あんちゃん…
「強化された奴らを殺すであったのだ!」”ドクンー”刹那、シルエットが上げた大きな声に、見開かされる赤い髪の少年、「う…」ぼんやりと巨大なるモニターを支配するシルエット見上げ、歯を噛み、体の奥をぐちゃぐちゃに抉られる感覚を蘇らせるシルエットにとっての自分もまた、ただの玩具の一人でしかいないと強く感じ、漠然と佇み、ニヤリと口元を上げ、どこか、自身を揺さぶる笑みを浮かぶ紫色の髪の青年に、瞼をこじ開けられ、小刻みに何度も首を横に振る赤い髪の少年がいる。
「奴らを殺して、」楽しそうにルールを、説明する自分に、信じられないよと、辛く頭を抱える雑な髪型をした少年に笑うシルエットは強く両手を握る、「御宅力を奪って、」ぼんやりとまたしても自分を悩ませる、深い紫色の霧に困り、胸元の奥から、体中に広がる苦しみを、強く足掻き、不安と緊張に焦がれ、震える両手を見下ろすシルエット、「それを物にするんだよ~」ニヤリと右側の口元を上げ、右手を額に添え、完全に一方的に人々を、遊ぶ妄想のシチュエーションが、壊されてしまったよと、素直に語る赤い髪の少年の表情を睨み付けるシルエットがいる、「殺した奴の御宅力は、」
そりゃあ、この世で、全てを制し、遊べるのは神様オンリーなんだよとも知るシルエットは言う、「完全に息の根を止まらせた奴に付け加えたりするんだ~」華奢な両腕を抱え、興奮気味になる演出を噛ますぞと、体を左右に揺らすシルエットは笑ってく、「或いは適当かもしれないけれども?」
己の脳天を強打するシルエットが紡いだ台詞に、喉元を強く突かれ、どうしてもう既にここまで、残酷なシチュエーションに、まだ不確かな物を、付け加えるのだよと、相手を睨み付ける気力すら、失う雑な髪形をした少年は苦しんで、歯を食いしばる。
「やっぱり人により、」まったりと両腕を組んで、残虐な御宅に、喜んで貰えるシチュエーションを築くのには、まだまだこの程度だと、足りないと思うシルエット、「かけてたりやプラスにしてたり、」
ぼんやりと自分の矛盾すると言うより、彼らを話対象として考えない話を聞き入れ、悔やむ心境に、歯ぎしりし、繊細なる両手を握りしめる、夕陽に照らされる亜麻色の髪が、微かに紫色のタコを刺繍した帽子のもとから零した女性。「めっちゃヨワ人たちは。」シルエットのどうでもいい話により、困り果ててしまう店長に合わせ、パニック状態に陥り、一体どうしたらいいのかなと、不安になり額が汗ばむ老婦人に一瞥し、何度も強く鼻翼に力を込めてく亜麻色の髪の女性。
「強い信念を持つと少しはマシになるかも?」酷く話に期待し始める竜祥が自分に向く瞳に苦笑いし、やはり死別のシチュエーションもまた、一興であろうと、ニヤリと口元を上げるシルエット、「ないかも?」強化されずにいる自分みたいな存在に、微かに相手が設計した、趣のあるゲームに参加させるシルエットを見据え、眉毛を少々跳ね上げられる紫色の髪の青年、「ふん…」出来る限り周りにいる平然と佇む雑な髪型をした少年と、赤い髪の少年に目線を向けないで、世界を拒むけれども、せっかく自身にまだちゃんと、上手く生き残れるかもしれないビッグチャンスを、残したシルエットに感謝し、二人のどちらかを殺すべきだと思い、ぽつりと渇く唇を開ける紫色の髪の青年は呟く、「なんと…」
「強化される奴に縋るのもいいんだぞ~?」人々に激しく狂うくらいに、遊戯に参加するルールは、確実にも用意するぞと笑うシルエット、「殺せば殺すほどに強くなれたりするぞ?」自身に歯ぎしりさせる設定を、適当に付け加えて来るシルエットを恨み、嫌う竜祥、「う…」
わざわざ多くの無力な者を集め、強化される奴を殺して貰うと言う言葉の繋がりには、下手に誰か、無力な者を守るなと、言いに来るものだろうよと、容易く地味に人々を束ねられない状況にするシルエットに悔やみ、上手く力を入れる事すら、ままならないである両手を、軽く握り、重たい心境に苛まれ、眩暈を感じる竜祥がいる、「ふ…」内心を過る誰かを殺し、小夜を強く守れる状態までに、如何にか力を仕上げる必要があるかもしれないなと、大変気分を重たくされる彼、「うっ…」
刹那、軽く自身の眉間を突く竜祥が零す虚しい吐息に不安を感じ、漠然と走るペースを落とす、弱気な彼につられ、弱り切る声を零す小夜、「竜祥くん…?」」微かに走る幅を縮めたのではと、不安にさせる小夜に、少々虚しい感情を強いられ、苦しく歯を噛み締め、脳内にある重たい気分を如何にか、振り解く竜祥、「さよ…」やる他ないよなと、世界はそう作られたのだからなと、自分に必死に言い聞かせる竜祥がいる、「俺は大丈夫さ…」
