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3、王都へ(中)

開いた扉の中には、屋敷とは遜色ないほど豪華な応接室だった。

その左の扉は、屋敷よりは小さいテーブルが置いてあるダイニングルーム。

応接室の奥はリストルーム、右は寝室がある。

寝室の右には、衣装部屋とバスルームがある。

ダイニングルームの左には、使用人の部屋が10部屋あるらしい。

今回王都に向かうメンバーは、お父様の執事ジョバンとばあやと侍女のドロシーとポーラといういつものメンバーだ。(騎士達はまた別で王都に向かう)

一つ一つ部屋を考えるとなんとも贅沢だ。庶民は、リビングとキッチン、リストルーム、寝室だけで生活していると家庭教師の先生から教えてもらった。(ちなみに、お風呂は近所の銭湯に行くらしい。)


我がカロディアン領地は、森がありそこの動物を売ったり、海もあって貿易が盛んなので裕福な生活ができている。


「お父様?おろさないの?」


従業員から部屋の案内が終わってもう部屋にいないというのに座りもしないで私を抱っこしたままでいるお父様に言った。


「なんだ?おろして欲しいのか?」

「全然そんなことないけど、なんか理由があってそうしているのかと思って」

「理由がないと娘を抱っこしてはいけないのか?」

「そんなわけないじゃん!!!私はお父様が大好きだからいつまでも抱っこされてたいよ???」


そういうと、お父様は嬉しそうな顔をし、私のおでこにキスをして応接室のソファーに私を抱っこしたまま座った。



そのままお父様と話していると、コンコンとドアが鳴った。


「ディナーをお持ちしました。」


そう言って部屋まで案内してくれた人達が入ってくる。私はさすがにまだお父様の膝の上に座っているのはおかしいか、っと思い、膝から降りた。降りる時にお父様が少し悲しそうな顔をしていたのは、気のせいだろうか。

そう思っている間にお父様は


「ダイニングルームに行こう」


と言い、いつもと変わらなかった。



-------



「もう、お風呂は終わったか?」


寝着の姿で出てきた私に向かってお父様は言った。


「お父様は、どこのお風呂を使ったの?」

「余っている使用人用の部屋で入ってきたが…」


当たり前の様に言うお父様に呆れてしまった。


「お父様は、貴族の当主なんだよ?お部屋のお風呂使えばよかったのに…」

「私が部屋のお風呂使うと、エリーが気にして、ゆっくり入れないだろう?」

「お父様…(感激)」


「じゃあ、そろそろ寝ようか」

「うん!!」


もう屋敷では、お父様と寝ることはないけれど屋敷以外ではいつも一緒だ!

(やっぱりお父様の隣が一番安心出来るなあ)と思いながら意識を手放した。





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