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32、気さくな人

遅くなってしまってすみません(汗)

なるべく今月はたくさん投稿していこうと思うので引き続き、よろしくお願いします…

「こんなに可愛らしい御令嬢から憧れられるとは光栄だよ」


といい、ジュスタン様は豪快な笑顔を見せながら私に手を出した。

私も手を取り二人で固い握手を交わした。


「こちらこそ!ジュスタン様の弟子となれるなんて光栄です!!」


『ジュスタン様の弟子』という言葉が脳内をかけ回っている。


そんな私を殿下が軽く引いたように見ているのが目の端に映ったが気にならなかった。

それほどにジュスタン様の弟子というのは大きいのだ!


しばらく、感激のまま固まっていた私は殿下の咳払いで現実に引き戻された。


「エミリア嬢、そろそろ握手をやめてはどうかな?」

「はっ!ジュスタン様すみません!」


そう言って慌てて手を離すとジュスタン様は笑って、

「いえいえ、こんなに感激する令嬢なんていませんから」

と、穏やかに笑うジュスタン様にまた感激して固まりそうになったところで


「私は一度着替えることにするよ」


と言った殿下におざなりながらに返事をするのだった。



ーーーーーーーーーーーーーー



殿下と一緒にジュスタン様も一度部屋から退出して、一人になったところで私はようやく冷静になった。

冷静になるとさっきまでの自分がとても恥ずかしい。


(いくら憧れていたジュスタン様に会えたと言っても今日で二度目なんだし、とてもはしゃいでしまって子供っぽいなんて思われたかも…?!

憧れのジュスタン様からそう思われるなんて最悪だ…)


憧れていたからこそ、かっこいい姿でお会いし、かっこよく剣を扱う姿を見せたかったと一人部屋で嘆くのだった。






ーーーーーーーーーーーーーー



その頃ジュスタン様と殿下は____



「おい、なんで早く来たんだよ」


廊下を周りに気づかれない速度で出来る限り早く歩きながらジュスタンに問いかけた。


「辺境伯令嬢と会うのに遅れたらいけませんからねえ」

「いくらそうでも約束の2時間前にくる必要ないだろ」


そう、私はエミリア嬢と話そうとジュスタンと約束した時間よりも2時間以上も早い時間にしたのにこの男がやけに早く来たせいでほとんど話せなかったのだ。しかも話したことはほとんどジュスタンの話ばかり…


考えれば考えるほどジュスタンが恨めしくなってジッとみるとジュスタンは相変わらず涼しい顔で


「部下が『辺境伯令嬢が今来たようだ』と言ったんですよ。

もしかして私は時間を間違えたかなっと殿下がおられるという部屋に行っただけですよ」


そう言ったのだった。


明日の6時に次話が投稿されます!

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