疑問
久しぶりの投稿です
学校が忙しくて投稿が遅れてしまいました。
今後は出来る限り定期的に更新できるようにしていきたいと思っています
屋上をくまなく昨日の痕跡が何かないか探した。
が、いくら探そうが何も出てこなくここではまるでなんでもなかったような状況としかいいようがなかった。
そして
「キーンコーンカーンコーン」
と予鈴がなってしまいタイムリミットを迎えてしまった。
授業をさぼり探そうか悩んだが、授業開始2日目からサボってしまえば先生に目をつけられ後々めんどくさいことになるので探すのを諦めた。
落ち込み気味で教室に帰るとヒロが心配な顔をして
「なあ、今日どうしたんだよ?本当に風邪でも引いているのか?」
ヒロに心配かけさせないためにどうにか言い訳を考え
「いやちょっと生徒会の人たちが見えてまた追いかけられたくなく逃げただけだよ」
少し笑いながらいい、ちょうどいいとこで
「キーンコーンカーンコーン」
と本鈴がなり逃げる口実ができ
「もうチャイムもなったし席戻ろうぜ」
とそそくさと逃げるように自分の席に座った
ヒロはなんとも言えないような顔をし頭をガシガシとかきしぶしぶ帰っていった
それから光は1日中昨日の事と今日の事を照らし合わせて考えていた
(なんでヒロは夜校舎にいたんだ?特に俺みたいに用事があったわけでもないらしいし。
それに、戦闘の後も完全に修復されているし誰がやったんだ?そもそもあの化け物はなんだんだ?)
考えれば考えるほど疑問は増えていき泥沼状態になっていった
そして、あっという間に授業の時間が終わり放課後となってしまった。
「なあ?今日1日ずっと上の空だったが、朝の事といいなんか変なもんでも食ったのかよ?」
ヒロはあまり触れたくないだろうと勝手に解釈したのか朝以降話してこなかったがさすがに1日中光が上の空だったためかしびれを切らし聞いてきたのだ。
「ははっ、それともなんだ。なんか変なものに憑りつかれたのか?」
と冗談まじりに笑いながら聞いてきた
ここで光は何か引っかかったかのように急に考え始めた
ブツブツと急に言い出したため不審にヒロは思い
「お、おい。本当に・・・」
声をかけようとしたが、光がヒロの顔の前に手を突き出し静止させるようにし
「ちょっと黙っててくれないか?今考えが纏まりそうなんだ」
とまた光は考えはじめ、ヒロはしょうがなく待つこととなった
(憑りつかれる・・・そうだ昨日のヒロは誰かに操られたか、憑りつかれたしたのなら記憶がないのも頷ける、それに憑りつかれると言えば普通思い浮かべるのは・・・幽霊だ。)
なにげない一言からすべての歯車が合うように次々かみ合っていく
(それに最近幽霊って単語をどこかで聞いたはずだ。普段はなかなか聞かない単語なのにどこだ思い出せ)
普段だったら幽霊といった単語はオカルト好きな奴や都市伝説の話でしか聞かないため光は基本聞き流そうとしていたため記憶にあまり残っていなかったのだ
(どこで聞いた思い出せ普段は聞き流す単語なのに覚えているってことは印象が強かった時のことだ・・・・・・・・・・)
(「あなたはお化けを信じるかしら?」)
(!)
急に全ての歯車がかみ合ったかのように衝撃が走った
「そうか、そうなのか。」
光は急に立ち上がり声をはった
ヒロはぽかーんとあっけにとられていると
「サンキューヒロお前のおかげで色々解決できそうだわ。」
「ああ・・・。どういたしまして?」
急にお礼を言われ訳がわからず答えてしまっていると
「という訳でちょっと行くとこが出来たからじゃあな。」
ガっと行き良い良くかばんを持ち教室から光は出て行った
「なんなんだよ。あいつは」
残されたヒロは疑問で一杯であった
飛出しって行った光はというと
ある場所に行くために迷いなくその場所にむかって一直線に向かっていた。
朝からの上の空でいた様子を微塵にも感じさせないような様子で・・・