4話 昔の自分が何をしていようとも今の自分には何も関係ないと思いたい
次の日
掲示板に貼られた各学部 入学者の表を見る
そこにはユリアの名前と、なんとヒマリの名前も書かれていた
(私意外と入試の結果は良かったのかな。でもヒマリはあまり良くなかったのか)
「おはようございます、ユリアさん」
「おはようヒマリ」
「支援学部は女子に人気あったみたいで、私あまり入試の結果良くなかったから、、」
(はて、どう声をかけたら良いものか)
「でも!生活学部に入れたんで!支援学部じゃなくまた、ユリアさんのいないところだったらもっと私.....」
「大丈夫よ!私について来ればなんでも出来るわ!とりあえず教室に行きましょ!」
「はい!」
生活学部棟の教室に入る
一部の生徒はユリアの姿をみて驚くが、すぐに他の人との会話に戻る
席は自由だったので教室後部の席に2人並んで座る
(何故一部の生徒は私を見て驚いた?もしかしてユリアは私になる前何かをしていたのか?)
1人、グリンゲルの生徒はそれを見て見えないように不敵な笑みを浮かべる
「ねぇヒマリ、私前なにかしてたっけ」
「え、ユリアさんは街でも少しだけ有名な問題児でしたよ。犯罪行為とかまではしてませんでしたが大人に少し迷惑をかけるような。でもそこから噂に尾ひれが付けられて。ユリアさんのことやばい人って思ってる人もいるかもしれませんね」
(そんな他人事のように言わないでくれよ...
そういう認識を皆に改めて貰う必要がありそうだな。できるか分からないけど!)
教室に先生が入ってくる