7話 運命というのは突然感じるのかもしれない そうだとしたらロマンチックだ
2時間目 学部での授業だ
生活学部実験室に移動
「生活学助教授のガリウスです。以後お見知りおきを」
(かっこいい先生だな〜)
「ユリアさん、あの人女子生徒に人気あるんですよ。だから男子は妬み嫉み抱えているみたいです」
(へぇ〜、でも男子と関わるつもりはそんなにないからいいか)
「本日皆さんに試していただくのは、この無味無臭の石鹸にほんのり匂いをつけるというものです」
そう言い先生は人数分の石鹸を魔法を使って生徒に渡していく
「皆さんには学部外の花壇にある好きな花1人1輪摘んでもらってそれの匂いを混ぜて魔法で石鹸を作ってもらいます。石鹸の元は配布するのでご安心を」
(結構難しそうだな。だけどこれマスターしたら家族に喜ばれたりしそうだな)
「では皆さん、外に移動してください」
外に出る
花壇前に来る
「皆さん 1人1輪詰んでいただいたら各自教室に戻ってOKです。では」
「ヒマリ、あなたはなんの花にするの?」
「私?私はですね、前々からこれって決めていたんですよ」
そう言い、彼女は少し丸いオレンジ色の花を摘んだ
「じゃあ私は...」
そう言いユリアは見渡すと一つの花に釘付けになった。ブルーの薄い花びら。繊細に見えるが力強い。
そんな感じがした
「これにする」
その花を摘み、二人は実験室に戻る