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ゲームの中で出会った彼女がN·P·C であることについて。  作者: エリック
第1章 はじまりまでの物語
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第1章 1B 前半 VRの今

 人が行きかうスクランブル交差点。


 俺はその人たちをかき分けながら走っていく。


 今日は大事なバイトの日だ。


 ただこのバイト、内容があいまいの癖に、やけに報酬が豪華だ。


 だがら、聞いたとき俺は疑い疑い続け、挙句の果てに断ろうとしたのだが、担当者に泣きつかれ、さらにはその同じ会社で働く自分の父親にまでお願いされてしまった。


 なので、仕方なーく受けますと答えたのだが。


 父親によると、どうやら最新のゲームのベータテストらしい。


 それを明かしてくれれば、最初から受けたのに...と思ったのだが。


 俺は事実引きこもりなので、ゲームばっかしているゲームオタクだ。


 その俺がゲーム関係の依頼を断るはずがないのになぜそんなにも隠し続けたのか。


 疑問が残るが、とりあえず指定された場所まで行くことにする。


 ※ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 指定された場所の指定された部屋に着くと、そこには大きな機械がずらっと並んでいた。


 俺にとっては見たことない機械ばかりだ。


 俺がそんな機械をじっくり眺めていると、後ろから「やぁ、樹くん。元気か?」


 と、話しかけられた。


 少しビビッて後ろを振り返ってみると、俺になきついてきた担当の後藤とか言う人が笑顔で立っていた。


「早速だけど、バイトのほうに入るね」と言って説明し始めた。


「時間は一週間、現実世界の体のことは気にしなくていい。こちらでしっかりと管理するから」


「ちょちょっ、待ってください、現実世界の体ってどういうことですか?」と聞かされた内容と違う気がして反論した。


 すると、後藤は「ゲームのベーターテスト、ゲームはゲームでもVRゲームだけどね」ときめ顔をしていってきた。


「VR?でもVRでも、現実世界の手や足は動くし、やめようと思えばいつでも...」


「実は、このゲーム完全フルダイブで手や足などの感覚器官の神経をすべてヘッドギアでカットしているんだ。だから、自分ではヘッドギアをはずせないわけ、そして終わるまでずっと仮想世界の中」と説明してきた。


 さぁ、そこにあるヘッドギアをつけてみてっとジェスチャーをしてくる。


 俺は迷うに迷ったが、ここまできたし体験して帰るのも悪くないだろうと思い、ヘッドギアをつけスタンバイした。


 むこうのほうでは、後藤がなにか機械を操作をしている。


「んじゃ、行くよ!」っと言って、ボタンを押した。


 すると、だんだん手の感覚や足の感覚がうすれそして、俺は仮想世界へと飛んでいた。


 目が覚めるとそこは自分の家だった。


 現実世界か?と少し思ってしまう。


 しかし、すぐにそれは否定された。


 なぜって?


 頭にヘッドギアがないからだよ。つけているはずの。


 周りの確認が終わると次は自分の顔を確認する。


 確か、俺の部屋には小さい鏡がおいてあったはずだ。


 小さな鏡を取り、自分の顔をまじまじと見る。


 特徴のない顔で短い黒髪に、目はつり目で、肌は肌色。 


 まさに本当の自分の顔そっくりだ。


 少し気持ち悪いような感覚をおぼえるが、今は気にしないでおく。


 頭を悩まして気付かなかったが、ドアの前に、何か矢印がくるくる回りながら廊下のほうを指している。


 俺は、少し目を細め、そしてドアの手前へ進んだ。


 ふと横を見ると、相変わらず矢印が不審な動きをしている。


 俺はドアノブに手をかけて、そして勢い良くあけた。


 そこは廊下ではなく草原が広がって...って草原!?


 たしか、この部屋はマンションで、その中の一室のはず。


 外に出て、振り返ってみると、戸建のいえがそこにはあった。


 うそだろ。うそだろぅ。


 てか、これはゲームの中か、と思い出す。


 まぁ、それならばあり得る話かと思いなおす。


 てか、なぜ今ゲームの中と見分けがつかなかった?


 やはり、ここは現実世界…なわけないよな。


 ということは、VRはここまで進化したのか…


 この時代のVRなんて本当にゴミ程度のものだった。


 映像はすべてポリゴンだったり、絵だったり。


 どこが現実(リアリティー)なのかと言うほど、 全く現実(リアリティー)が感じられないものだった。


 そこから考えると、この会社はいつこんな技術を開発したのかと気になるところだ。


 が、深く知らないと質問もできないのでこの世界を満喫することにする、てかそうせざる終えないのだが。


 そんなことを考えながら、大きく深呼吸をする。


 なぜだろう、草のにおいがする。


 ここまで感心しっぱなしだが、そろそろゲームの攻略をしていきたいと思い始めていた矢先、急に後ろから話しかけられる。


「あのー、ここでなにをされているのですか?」


 そこには、ゲーム内とは思えないほどのリアルさを持った、そしてゲーム特有のかわいさを持った少女が立っていた。

次回予告


作者「えー!どうも初めての方ははじめまして。そして、ここまでお読みありがとうございます」


ナーちゃん「どうも皆さんこんにちはー!ちなみに、次回予告って何するの?」


作者「簡単に言えば、次回のあらすじをここで紹介するんだよ」


ナーちゃん「ふーん、次どんなないようなの?」


作者「次は後編ではなく、ヒロイン視点の予定、ヒロインがどんな風な感じかが分かるよ」


ナーちゃん「ほほー。投稿日はいつ?」


作者「3月12日 0時の予定」


ナーちゃん「ということは、確実に見るためにはブックマークしとくと便利だね」


作者「まぁ、そーゆー事だ、話数も多くなるし、しとくと便利かも」


ナーちゃん「次回もお楽しみにーー!!」


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