【プラディティは迷う】
台本ご利用前は必ず『利用規約』をお読み下さい。
『利用規約』を読まない/守らない方の台本利用は一切認めません。
※台本の利用規約は1ページ目にありますので、お手数ですが、『目次』をタップ/クリック下さい。
♂0:♀2:不問0
リジャ ♀ セリフ数:16
〈世界の軸の真横で生きるプラディティの一人。普段は師匠の元で生き方を学んでいる半人前〉
夏子 ♀ セリフ数:15
〈【春でもない日】の軸に生きるキャラクター〉
[縺ゅi縺吶§]《4分程度》
矛盾を見つけてしまいました。綻びが生まれてしまいました。歪みが出来てしまいました。さあ、どうしましょう。まだ世界は気付いていません。私達が直して差し上げましょう―――。
【リジャ】
(第一声、裏返る)
おっ、おはようございます、〈夏子〉さん。
【夏子】
うぇ………? んん、おはようございます…?
【リジャ】
(小声で)
こ、答えた…! え、すご、師匠、これスゴイ…! 私、〈キャラクター〉と喋ってる…!
【夏子】
んん、ココどこ…?
【リジャ】
ひぇっ…んん、いやいやダメダメ。仕事、仕事しなきゃ。
初めまして、〈夏子〉さん。私はリジャと申します。えっと、…貴方の世界に歪みを見つけましたので、修正の為に接触させて頂きます。
【夏子】
んん…? ゆがみ? しゅうせい?
お姉さん何言ってるんですか? なにこれ、夢?
【リジャ】
(早口小声で)
うぅ…、駄目だ。軸の構成回路が薄い世界の人だ…。
ってか師匠も、ちゃんと説明してから放り込んで下さいよ、無理、無理無理。やっぱり私に繋なんて出来ませんよぉ…!
【夏子】
……お姉さん、リジャさんですっけ? ココってどこなんですか?
【リジャ】
…えっ? あ、ああ。えっと。ここは調律の間です。
えっと、簡単に言うと“何れかの世界が同時に存在出来る場所”、ですかね。
【夏子】
なるほど、そういう設定か。
【リジャ】
厨二病か何かだと思われたな、これ。
まあいい、不名誉だけど都合は良いし。
…あー…、えっと。
〈夏子〉さんは、その。もし、ですけど。
【夏子】
はい?
【リジャ】
妹さんが生きている世界があったら、その世界で生きたいですか?
【夏子】
…! 何で、知って…。あぁ、いや。リジャさん、私の名前も知ってたし、今更か。
【リジャ】
(小声で)
え、ウソ。こんなパニックになってもおかしくない場所で、そんな冷静になれる事ある?
やっぱ師匠の言ってたのガチなんだ…。
構成回路の薄い世界では強制的に認識阻害が発生するって…。
【夏子】
うーん、スゴく迷うけど…いいです。
【リジャ】
えっ、
【夏子】
…そりゃ、千夏が生きてる方がずっと良い、ですけど。
何だか、千夏が居ないのに慣れちゃったっていうか…あ、待って! めちゃくちゃ語弊が生まれそうな言い方しちゃった!
【リジャ】
あ、大丈夫です! 分かってますから!
【夏子】
あ、良かった。
…お父さんも、せーちゃんも、…みんな、私は悪くないって言ってくれたけど、でもやっぱりどこか後ろめたくて、だから千夏が生きてる世界っていうのは、魅力的だけど…いいんです。
【リジャ】
そう、ですか。
…………あっ、
〈夏子〉さん、そろそろ夢の時間が終わりますので、最後にご質問をば。フィーリングで答えて下さい。
【夏子】
え、また唐突な。いいですよ。
【リジャ】
貴方は「猫」ですか? それとも「針」ですか?
【夏子】
うーん、猫かなぁ。子猫動画とか見るの好きですし。
【リジャ】
わ、私もです! 仕事で疲れた時なんか特に……ハッ、つ、次の質問です!
貴方は「もう知っていますか」? それとも「朝ごはんは食べましたか」?
【夏子】
え、何それ…。うぅん、もう知ってる、かな。何となく、だけど。
【リジャ】
・・・。
それでは、最後の質問です。
貴方は私が「好き」? それとも「嫌い」?
【夏子】
リジャさんの事? 普通に好きです。何かノリが友達に似てて。
【リジャ】
ピエッ、こ、光栄です…!
【夏子】
そうそう、そういう反応! って、あれ…? 何か、きゅうに、ねむく…
【リジャ】
…ありがとう、〈夏子〉さん。
貴方のお陰で、私の迷いも晴れた気がします。
……さよなら。もう二度と次が無い事を願っております。
STORY END.
〈夏子〉の登場作品
【春でもない日】
https://ncode.syosetu.com/n6513fo/51/




