【知覚過敏と天道虫】
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♂1:♀1:不問0
ボソリと喋る青年 ♂ セリフ数:16
明朗快活な女性 ♀ セリフ数:15
[あらすじ]《2分半程度》
ピッカリと素晴らしい秋晴れの午後。コンビニの前に居る若い男女は、目的の店が開くまで、邪魔にならないよう屯する事にした―――。
【ボソリと喋る青年】
ソフトクリームなんて、久々に食べました…。
【明朗快活な女性】
たまにはこういうのも良いだろう!
【ボソリと喋る青年】
というか、コンビニでホットスナック系を買うのって、…その、勇気がいるので…。
【明朗快活な女性】
客の買ってったものを、いちいち気にする店員なんて居ないさ。
【ボソリと喋る青年】
気持ちの問題なので…。
【明朗快活な女性】
なら仕方ないか!
ところで、事務の水谷さんが話していたんだがな、お前好きな奴が出来たのか?
【ボソリと喋る青年】
(ソフトクリームを吹き出して)
ぶっ……!?
な、だ、誰ですか、そんなウソを一番厄介な人に吹き込んだのは…!
【明朗快活な女性】
だから事務の水谷さんだ。
しかしそうか、ウソか…。なら訂正しておかないとな。
【ボソリと喋る青年】
待ってください…イヤな予感がする…どこに広めたんですか…?
【明朗快活な女性】
石崎さんと間内さんと、今野さんだ。
【ボソリと喋る青年】
はい、確定。会社全体に広がってるの確定。僕もう会社行きません、辞めます。
【明朗快活な女性】
ウソなんだろう? なら問題なく「好きな人は居ません」って言えるじゃないか。
【ボソリと喋る青年】
いちいち否定するのも面倒ですし、…ああいうオバチャン連中って、めちゃくちゃな所まで話を飛躍させるから…苦手なんです…!
【明朗快活な女性】
そうか? 三人とも明るくて楽しい人達だぞ?
【ボソリと喋る青年】
センパイはコミュ力お化けだから、そう感じるだけです…。
【明朗快活な女性】
褒められてるのか、貶されてるのか、いまいち分からんな。
まあ、確かに。話の飛躍という点では同意する。
この間なんか、いつお前と結婚するんだって聞かれたしな。
【ボソリと喋る青年】
は…? 何ですか、その鳥肌が立ちそうな話…。
【明朗快活な女性】
ハッキリ否定しておいたぞ。
アイツとはただのゲーム仲間だと。新作ゲームを買いに行ったり、お互いに遊ばなくなったゲームを譲りあったりしているだけで、疚しい事は何も無いとな。
【ボソリと喋る青年】
ほら〜…、もうそういうフラグ立ち始めてる…。
あの人達にそういう事を言っても、信じないってか、隠してるって思われるんですってば…。
【明朗快活な女性】
そういうものなのか? 簡単そうな問題なのに、随分複雑に考えるんだな。
【ボソリと喋る青年】
危機感は持っておいた方が得なんで。
【明朗快活な女性】
それはそうだな。
そう言えば、N辞めるらしいぞ。
【ボソリと喋る青年】
えぬ………? ああ、中谷さんですか。『でしょうね』としか言いようが無いです。惜しむほど関わってないですし。
【明朗快活な女性】
ワタシもそこまでなんだがな。江藤が彼女の事を話す時、必ずNというから覚えてしまったんだ。
【ボソリと喋る青年】
ここの職場、何でか知らないですけど、触れづらい人とか、退職予備軍をイニシャルで呼びますよね…。
【明朗快活な女性】
どこで誰が聞き耳立ててるか分からん職場だからな。
お、五分前。そろそろ移動するか。
【ボソリと喋る青年】
そっすね。
もし推しじゃないのを二回以上引いたら、貰ってくださいね。祭壇に祈ってきたんで、無いとは思いますけど。
【明朗快活な女性】
おいおい、それこそフラグじゃないか。ウチにどれだけお前の戦利品があると思ってる。
【ボソリと喋る青年】
推し以外は別に勝ち取ってないんで、戦利品じゃないです。
【明朗快活な女性】
おいこら。
【ボソリと喋る青年】
さ、急ぎましょう。センパイ。
STORY END.




