ひゅひゅー~
「本当の神様がなにかを決めるのは、」自身のきっぱりと言い放つ話に、鳩尾を強打され、黒髪の女性の絶句される現在に、笑いちょいと彼女を挑発してみる、「一々人間どもに報告する必要があるとでも?」
シルエットの話にもどかしさを感じ、歯ぎしりする秘書、「う…」ごくりと固唾を飲み込み、チラッと両肘を机に突け、柱からの衝撃に揺さぶられるせいで、ベッドの如くデザインをしたコップから零す海の如く液体に、濡らされる携帯画面に守られるピンク色の兎を刺繍した、肘を守るスーツを、気にせずにいる初老の男性に一瞥し、突っ立ってるシルエットの言葉を聞くだけなら、ただ死を待つもんだろうよと強く思う秘書、「もう…」強めに戦慄する右手を握り、急いで左手を胸元に付き、先ずは初老の男性はどう処理されるのかを、見てみるのも悪くないかなと考える秘書は言い放つ、「もうここから出ましょう!」
ゆっくりと充血する瞳を自分に向く初老の男性を見つめ、鼻声になる自身の無様さを気にする余裕を無くし、強く赤くなった鼻翼に力を込め、初老の男性と相談する秘書、「あんなやつが言うことを聞いても意味がありませんよ…!」
右肘からの微かにひんやりとした感触に弱り、軽く首を横に振り、両手を握り、机の上にある携帯電話を見下ろす初老の男性、「今やるべきことはそいつから逃げたりや、」目を細め、強く息を吸いこんで、憤怒に燃やされ、熱くなる体を冷やしたいと、切に思う彼、「ましてや感傷に耽ることはない…」横目でカーテンを見つめ、鼻を啜り、悲しみに撃沈される自身が紡げる台詞ではないのになと思う初老の男性は呟いた、「考えるべきなのは、」何度も鼻翼に力を込め、きっと、まだシルエットにより、人々に自分の無様な様子を見せつけてるのに、気をかける彼、「あの訳の分からない柱と、」強めに歯を噛み締め、シルエットに敵う訳がないのだと、本当はちゃんと知れたとしても、必ずしも冷静な振りを人々に見せつけてないとと震える両足に力を込め、微かな落ち着きを取り戻し、人々にとっては、最早それどころじゃないのだと知れても、そうしないとよなと歯を噛み、利佳に安心して貰いたい初老の男性、「真犯人を捕まることだ。」
初老の男性の覇気に満ち溢れる声に見開かされる、彼は自分と同じくパニック状態に、なっても全然可笑しくない状況にいるのに、妻を無くしたばかりなのに、まだ冷静に現状を、分析する姿勢に戸惑い、絶句する秘書、「う…」
歯ぎしりし、シルエットを睨み、悲しみと怒りを抑え、何度も強めに鼻翼に力を入れる初老の男性、「外部との連絡は途絶えた以上、」強く息を鼻から吐き出し、眉毛を顰め、今と言う状況になった以上、最早これらが、全部自身が見る悪夢に過ぎないであるのを、強く祈る他に出来そうな事などないなと、引き攣る口元を強めに上げ、世界が平和になれそうな道など、既に失ったのだと切実に感じる初老の男性は話す、「我々が如何にか場面を仕切る他あるまい。」
眉間に皺寄せ、シルエットの訳の分からない力に、自分たちは果たして本当に、勝ち目などあるのかなと、不安になるまでもなく、否と言う答案に喉元を苛まれ、苦しめられる初老の男性がいる、「う…」眩暈を感じる頭に困り、そもそもこんな状況になり、社会の全てを裏切ろうと思う人も、いたりするのではと、ぽつりと息を吐き出し、シルエットの出鱈目な力の強さを、見せつけられ、人々が仕事を頑張ろうと思ったとしても、あまりにも強すぎるシルエットに動揺され、人生を観念するかなと、当たり前にも感じる話に困り、強く戦慄する両手を握る初老の男性、「神様に…」
沈む声を零す自分をまじまじと見つめる秘書の、困り果ててしまう様子に苦笑いし、人の長として、無理だと知ったとしても、話し合えない理不尽な相手に、人類の未来に責任を取り、立ち向かうべきだと思い、最低限に人々から集まって来た信頼の分、悲しみと不安に関わる苦しい思いをまとめて、頭の隅っこに捨て、言い放つ初老の男性がいる、「ちょっとした意趣返しを噛ましてやろうじゃないか。」
震える声を漏らす初老の男性が、残酷に冷静なる横顔に見開かされ、ぼんやりと頷き、阿保な彼に構っていられねぇよと、パニック状態になるせいで、発狂した頭の中で、両手を握り、ちゃんと初老の男性の為に、何かしらの行為をし、自分らの会話を、見るかもしれない世界中の人々に見せかけ、ずらかるのだよと、シルエットを前にして、逃げない阿保とは組んでいられないよと、懸命に思う秘書、「う…」
