【まあるく、ここあ】
台本ご利用前は必ず『利用規約』をお読み下さい。
『利用規約』を読まない/守らない方の台本利用は一切認めません。
※台本の利用規約は1ページ目にありますので、お手数ですが、『目次』をタップ/クリック下さい。
♂1:♀1:不問0
美しい姉 ♀ セリフ数:11
内気な弟 ♂ セリフ数:10
[あらすじ]《2分程度》
トントンと扉をノックする音。分厚い本を閉じた少女は扉の向こうへ「どうぞ」と声を掛ける。遠慮がちに開かれた先には寝間着姿の弟が立っていた―――。
【美しい姉】
こんな夜更けにどうしたの? お姉様に相談事?
【内気な弟】
申し訳ありません、お姉様…。今日、執事長に聞いた『井戸の人形』の話がどうしても耳から離れなくて…。
【美しい姉】
つまり眠れなくなってしまったのね?
【内気な弟】
はい…。……きっと、お兄様の所へ行っても気合いで何とかしろと言われるだけですし…それに、明日はあの御方とデートだったと記憶していますし…。
【美しい姉】
ああ、それは間違いなく蔑ろにされてしまうわね…。
いいわ、こっちへおいでなさい。
【内気な弟】
……! ありがとうございます……!
【美しい姉】
今日は執事長のマナー講座を受けていたんだったわね。……どう? 執事長は厳しいでしょう?
【内気な弟】
はい…、それにミスをすると怖い話を……。
【美しい姉】
ああ、それで…。
今日はその『井戸の人形』だったのね? 私も昔聞いたことあるわ。あれでしょう? 井戸に捨てた人形が好きな男の子の部屋に飾られてるっていう。
【内気な弟】
お、お姉様……その辺で止して下さい……。
【美しい姉】
うふふ、意地悪が過ぎたかしら。
でも眠れないと明日に響いてしまうわね。……なにか飲む?
【内気な弟】
へ……お姉様が淹れて下さるんですか!?
【美しい姉】
侍女長には及ばないけれどね。
じゃあ、ココアで良い?
【内気な弟】
はい……!
*
【美しい姉】
どうかしら。平凡な味だけど、寝る前の微睡みには沁みる味でしょ?
【内気な弟】
はいっ、とても温かくて美味しいです。
【美しい姉】
もう眠れそう?
【内気な弟】
はい。……お姉様、ありがとうございます。
【美しい姉】
お安い御用よ。可愛い弟のためだもの。さあ、それを飲んだら専属執事を呼んで眠る準備をなさいな。
私もそろそろ眠りたいから。
【内気な弟】
はい、お姉様。ありがとうございました。……あの、また……ココアを飲みにお姉様の部屋に来ても良いですか……?
【美しい姉】
えぇ、もちろんよ。
その間にまた腕を上げておくから。
STORY END.




