今は白いけどね。
「ふん…」自分らの将来における希望を、狂わせるシルエットの話に、悔やみ、強く歯を噛む義威瀬、「う…」娘が己に大変不安になる表情を、向く今に微笑み、漠然と街灯に照らされるハートをモチーフにした椅子に座る自身の隣りから、身を引けなくなる妻に一瞥し、脳内にある将来への不安を如何にか堪え、右手にある先端に小さなハートを刻んだ尖った筆を見下ろし、尻尾にブルーベリーを抱えるリスの飾り物を付けた様子に苦笑いし、チラッと目線を机のもとにある紙が散らばる様に向き、シルエットから齎す邪念に、自分の愛の巣を乱されちまったなと感じる彼、「そうだよね、」
極めて濁る緑色の熊に、小さな体を支配される様を見せ付ける娘の後ろ姿に、目を向き、憂いに内心を支配され、娘の妻と森を眺めた絵に、心を困らされ、世界がこんなにも過酷なものになるのかよと思う義威瀬、「パパもどうしようもないよ…」己の左肩を強く掴み、放さない妻に、心を困らされ、何度も強めに首を横に振らす、「あく。」
人参の香りを放つ父親が漏らす一言に、内心を悲しまれる母親の悔やみ、俯く現在に、目を細める、沈む感情となり、悲しく鼻を啜る義亜孔、「う…」急いで父さんのもとに走り、潤む瞳に合わせ、切なげに眉毛を顰め、まるで自分にどこにも行かないでと、願う姿に微笑み、自分は大丈夫なんだよと、父さんに教えたい、「泣かないで?」突然、軽く両手を握る自身が、彼に向く表情と、髪飾りの人参を抱える兎を綺麗に映し出してる父親の、青色の瞳を丁寧に見上げる義亜孔、「お願いだから。」
娘の懇願する台詞に、目を細められ、軽めに緊張に強張られる、渇いた口元を上げ、可愛い娘と、彼女の生命の安全を脅かすシルエットは、何としても避けて行かなければと、丁寧に彼女に頷く義威瀬、「うん…」軽く歯を噛み、自身の右手にある先端が尖ってた、人参をモチーフにした筆を下ろす彼、「どんなことが起きようとも…」
話を真剣に耳にする娘の小さな両手を、握る現在に笑い、ちらっと隣りに赴く妻の弱る表情に目を向き、荒くなる呼吸音を、はっきりと聞かせる妻に、内心を困らされる彼、「全力で守り通するよ…」酷く天真爛漫に、自分の自信のなさに揺さぶられる声色で紡ぐ台詞に、口元を強く上げ、笑う娘に幸福を感じ、軽く鼻翼に力を入れ、不安げに右手を握り、胸を押さえつける嫁に、ゆっくりと視線を向く彼、「あくと母さんをね?」
「うん!」軽く両手を広げ、きっと悪い奴らを、倒すのにわくわくであろう、父さんの震える右足を抱える義亜孔、「ありがとう、」話に口元が強張る父親の青ざめた顔と、母親の一体どうしたらいいのだと、分からない現在に笑う義亜孔は言う、「大好きだよパパ、」憂いに眉毛を顰める父さんの苦笑いする様に微笑む彼女、「ずっとね。」
娘の何かしらの出来事に、察してないのかなと、目を半開きさせ、自分らの不安を巻き起こす娘に飽きれ、何度も首を横に振らし、ぼんやりと義威瀬のもとに散らばる紙に近づき、畏怖に強張られる唇を開けてく母親がいる、「縁起でもない…」自身の話に困る義威瀬の軽めに、渇く口元を上げるのに微笑み、丁寧に手を呼ぶかのような紙を拾う彼女、「気がしなくもないわね…」ごくりと喉元に引っ掛かる唾液を飲み込み、
漠然と深い紫色の手でも、自分に直接伸ばす、二枚の紙に見える痣だらけの少女に合わせ、黒い鷹に見捨てられた兎の大人しく人参を抱え、リスさんを待つ様子に胸にある憂いが一層強化され、苦笑いし、ゆっくりと自身の不安に完全に、支配される腕を握り、彼ばっかりに不安を抱かせる訳には、行かないのだよと、如何にか不安を安心感に変えたいと、自身を鼓舞すように、強めに両手を握り苦笑いする母親、「その台詞って。」
「えへへ。」自身に甘えさせる母さんの言葉に笑い、父さんがいるから故に、自分らはきっと平然といられるのだよと思い、嬉しく母さんに小さな両手を伸ばす義亜孔、「美空ちゃんもー」突然、自身に軽く眉毛を顰めて欲しがる娘に、歯がゆい感情を強いられ、軽く両手を腰に当て、幼い彼女を威嚇する、「うん?」
