春夏秋冬。 作者: 安孫子太郎 掲載日:2015/09/17 春が呼んでいる。 向こうから。遠くから。 夏が呼んでいる。 すぐそばから。 秋が呼んでいる。 目の前に来たと思っていたら、また向こうへと去っていってしまった。 冬が呼んでいる。姿は見えない。最初から来てくれなかったのかもしれない。 春が呼んでいる。 また、来てくれたようだ。 今度はすぐ側にいる。 夏が呼んで、秋が呼んで、冬が呼ぶ。 ずっと、ずっと、この先も。 どの季節に呼ばれても、僕は僕で居られる気がする。 今度は僕が迎えにいくよ。