シルエットの淡々と自分らの話し合いを無言で見据え、小さな両手を顎に当て、絨毯でくつろいで、両足を適当に蹴り、雑誌らしきものを見始めてるのに、何をやってんだと、疑問に眉間を突かれ、ぱちくりし、まじまじと相手を見据え、神様が気になる雑誌とは、如何なるものなのかを、確認してみたいと思う秘書。
「力を持ち無辜の民衆を傷つける人を捕まえ、」皺寄せる眉間の間から、滴り落ちる汗に弱り、震える声を上げてく初老の男性がいる、「体が弱まる人々を守るのだ。」漠然ともう、どれだけ強気の台詞を紡ごうとも、神様であるシルエットには敵わないのよと、完全に総統に断念し、シルエットが適当に捲る、可愛いコスチュームを着こなし、眼鏡の男性のお尻を叩く少女が、表紙としてプリントされた雑誌に弱り、面白い内容とかあるのに違いないよなと、なにせ神様が見込んだものだしさとも考え、両手を強く握り、雑誌が気になるけど、チラチラと携帯画面にいる妻の様子を、気にかける初老の男性の話を適当に賛同し、首を縦に振らす秘書、「ええ…」
「民の安全を守り、」ドアの前を塞がるシルエットを見つめ、チラっと淡々と携帯電話を支配し、深い紫色の両腕に囲まれたかの携帯画面に悔やみ、利佳を守れるベストな選択をするのだよと思う初老の男性、「そこからこのふざける奴をどうしたらいいのかを考えよう。」
漠然と何処からどう見ても、強がりとしか思えない父親に歯ぎしりし、悔やしさに焦がれる利佳、「う…」苦しみと悲しみに上手く耐える暇もなく、どうして母親はあんな風にされたのかなと、漠然とした疑問を抱え、ひたすらに父親の無事を切に祈り、もうシルエットに最初に狙われ、人々に絶望を与える格好な的となる彼の安全に、気を奪われる彼女は呟く、「お父さん…」「くっ…」花松の元気を無くす利佳の代わりに、自身を嫌い、沈む息を漏らし、恨む目線を自分に向くのに、ニヤリと右側の口元を強く上げてくシルエット、「ふん…」
「直ちに命令を伝えてきますので。」初老の男性が悲しみと怒りの中から、立ち直れる事に、途轍もなく怖く感じ、チラっとドアのもとにいるシルエットに目を向き、果たして、逃がして貰えるのだろうかなと、自分を支配する主人にすら思えるシルエットの、確実にも自分の思いに察知し、丁寧に雑誌を抱え、淡い青色の蝶々に囲まれる利佳の写真を、雑誌に浮かべて貰い、まったりとテレビに飛び込む様子に見開かされ、ちょっぴり可愛らしさの奥底に、潜めるパワフルなる相手は、素晴らしいのだと感服し、強めに首を縦に振り、急いで柔らかい絨毯の上に、置いたコーヒー豆がいっぱいプリントしたタブレットを手に取り、その阿保とは、付き合えやしないのだよと、軽く右手を紫色の髪の毛がプリントした袖で、汗ばむ額を拭く秘書、「少々お待ちください。」
左手を胸元に当て、強く鼓動を刻む心臓に、悔やむ心境を覚え、人類の明日の為に、自分たちは勝たねばならないと、そのビッグな目標のもとに、もし自分が確実に、生き残れると言うのならば、その可能性を全て踏み、強く忠誠なるしもべの演出を世界に噛ますのだと知り、びしっと背筋を伸ばし、大人しくテレビに座り、体がベッドと一体化する爺さんに、近づき淡い青色の光を放つ黒髪の青年を浮かぶ雑誌に、専念する主人であるシルエットに一瞥する秘書は言う、「なんとかしてみますので!」初老の男性の憂いに満ちる眼差しに弱り、一瞬彼から目線を逸らし、強く歯を噛み、恨むなよと、見捨てられる彼から逃げ出すと願う秘書、「必ずしも命令を、」間違いなく、初老の男性の言う話は、主人であるシルエットのおかげで、人々に伝わっているのだろうなとも知り、自分が実行する命令は、命を握るシルエットのものだよと、困り果ててしまう初老の男性が向ける、どこか、自分の思惑を見えた気分にする弱る眼差しに悔やみ、そんなはずないよと、ニヤリと口元を上げてく秘書は言う、「実行させます!」
「ひゅひゅー~」急いで右手にある臭う気分を齎すタブレットを握り、会議室から離れる秘書を見つめ、さては、やっと二人きりになったのかなと、一人でも多く救いたい初老の男性からの、悲しみに苛まれる眼差しに笑い、両手を口角に添え、嬉々とした声を上げてシルエットは話す、「強気だね~」シルエットの全くもって、人間が持つ全ての力を恐れない姿に絶望を覚え、静かになる会議室の中で、カーテンを退かして、体を侵食しする深い紫色の粒が混じる風に、苦しまれる初老の男性、「私が…!」




