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24、ギリギリ合格点です

ギリギリ間に合いました〜!

一つ前のものが増えているのでそちらからどうぞ…!!


そのあと私は、次会ったときにエリーと呼んでもらう約束をジュスタン様として殿下とエイダン様と共に最初に話した部屋に戻ってきました。


「エミリア嬢の勢いはすごかったな!

そんなにあのおっさんは、すごかったのか?」

「すごかったなどと言う言葉で表すことなどできません!

どんな騎士でも憧れる様な人ですよ!それに断じて『おっさん』なんかではありません!!」

「エミリア嬢もそう熱くならないで」

「殿下!ジュスタン様に聞きたいことがいくつかあるのですが!」

「な、なんでもこたえるからちょっと落ち着いて…」


「はい、深呼吸」と言われて素直に息を吸って吐くを何回か繰り返すとだいぶ興奮がおさまってきた。


「どう?落ち着いた?」

「はい、少し落ち着いてまいりました」


「話を変えようか」私がまた暴走するのではないかと危惧した殿下が言った。

「それもそうだな」とエイダン様が賛同して私の目の前に紅茶を差し出した。


「エイダン様は紅茶を入れることができるのですか?」


普通の貴族は使用人に任せることなのに?

と思いながら言うと


「王太子殿下の将来の側近になるためにこれは出来なくちゃならないからな」


休憩を挟む時間もない様なときにメイドが注ぐのを待ってられねーだろ?と言って私に得意気に私を見た。

「では、いただきます」と言って少し口に含むと思わず顔をしかめてしまった。

いや悪いのは私だ。

王太子殿下に注ぐものだから小さい頃から完璧に叩き込まれていると思ってしまったのだ。


「どうだ?」と聞いたエイダン様に思わず


「ギリギリ合格点というところです」という本音が出た。


「へ?」

「このお茶は、とてもではありませんが練習したものとは思えません。

まずそもそもお茶の味がなぜ均一ではないのですか?所々に渋みを感じます。

それに温度もちょうどいいとは言えません。なんですかこの熱さは?

殿下が熱々のお茶を好むのであればなんとも言えませんが出された直後にそのまま口をつけると火傷してしまいますよ?

飲む側に一切配慮が感じられませんって申し訳ありません!決してあなたを貶めたかったんじゃなくて…」


言いたいことをブワーとまくし立てると間抜けな顔をしていたエイダン様の目が少し潤んでいたことに気づいて慌てて謝った。


「あの…お茶は丁寧に入れれば誰でも美味しくなりますから一緒に練習しましょう?」


とりあえずエイダン様を落ち着けるためにお茶をいれた。


「はい、どうぞ」


私は決してエイダン様を貶めるつもりはなかったのだが、私の注いだお茶を飲んだ瞬間、彼の瞳から大粒の涙が溢れた。




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