「神様が許しせばの話だけれども?」離れ離れとなる恋人たちの、焦燥感に焦がれるがままに、素直に受け入れる他ならない現在に、儚い気持ちに笑い、何度も体を軽めに左右に揺らし、小さな両手を顔に当てるシルエットがいる、「刺激的なゲームだよ~」
「うん…」やけに衰弱する声を、自身に向くお嫁さんに、心を悩まされ、シルエットのとてもじゃないけども、邪魔極まりない声に弱り、何度も鼻翼に力を込める竜祥、「お前は…」どうすればいいのだ、果たして、無力な自分には、子供の頃からの不幸の連続を恨む以外、愛する人を巻き込むばっかりのを嫌悪する以外、なにができるのよと、霞む視野に苛まれてく彼、「さっさと…」刹那、大事なお嫁さんに向く乱暴な話に、眉毛をびくっと跳ね、強く歯を噛む竜祥、「いや…」震える心臓に困り、シルエットからの圧力に、如何にか打ち勝たないと、丁寧に目を瞑り、首を横に振らす気力を抑え、震える左手で、如何にか自身の汗ばむ額を擦る竜祥、「気を付けて。」
「分かってるから、」竜祥の不安を募らせる状態で語る今に、少々歯がゆい感情を植え付けられ、一刻も早く彼のもとに、走って行かないとと、促す胸元にある鼓動を感じる小夜、「安心して。」丁寧に緊張と不安に、支配される左手で携帯電話を握りしめ、汗に濡らされる鼻翼に、力を込める彼女がいる、「すぐ行くからね。」小夜がいるだけで、狂う世界の中に確実な安心感を感じる今に、口元をくすぐられ、漠然と目を細める竜祥がいる、「ふん…」
「間もなく始まるかもしれないよ?」シルエットの子供みたく、ゲームを楽しむ口調を、ぼんやりと耳にする紫色の髪の青年、「う…」漠然とあんぐり口を開け、シルエットの自身が何処かで、既に思った出来事を、包み隠さずに言い出す現状に、脳内を貫かれるほどの衝撃を食らい、当たり前にも、平然とする赤い髪の少年に、恨む目線を向く眼鏡をかけた緑色の髪の中年女性の、ぼんやりと佇み、これと言って疲れる素振りを、見せない赤い髪の毛の少年を毛嫌いし、不安になり、相手のもとから、身を引く状態に整える彼女の姿に目を細め、自分にも学ぶべきかなと思う紫色の髪の青年がいる、「ふん…」
誰もが危険だけれども、もし叶えると、一気に生き残れる確率が、バーっと上がる策を、語ろうとしない、遠くで自分らを睨む、喉元に虎の顔面の入れ墨をした男性の現状を思うと、もしかしたら自分には、如何にかその策に挑戦し、即ち柱の影響を加えられたとしても、ボーっとしてる赤い髪の少年の同情心を、くすぐって見たりや、自分を仲間にしてたり、聖なる奴隷にして貰うのもよく、取り敢えず生き残るのならば、絶望しかない人生に、微かな希望を見出せるのであれと願、赤い髪の少年を見据える紫色の髪の青年は、ぽつりと声を発す、「なぁ…」
呆然と四肢を地面につき、苦しく息を切らし、目一杯身に力を込め、如何にか汗を流して貰いたいと同時に、前方でぼけっとする喉元に虎の顔面の入れ墨をした男性の姿を睨みつき、さては、どうするべきのかなとも考える緑色の髪の小太りの男性がいる、「う…」
漠然と半ば諦め、素直に殺される思いを抱き、少しばかり暴れ回る、己の心臓の奥に芽生えた、どうせ惨めに殺される可能性が、高いと言う未来であらば、せめて目一杯足掻き、本当は死にたくないけど、結局のところは無慈悲に、自分にとっての大して意味のなさない人生を、想像を遥か超える逞しい存在に、強制的に終わらされるのなら、選べる道もなく、死んだ方が、よりとっくに腐り切った人生を、楽しんでいけると、赤い髪の単純そうで、思惑には気がつくこともない少年を、睨む紫色の髪の青年は言い続ける、「あんちゃん…」
忽然、真面目にシルエットの話を聞き、どうやったら酷く面白く見えるけど、ちゃんとゲームの中にいる自分には、絶望でしかない、サスペンスな物語の中で、生き残れるのだろうかと、必死に考える興味を引っ張る、震える声を漏らす紫色の髪の青年に、眉毛が顰められ、ぼんやりと顎を上げ、横目で彼の左側にいる赤い髪の少年に、話を向けたがる紫色の髪の青年を、青色の瞳で映し出す雑な髪形をした少年、「う…」
顰蹙を買いに来る、見るだけでも大変気持ちを害する、紫色の髪の青年の状態に、歯ぎしりし、軽く額を上げ、犬にでもなりたがる、息を切らする相手を睨む赤い髪の少年、「ああ?」突然、彼に投げる不機嫌なる声に、大変驚かされ、ビクッと眉毛を跳ね、恐る恐るとぱちくりする紫色の髪の青年を、睨み付ける赤い髪の少年、「おのれ…」軽く首を相手に近づく自分に見開かされ、こちらを止めたがる雑な髪型をした少年を気にせずに、周りで強化される自分に不安を抱き、自分を敵視する人々に、ちゃんと自分への扱いに気を遣わないと、一瞬で彼らのちっぽけな命を、抹消できるのだよと、人々を見渡す赤い髪の少年がいる、「ふっ。」




