始まり・・生徒会・・
思いつきで書いたので下手な文章なので指摘とかしてくれたらうれしいです
・・・記憶に残っているのは、
・・・やたらと大きな雨の音だった。
「んっと・・・またあの夢か。」
寝ころんでいた体勢から起き上がりあたりを見渡した。
今まで寝ていたので頭がぼーっとしていたのだがだんだんと意識が覚醒してきて今が何時なのか理解できてきた。
「ってもうこんな時間かよ。」
俺は慌てて起き上がり走り出した。
走っていると花や草の匂いがしてきた。
ここは俺が好きな場所である。
まあ、ぶっちゃけただの野原なんだが俺にとってみれば大好きな場所である。
「はぁっ、はぁ・・ちょっと昼寝するともりだったのに。」
と言いながら自分が好きな場所を後にして急いで学園に向かっていた。
俺は走っている内に走るのをやめようかと思ったがあの事が脳裏によぎりブンブンと頭を横に思いっきりふり
「この前でアレだったんだから今度また遅れたら。」
と自分で想像しただけでぞっとしたので考える前に走ろうと思った。
「はぁっ、はぁ・・ふう。」
どうにか数分の遅れで目的地に着き、息を一息つき呼吸を整えてからドアに手を掛け開けた。
「すいませ・。」
謝ろうとした瞬間に俺は顔面に激痛が走り一瞬何が起きたのかが理解できなかった。
痛みとともにすごい衝撃を受けたのでそのまま地面に倒れこんで始めて自分に何が起きたのかが理解できた。
「あんた、これで何回目の遅刻かわかっているの?」
聞きなれてきた大きな声が聞こえた。
「つぅー、いやだからって謝ろうとした瞬間に膝蹴りはないと思うのですが。」
「ふん、だったら今度から遅刻をしなければいいじゃない。」
このいきなり俺に膝蹴りをしてきた女はなんとも受け入れたくないのだがこの学園の生徒会長の上草彩音である。
会長は容姿端麗で成績はいつもトップ学園の男子からは憧れの先輩と言われているが俺からしたらただの口うるさい会長なだけだ。
「あらあら、だめですよ。そんなはしたない事しちゃ。彩音さん。」
いつも通りのお嬢様口調で注意してきたのが生徒会で書記を任されている水無月美咲先輩だ。
水無月先輩は見た目どおりのお嬢様で水無月カンパニーの一人娘なのである。
水無月カンパニーはこの日本で一位、二位を争う大会社なのである。
見た目は前髪がウエーブしていて品のある顔立ちでいつもフルーツの良い匂いがする。
「はっ、そいつの遅刻癖は死ななければなおりませんよ。」
言ってきたのは、生徒会で会計を任されている黄瀬宏樹である。
黄瀬とは小学校からの付き合いでよくケンカとかをするが一番の親友だ。
「はぁー、それはそうね。こいつの遅刻ぐせはたしかに死なないとなおらないわね。」
会長は俺を残念そうに見つめながら
「でも、もうちょっと生徒会としての自覚があってもいいと思うのだけど。」
と少し困ったように言った。
確かに俺も生徒会のメンバーなのだから、遅刻するのはよくないと思ってはいるのだが、なぜかどんなにがんばっても必ず遅刻をしてしまうのであった。
「まぁ、こんなことで時間繰っていてもしょうがないわね。早速会議を始めようかしら。」
会長はそう言いながら一番奥の自分の席についた。
「では、今日の会議を始めましょうか。」
と会議は会長の一声で始まった。
俺は尻もちをついている状態から立ち上がり蹴られたところをさすりながら自分の席に着いた
「えっと、今日の議題わっと。」
会長が手を資料がある方に振るとその資料が会長の手元に飛んでいったのだ。
自分たちにしてみれば当たり前のことだが、この学園の人以外から見れば摩訶不思議な事だ。
触ってもいないものが勝手に宙をういているのだから。
そうここは、このような超常現象が当たり前の全生徒が何かしらの能力を持っているものだけがいる能力者育成学校「天之川学園」であるのだ。
そしてここは、この学園を仕切っている生徒会なのだ。