20、恐怖の朝
ブックマークと評価をありがとうございます!!
急に増えていて飛び上がるほど驚きました!
いつも読んでいただきありがとうございます…!
私がそう言った瞬間、お父様は深いため息をついた。
何が悪いのかなんて分からずにキョトンとしていると
「それでどんなことを話したんだ?」
とお父様は言った。
「えっと…お父様の凄いところをいっぱい話したの!!
そして、剣術を習い始めたって言ったらミゲルは7年習っているから一緒に練習しようって言われていいよって言ったの!
あ!でも私、ミゲルのお家知らない!お父様は誰かわかる?」
昨日の話していたことを思い出しながらいっていく。そうしていくと自分が昨日ミゲルに家名を忘れていたことを思い出しお父様に聞くと、またお父様はため息をついた。
「エリー、あの方はな、ミハエル・ハボレーネ王太子殿下だ」
「え?」
「だから、昨日エリーが話したのはれっきとしたこの国の王太子でエリーはその王太子と剣術を共に習うことになったのだ」
「まさか!だって昨日お父様と話すときみたいに話しても何も言われなかったよ?
それに、愛称だけじゃ王太子だって分からないよ!!」
まさか自分がタメ口で話していた相手が王太子だなんて信じたくなくて言うと
「昨日の夜、国王陛下から書状が届いた」
そしてお父様は、今日王城に来いと言う内容が書いてある書状を読んだ。
自分でも顔の血の気が引いていくのが分かる。
これは…私、本格的に処刑されるかもという思いを残したまま昨日と同じようにメイドたちにせっせと磨かれて王城に行くのだった…
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昨日はあんなに楽しみにいしていた王城が今はとてつもなく恐ろしい。
王城を見上げながら逃げるなら今しかチャンスはないな、と思いながらもお父様に連れられるまま歩いていく。
なんとなくお父様の足取りも重たいように感じる。
(ごめんなさい、お父様。お父様のいうことをちゃんと聞いていればもっと長生きできたのかもしれないのに…)
そんなことを思っている間にもどんどん王城の奥にまで進んでいる。
どんどん早く、大きくなる心臓の音に押しつぶされそうだ。
(いや、立派な騎士は死にゆく時も無駄に足掻いたりなんてしないわ!立派に前だけ見据えて死ぬのよ!)
と自分の胸に言い聞かせながら歩いていくと
「やあ、エミリア」
そう言って声をかけてきたのは部屋の扉の前で待っていた、金髪の緑の目をした私よりも少し背が高い男の子ーー王太子殿下だった。




