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黎明期の英国戦車図鑑(第一次世界大戦)  作者: 爆撃project
補足・同時期の他国戦車
14/16

『ルノーFT』


 世界の戦車傑作選を作るとしたら、間違いなく第一号に選ばれる戦車が『ルノーFT』だ。


 というのも、私達の想像する戦車の原型が本車両にはある。

 胴体と砲塔の2部分から構成される、あの形状だ。


 本戦車には大きく革命的なもの点が2つある。

 ひとつが乗員の区画とエンジンの区画とをしっかり分けたこと。

 もうひとつが、今ではおなじみとなった回転砲塔を採用したことだ。


 1つ目については、砲塔と車体前部を乗員区画とし、車体後方をエンジン区画とした。

 細かく言えば、操縦席、砲塔、エンジンルームに内部を分けることで、乗員の居住性と安全性及び操作性を向上させることに貢献した。

 2つ目については、戦車が全周に対して攻撃力を持つようになり、汎用性が遥かに向上している。


 本車の特徴はこれだけに留まらず、重量わずか6.7tという軽量に凄さがある。装甲は比較的厚めの22mmであったのにも関わらず、車体の大幅な小型化とエンジンを39HPに弱体化したことで、トラックに乗せることもできるほど軽くなった。

 これが戦場への早期投射能力を飛躍的に向上させたのである。


 機動力の向上と運用コストの低下は、戦車に一種の革命をもたらした。

 イギリスで生まれた決戦兵器は、フランスで汎用兵器に生まれ変わったのだ。


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