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月と海のリザレクション〜海神ポセイドンの幼女転生〜  作者: 幸田遥
第1.5章 臨海実験センター編
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ジム通い

この話は短いので、変則的に投稿します。


 日本に帰って来てから、博士はジムに通っている。



 毎日のように、実験の合間を縫ってジムに通っているのだ。この生活も、もう4ヶ月になる。

 父親として、娘と息子を守らないといけないと言う使命感が、博士を駆り立たせていた。




 博士は、ベンチプレスを終え、汗を拭きながら、休憩室の椅子に座った。


「相当筋肉がついて来ましたね」

 と、博士のインストラクターの中山美希が、博士に話しかける。



「中山さんのおかげですよ」

 博士は、息を整えながらも、中山の方に目をやる。



「結果に直結させるのが、弊社のモットーですからね」

 そう言って、中山は笑顔を浮かべた。



「それにしても、素敵な筋肉ですね。大城戸先生は、教授なのに、文武両道を目指してらして、すごいですね。尊敬します。私は、筋肉バカなので、勉強はからっきしだめですので、勉強ができる人は尊敬します」

 中山は、博士の筋肉を見つめる。


 半袖のTシャツの袖から覗く、博士の腕の筋肉は、4ヶ月とは比べものにならない。

 一般の平均と比べて細かった腕も、明らかに、鍛えている人のそれに匹敵する太さだ。もちろん、専門の方々には遠く及ばないが。



「子ども達を守らないといけないですからね」


 博士は、落ち着いた低い声で、返事をした。

 その言葉を、自分にも言い聞かせるように。



「お父さんは偉大ですね」

 中山は、笑顔で頷いた。


「ええ、大変ですけど。いいもんですよ」

 博士は、頷いた。


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i488219
秋の桜子さまよりいただきました。
好評連載中です!

i493381
砂臥 環さまからいただきました。
リンク先は、『『月』を照らす光〜月と海のリザレクション〜』です。
テーマソングです。
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