「うっ…!」否応なしに眉毛を、びくっと跳ねらせる母さんの態度に合わせ、少々困る表情を見せる父さんの軽めに、弱る左手の人差し指で、口元を掻く姿に一瞥し、恐る恐ると肩を縮め、人差し指を突き、苦笑いする義亜孔、「うう…」ちゃんと取り返さないとでしょうと、睨んで来る母さんの厳かな態度に不安を強いられ、強く両手を握り、彼女に懇願す台詞を紡ぐ、「ま、ママもずっと大好きだよ?」急いで向けた一言に驚き、眉毛を跳ね上げる母親の瞳を見つめ、強く小さな右手を胸に当てる義亜孔、「あくは。」
軽く両腕を組み、世界が狂う状態になると言うのに、極めて普通の話をする自分らに、飽きれる美空、「ふん、」「あはは…」娘を許して欲しいと、渇いた笑い声を漏らす義威瀬に一瞥し、ぼんやりと目を細める美空は言う、「ならいいけども。」
「えへへ…」適当に幸せな笑い声を漏らす娘の笑顔になる姿を、愛でるようにと、頭を撫でていく美空の不安と畏怖に、濡らされるこめかみに一瞥し、娘の目の前でこそが、強がってるけれども、自分らににはこれと言ってシルエットと言う、思考回路をフル活用しようとも、決して理解できない存在には、良い対処法なんて、身につけずにいるんだよなと弱るう義威瀬、「う…」軽く引き攣る口元を上げ、美空に切なげに俯き、世界が平和になれなくとも、せめて大切な娘だけでも、如何にか命懸けで、守り通したいのだよと、全身全霊をかけ、世界に祈りを捧げる所存だと、無言で自身を見るシルエットを、見下ろす彼、「あはは…」
父親のシルエットに怯える姿に、強く笑い、軽めに顎を強めに上げ、小さな右手を握りしめ、父親に親指を立ててく義亜孔、「心配しないでパパ、」ぱちくりさせる娘の元気に満ち溢れる態度に面食らい、軽く引き攣る口元を上げ、小首を傾げる義威瀬がいる、「うん?」
父親が零す間の抜けた声に合わせ、戸惑う目線を自分に向ける母親に一瞥し、ニヤリと口元を強く上げ義亜孔、「あくが全力で守るからね。」”ドクンー”忽然、存在するだけでも、有り難く覚える娘が、ちゃんと不甲斐ない自分に気を遣うのに、目を細められ、まだ微かに娘に、虚しき思いを抱き、家族なんだよなと、漠然と胸にある、娘は彼女の血筋を拘るのではと、思ってた未来を直接破滅するシルエットに、感謝すべきなのかもしれないなと弱り、ぼんやりと俯き、軽く唇を噛む義威瀬、「うん…」
義威瀬の大変弱る様子にぶつける娘の天真爛漫なる姿に、苛まれ、娘を苛む筋じゃないのだけれども、もう既にパンクするほど不安に、抱かれる自分らに、何かしらの台詞を紡がせるのは、勘弁して欲しいのだと、切実に弱い自分の膨らむ胸元から、残念な感情を吐き出す美空、「威瀬…」
美空の不安に満ち溢れる声に笑い、自分らには、もはや笑って、困る感情を誤魔化す他に、やれそうな事などないと感じ、無力だと知れたとしても、まじまじと見てくる娘に、これ以上気を遣わせてたくないでいる彼、「えへへ,」適当に畏怖に揺さぶられ、期待と希望に満ち溢れる目線を自分に向く娘に微笑む義威瀬、「頼りにしてるよ。」口元を強く上げ、娘の頭を撫で、チラッと横目で義亜孔につられ、笑う嫁に目を細める、「大事な娘だもの。」
内心を直接に、撫でる父さんに笑い、ゆっくりと小さなる両手を合わせ義亜孔、「えへへ。」無邪気な義亜孔に、少し穏やかな気分にされ、沈む胸元の奥を、如何にか鼓舞する美空、「う…」悔やみ、歯を噛み締めて、何度も強めに鼻翼に力を入れ、ごくりと喉元に引っ掛かる唾液を飲み込み、畏怖にやられそうな目線を、携帯画面に向き、軽く唇を噤む美空。
「真っ黒になって華やかなキューブを見せたりするんだ~」まったりと両腕を組み、足元にある白い円盤を見下ろし、深い紫色の粒により適当に描かれた白い柱を見据え、これが星にとっての最後であり、世界にとってのビッグなサプライズだよなと、丁寧に自身が齎す傑作を堪能するシルエットは頷く、「今は白いけどね。」




