019・中編─会議は踊って進まない
短いね。つまり、中編は二つあるという事だね。
「この世界は一つの核を中心に構成されているんだ。例えば神域とも呼ばれるような世界なら、神殿や神社、社なんかの建物そのものだったり、その中に祭られてる祭具や神器だったり。とにかくそれらの核を壊すなりなんなりして〝世界を構築する核〟としての能力を無力化しないといけない」
「じゃあ、必ずしも何か人為的な意思が働いているわけでは無いのね」
閑話休題と言ったのに話が戻っていない……?
明らかに青華提案の案その二についての話し合いになっていないか? 戻るどころか俺の知らない所で話が物騒な方向に飛んで行っている。
とはいえ、如何に話がぶっ飛んで行こうとも俺にはどうにもできないというのが現状。凍らされて口を封じられる。
「──神が力を付けるには信仰が不可欠。信仰なくして神は成り立たない。神器の力は神の力。だから神域ができるにはその近くに人間が生息していなきゃいけないんだ」
「え? でもこの島には……」
「そう。この島には人間が存在しないんだ」
「だから?」
「だからこの世界が神域である可能性は極めて低いと言えるね」
「今までの会話何だったんだよ!」
やたらと長文で説明するからこれで正解なんだと思っちまったじゃねえか!
なげえよ!
「ちゃんと話をきいて」
「ごめんなさい」
……なんで謝っちゃったんだろうか。
どうにも羽重は苦手だ。
「神域ではないという事は、だ。そこには別の可能性が浮上してくる」
「神ではない、人間による人為的な発生」
「Exactly! 青華ちゃんは優秀だね」
「でもそれって、そんな事ってあるのかよ。存在すらも疑わしい、神様なんていう存在が作るような一つの世界を人間が作れるものなのか」
「なくはないだろうね」
「話し合いでどうにかならねえかなあ……」
頭を抱える。
どうしようもねえ……。
「やっぱり引きこもるのが最善だと僕は思うけどね」
「でもそれって俺また動けなくなるんだろ? あれ結構キツイんだぜ」
「ちょっと」
有意義とも何とも言い難い話し合いの合間に青華が割って入る。
「あんた達だけで話し合って完結させないでキチンと私たちにも説明しなさいよ」
「え? あー……」
そうだよな。
何も知らない青華や羽重の前でこんな話しても分かんないよな。
メデスに目をやるが……、口半開きで何も考えてなさそうだ(かわいい)。
許せねえよなあ。
いや許すけども。
ふむ。
さてはて、どうしたものか。ほとほと困り果てるとはこのことか。
真面目に正直に言ってしまえば青華に、二人に知って欲しくない。王権戦争という命を奪い合うという戦いについてなんて、知って欲しくない。
「あーっとそうだな──」
先週投稿するとか言ってたヤツがいるらしいっすよ。しかもそいつモンハンとか買って執筆どころじゃないらしいっすよ。




