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月と海のリザレクション〜海神ポセイドンの幼女転生〜  作者: 幸田遥
第3章 南極大陸編

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南極大陸上陸


 研究船パーズAは、南極大陸に向けて、海上の氷を割りながら進行中だ。



 南極大陸の周りの海は氷で覆われている部分がある。

 そこを突き進むには、それなりの装備が必要だ。


 南極大陸への上陸を目的として製造された研究船パーズAは、砕氷船としての装備も備えていた。




 まもなくして、研究船パーズAは、南極大陸の陸地付近に停泊した。

 そこから、小型のボートとスノーモービルを使い、南極大陸に上陸するのだ。




「Wei, I guess you know where the base of ‘Sea PeaceS’ is. (ウェイ、基地の場所はわかるか?)」


 大城戸研究室の居室では、博士たちは『シーピーズ』の基地に乗り込むための計画を練っていた。



「That is around here. (このあたりですね)」

 ウェイは地図を指差す。


 博士は、ウェイが指差した周辺を赤い丸で囲んだ。


「Ok, good. We will arrive here, then we will go through this root. (そうか、じゃあ、我々はここに到着予定だから、このルートで、目指そう)」


 博士は、地図に赤色のペンで情報を書き込む。

 研究船パーズAからの上陸地点と『シーピーズ』の基地が一本の赤い線で結ばれた。


 その間には雪原と小高い丘があるだけだ。



「これなら、それほど離れていないから、スノーモービルですぐだな」

 博士は独り言ちた。


 博士たちは、この経路をスノーモービルで走る予定だ。


 博士もウェイもモービルの運転ができる。

 フィールドワーク研究者の必須スキルでもある。




 コン コン コン



 その時、居住部屋の扉を叩く音がした。


「はーい」

 ウェイが立ち上がり、扉を開ける。


「あれ、沖田船長!」

 博士を驚いた声を上げながら、椅子から立ち上がった。


 突然の訪問者は、沖田船長だ。

 博士にとって全くの予想外の訪問者だった。


「どうも、こんにちは。突然お邪魔して申し訳ないです」

 沖田船長は、帽子を取り、博士に向かってペコリとお辞儀をする。


 そして、居住部屋に入るなりテーブルの上に広がる地図を一瞥し、言葉を発した。


「あの、大城戸教授。私も一緒に連れて行ってはもらえませんか? おそらく、教授たちが行くであろうところは、私も認識しているつもりです」

 沖田船長は、博士たちにずっと目をつけていた。


 大城戸博士が南極にこだわっていることから、何かが南極大陸にあるであろうことは、簡単に予測できた。

 そして、推測通り、艦隊が南極大陸手前で現れ、壊滅した。


 これから、沖田船長は目星をつけた。南極大陸に、研究船パーズを襲った組織の本拠地がある……、と。



「そうですか……、はは、どこまでご存知なのでしょうか?」

 博士は、ポリポリと頭を掻いた。



「さぁ、どこまででしょう? とりあえずは、大城戸教授が南極にある『ある組織』の本拠地を目指していることくらいでしょうか……。」

 沖田船長は、口元に笑みを浮かべた。


「はは、よくご存知ですね、沖田船長。これから私たちが向かうのは、『シーピーズ』の本拠地です。我々の船を幾度となく襲った組織の、本拠地です」


「やはり、そうですか。『シーピーズ』ですか。そうだとは疑っていたんですがねぇ……。では、なおさらですね。どうか私も連れていってください」

 沖田船長は、膝を曲げ、地面に足をつけた。


「ちょっと、待ってください! 頭を上げてください。わかりました。一緒に行きましょう。とりあえず、土下座(それ)はやめてください!」

 博士は沖田船長を立ち上がらせた。


「ありがとうございます」


「じゃあ、わかりました。とりあえず、出発するまでに、できるだけ打ち合わせしましょう」

 博士は、頭をかきながらも話し始めた。



 博士は、ウェイと沖田船長にシンシアとアムルのことを話した。


 シンシアとアムルが海神ポセイドンと最高神ゼウスの生まれ変わりであることと、神の力が使えることを話した。

 そして、『シーピーズ』に関する情報を共有した。



「……と、こんな感じです」

 博士が沖田船長とウェイに説明をし終えた。

 もちろん、ウェイは日本語が理解できないので、英語と日本語を交えつつだ。


「なるほど……。」

 沖田船長は、大きく頷いた。


 これまでの経緯を理解したのだ。


 沖田船長の予想通り、あの女神は、大城戸博士の娘であった。長年海の上で培った沖田船長の『勘』は正しかったのだ。



「で、こちらのメンバーは?」


「僕とレイア、そしてシンシアとアムル。それに、ウェイくんと沖田船長の6人ですね。スノーモービルが2台を操縦して行きましょう。僕とウェイくんが操縦できますので」

 博士は、沖田船長の質問に答える。


 博士としてはレイアを置いて行きたかった。

 危険だからだ。


 しかし、アムルとシンシアを守るのは母親の使命だと言われ、博士はそれに反論できなかった。



 結局、大城戸ファミリーの4人と、ウェイと沖田船長の6人で基地を目指す。

 今回は、さーべるちゃんは、研究船パーズAの船内でお留守番だ。


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i488219
秋の桜子さまよりいただきました。
好評連載中です!

i493381
砂臥 環さまからいただきました。
リンク先は、『『月』を照らす光〜月と海のリザレクション〜』です。
テーマソングです。
― 新着の感想 ―
[一言] 南極到達おめでとうございます☆彡 兄弟は戦闘が強いですね (*´▽`*)
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