授業開始日1
前回の続きの次の日の話です
「よう、光。」
「ん?ああ、ヒロかおはよ。」
ヒロは声をかけながら寮の玄関から出てきて俺のとなりにきて一緒に学校に向かった。
「そーいえば昨日生徒会に勧誘してきた人この学校のあの生徒会長の上草先輩だろ?」
昨日の事を思い出したかのようにヒロは俺に聞いてきた
「ああ、確かそうだったな。というか名乗っていたし」
昨日の事を思い出していた
「君、生徒会に入らない?」
声を俺にかけてきた女の人が急に俺を生徒会に勧誘してきた。
「えっ・・・、ちょっと待ってください。今なんて言いました?もう一度言って貰えませんか?」
言われた事はちゃんと聞きとれていたが、初対面でましてや急に生徒会に入らない?なんて軽く言われてもなんかの間違いのはずだと思い聞きなおしたが、
「あれー?おかしいなちゃんと聞こえるように言ったと思ったんだけどなー?」
とそのひとはあれー?と頭を傾げていたがっまいっかと言い
「それじゃあもう一度言うからちゃんと聞くように、・・・冬月光君、君生徒会に入らない?」
ともう一度同じ事を言われさっきのは聞き間違いじゃあなかったーと思っていると
「彩音さん。まずは最初に自分が誰なのか名乗らないと駄目ですよ。」
後ろにいたもう一人のお嬢様っぽい女の人が言ってきた
「ん?ああそうだった、まだ名乗ってなかったわね。あたしの名前は上草彩音というのそれでこっちにいるのが水無月美咲って言うのよ。あたしが生徒会長で美咲が書記をやっているのよ。」
と名乗ってきたが俺はいやー名乗られても困るんだけどと思っていると
ガっガー
「生徒は至急自分の席に戻るように新入生歓迎会を再開します。]
放送が入り生徒は騒ぎがあった場所から散っていき自分の席に戻り始めたのを生徒会長と名乗った上草先輩は確認して
「あー、みんな戻り始めたかー、ならあたし達も戻らないとなー。」
といい俺の方に来て肩にポンっと手を置き
「それじゃあ、またね冬月光くん。」
と言い残して舞台の方に消えていった
俺は一体あの人たちは何しに来たんだ?と思いつつ自分の席に戻りふっとあっ、俺を勧誘しに来たんだったと思い出しでもなぜに俺を誘ったのかが謎であった。
その後、新入生歓迎会は何もなく終わった。
昨日あった事を思い出し終わると自分たちのクラスについた。
「っと、あのさヒロあのって?」
「ん?ああ光は知らないのか。えっと、俺も聞いた話なんだが今の生徒会長の上草先輩は、美人で全生徒には優しく、勉強が出来、人当たりが良く、なんにおいても完璧の人って言われているらしいぜー。」
「へー、そんな完璧な人いるもんなんだなー。というかなんでそんな人が俺を生徒会に誘ってきたんだろー?」
うーんと悩んでいると
「まっ、昨日の事はもう過ぎた事だしあまり深く考えなくていいんじゃね?」
とヒロが言ってきたので俺は生徒会に入る気がないので昨日の事を考えるのはやめようと思いつつ教室に入って行ったが、放課後俺は,また昨日に続き生徒会の人たちに会うことになる事は今は知る由もなかった。