【鏡に映った顔】
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♂1:♀1:不問0
予習をする女子生徒 ♀ セリフ数:16
本を読む男子生徒 ♂ セリフ数:16
[あらすじ]《2分半程度》
カリカリ、パラパラと。木造校舎らしい木の香りに包まれた、朝日の眩しい教室にて。机を一つ挟んだ向こう側を上手く見れずにいた―――。
【予習をする女子生徒】
佐伯さんと萌香さん、付き合うらしいわ。
【本を読む男子生徒】
“萌香さん”って誰……ああ、汐崎ね。バスケ部だっけか。
【予習をする女子生徒】
そう。バスケ部のエースとマネージャー。お似合いの二人ね。
【本を読む男子生徒】
…今度は長続きするといいけどな。
【予習をする女子生徒】
ああ…。佐伯さんの女癖ね。でもそれは一年生の時の話でしょう?
【本を読む男子生徒】
二年の時も他校の女子にカッターナイフで刺されかけてただろ。
…ま、他人の色恋に興味はねえけど。
【予習をする女子生徒】
またそんな事言って。
……、ところで図書室で本、返されてたわ。貴方が読みたいって言ってたのに、ずっと借りられてて読めなかったやつ。
【本を読む男子生徒】
卒業生が返却せずに、ずっと持ってたやつ?
【予習をする女子生徒】
そう。
【本を読む男子生徒】
…後で借りに行こ。
【予習をする女子生徒】
司書さんが、こちらで預かっていましょうか? って言っていたけれど、明日の朝に伝えるので大丈夫ですって言っておいたわ。
【本を読む男子生徒】
ま、そうそう借りる奴も居ねーだろ。
あ、そうだ。
お前、告られたらしいな。
【予習をする女子生徒】
……ああ、二年生の子ね。断ったわよ。
【本を読む男子生徒】
今度はどこの物好きだよ。
【予習をする女子生徒】
失礼ね。同じ委員会の子よ。
最近やけにソワソワしてると思ったらコレ。辟易するわ。
【本を読む男子生徒】
モテてんだから文句言うなよ。
毎度毎度、断る理由もねえだろ。
【予習をする女子生徒】
私にだって選ぶ権利くらいあるわ。
…好きな人が居る、ってちゃんとした断る理由でしょう?
【本を読む男子生徒】
……………………は?
【予習をする女子生徒】
何。私変な事言ったかしら?
【本を読む男子生徒】
…誰だよ、好きな奴。聞いてねーぞ。
【予習をする女子生徒】
他人の色恋には興味ないんでしょう?
【本を読む男子生徒】
……意地悪ぃな。
【予習をする女子生徒】
可愛い子よ。丁度、良く撮れた写真があるから見せてあげる。
【本を読む男子生徒】
(少しムッとして)
……………。
【予習をする女子生徒】
ふふ。はい、どうぞ。
【本を読む男子生徒】
……あ? 何、鏡? 好きな奴の顔見せるって…………………、っ。
(察して、詰まった息を一気に吐き出す)
……はぁぁ〜〜〜〜……。
…色気のねえ告白だこと。
【予習をする女子生徒】
あら、恋愛小説が好きな貴方にピッタリだと思ったのだけれど。
【本を読む男子生徒】
…俺が読んでんのはサスペンスホラーだ。恋愛メインじゃねぇよ。
…チッ。おい、こっち向け。
【予習をする女子生徒】
ふふ。告白されて不機嫌になる人、初めてだわ。
【本を読む男子生徒】
………今日、一緒に、…帰るか。
【予習をする女子生徒】
ふふふ、耳まで真っ赤だわ。
【本を読む男子生徒】
…うるさいっ。
STORY END.




