マメに研いで永代使え

・墓に納めず引き継ぎ繋げ…

・(4)

・願いを叶える帚星

・地震雷、火事帚星オヤジ

・禍備えよ火事帚星オヤジ

・鍛え上げよ火事帚星オヤジ

・悲しいな。願いは禍の彼方

・備えよ鍛えよ禍事帚星カジオヤジ

・命育め禍事親父

・争い避けて禍事親父

・(5)

・お空から帚星、降ってきた

・お空から帚星、降ってきた

・光る髭曳き、ドォッ~カンとぉ

・触っちゃイケナイ、大火傷

・モノによっちゃ、北を指す

・綺麗でも手を出しては大火傷

・巨きな石は、大津波

・陸を砕いたとおおかみ吠えるよ

--------作詞・作曲コード:羽仰史多朗


 転用の可能性を赤心的~親切心から指摘する向きもあるが、神話の崇高な神あるいは神々から " 人に引きずり下ろしている ” 創作~羽仰解釈と理解していただきたい。…「引きずり下ろした」からには…それなりの祟りもふくみおいてのこと、も併せて理解していただきたい。…また、統合失調症~重症鬱病の苦悩をやわらげ、巨きな恐怖で未来が覆われてしまうことからの祓い、そして羽仰等の赤心が担保されているため、この種の祟りはないとも考えてもいる。…神話を抹殺した国家やその代理人はともかく、人がおもうほど、神あるいは神々は愚かでも無慈悲でもない。…ついでに、本作品や付録の冒頭の通り、人為的に拵えた人造タタリ対しての対処も組み込まれているが、害意もなく対抗戦にも乗らない~参加しない~与しないこと付言もしておく。

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