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4、王都へ(後)

宿で目を覚ます時大体早く目が覚める。今日だって太陽が東から昇りはじめた頃に目が覚めた。隣に寝ているお父様を起こさないようにベッドから抜け出し、机に書き置きをする。平民と同じ様な服を着て部屋を抜け出した。



ーーーーーーー



朝早いと起きているのは、農民達だ。田畑が集まっている所まで、毎回行くのが5歳からの私の日課だ。歩き慣れた道を歩いていく。宿が変わって少し不安だったのだが知ってる道があって迷わずに着くことができた。


「ジェームズさーーーん」


前方にみえる畑の世話をしている老夫婦に声をかけた。


「エリーちゃん、久しぶりね。」

「そうだね!今日も野菜の収穫をしているの?」

「そうだよ。今日はトマトときゅうりを収穫しているんだ。」


と言いながら、おじいさん私に手に持っていたトマトを見せた。


「わあ〜 大きいトマトだね!」


「そうだろう」と嬉しそうに言うおじいさんに「今日も収穫のお手伝いをするよ!」と言ってハサミを貰った。


ジェームズ夫妻と知り合ったきっかけは、今日みたいに早く起きて、暇になって外に出て歩いていると迷子になってしまったのだ。その時に見つけてくれたのがジェームズ夫妻なのだ!私の服装で貴族と気づいた様で近くの高級宿に行ってお父様に知らせてくれたのだ。

すぐに畑にお父様が迎えに来てくれて大事はなかった。次にこの街にきた時にお礼を言いに行った。その時に収穫のお手伝いをしたのだ。意外と楽しくて、ひと段落したらとれたての野菜を食べる。その時が一番幸せだ。ンンッ話がずれてしまったが、それからというものこの街に来ると必ずここにきて収穫の手伝いをしている。(いつもこの街に来る時はちょうど収穫する時期なのだそうだ)


「おじいさん!このトマトすごく大きいよ!!」

「そうだろうとも!!」


といいまた作業に戻った。収穫は、何回かやったことがあるのでだんだん上手くなっている。トマトをとったらカゴまで持っていく。カゴがいっぱいになったら家まで持っていくのだが、これがものすごく重たいのだ。いつもは、おじさんに手伝ってもらって運ぶ。しかし今回は、鍛えているので1人で運ぶ!!と決めているので気合を入れてカゴの取手を掴み力を入れて持ち上げると


「お…重い…」

「エリーちゃん!ほら1人では重たいだろうからおばあちゃんと一緒に持とう!」

「ありがとう」


近くにいたおばあちゃんが声をかけてくれて一緒に持っていくことになった。

1人で持てると思ったがまだまだ私には力が足りない様だ…


「そんなにションボリしないで。エリーちゃんはまだ小さいんだから大きくなったら必ず持てる様になるわ。」

「次来た時には持てる様になりたいなあ」

「そんなに焦らないでも大丈夫よ。これを運んだらトマトを食べましょうか!」

「やったー!!」


さっきまでの悩みなど全部吹き飛んでしまった。



ーーーーーーー



「あま〜い!!」


とれたてのトマトをそのままかじりつく。おばあちゃんが「あらまあ」と言いながらトマトの汁だらけの私の頬を拭いてくれる。「もう食べてるのか」と言いながら、おじいさんも来て食べる。


しばらくすると、馬に乗った人がこちらに向かって来るのが見えた。


「お父様ーー!!!」


馬の方向へ走るとお父様が


「迎えに来た」


と言った。そして、ジェームズ夫妻に


「今日も娘が世話になった」


と言い私をお父様の馬にのせた。


「バイバーイ!!また来るねーーー!!」


と2人に手を振ると2人とも手を振り返してくれ、そのまま馬は走り出した。




ーーーーーーー




宿に着くとすぐに侍女のドロシーとポーラが私にドレスを着せ、朝食の準備が整ったダイニングに座り、朝食がはじまった。

さっきも食べたが、農作業の後は疲れてしまっていて朝食をものすごく食べる。お父様と同じくらい食べるとようやくお腹が満ちた。


「エリーは、ジェームズさんのところから帰ってくると元気いっぱいだな」

「うん!!朝から汗をかいてすごくさっぱりするんだもの」


満面の笑みで言うと「そうか」とだけいいお父様は出発の準備をした。



ーーーーーーー



「「「「「「「「おかえりなさいませ」」」」」」」」


朝疲れてしまったので馬車で寝て昼に起こされたと思うともう王都の屋敷についていて、執事や侍女達が玄関で並んで挨拶した。





今後もよろしくお願いします。

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