【燃えるような恋愛相談】
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♂1:♀1:不問0
嘆く女 ♀ セリフ数:17
仕事をする男 ♂ セリフ数:16
[あらすじ]《3分半程度》
自宅で仕事をしていた男の元へ酒とツマミを持ってダイナミック不法侵入をしてきた女は冷たい目を向ける男に思いの丈を叫んだ―――。
【嘆く女】
燃えるような恋がしたいです!!
【仕事をする男】
窓から突然入ってくるのは通報モノだと思うんですが。あ、消すの間違えた。
【嘆く女】
仕事してないで聞いて!!
【仕事をする男】
仕事してる時に来んなっつってんでしょ。そもそも禁酒してるんじゃないんですか、何普通に飲んでんだ。自分で課したルールも守れねェくらい好い加減だから捨てられるんでしょ。
【嘆く女】
否定不可能なド正論で殴ってくるのやめてよぉおおお・・・! 今回は捨てられたんじゃないんだよ、こっちから!! 振ってやったんだよぉお・・・!
【仕事をする男】
…………………………。
【嘆く女】
ヤダ! 全てを見透かすような目でこっち見ないで!
【仕事をする男】
……『幼馴染と俺どっちが大事なんだよ』ですかね。
【嘆く女】
何で私が振る前の彼氏のセリフ知ってんだテメェ! ハッ! まさか!
【仕事をする男】
いや別に仕向けてないですし。
まぁ、女々しそうな顔してたんでそういう事言うんだろうなっていう予感が。
【嘆く女】
的中だよ!? 何、女々しい奴なら言ってよ! ちょっとぐらい注意してたわ!
【仕事をする男】
…………へえ?
【嘆く女】
ヒェッ・・・イエッ・・・アノッ・・・
【仕事をする男】
俺一応気を付けた方がいいって言いましたよね。アレ? それって前の彼氏でしたっけ? 違いますよね?
こっちだって年上の幼馴染に何かあっては困ると思ったから忠告してあげたのに、ああ、そうですか。丸無視の上に言ってなかった事になってると。……へえ?
【嘆く女】
あの、ね? 恋は盲目ってよく言うじゃ……ん?
だから盲目してる時に言われてもよく聞けてないっていうか。
【仕事をする男】
つまり、付き合う前にあの男が危ない、この男は気を付けろとか『俺が』言わなきゃいけねェんですか。
アンタのボディガードやってんじゃないんですけど。
【嘆く女】
うぅぅぅ・・・ご、ご最もです・・・。
でもでも! 付き合う男付き合う男、みーんな駄目だから・・・何か、一人紹介してくれない?
【仕事をする男】
付き合う男がみんな駄目なんじゃなくてアンタが駄目にするの間違いでしょうや。
【嘆く女】
え、嘘!? 私結構健全な彼女やってるよ!?
【仕事をする男】
……………………。
【嘆く女】
だからその見透かすような目ェやめてぇえ……!
【仕事をする男】
デートに行っても必ず待ち合わせ場所を間違えるわ、すーぐ迷子になるわ、くそどうでもいい記念日は覚えてるくせに一周年記念忘れて仕事いれるわ、誕生日プレゼント失くすわ、あーもぉ・・・挙げたらキリないですね。
【嘆く女】
いやぁああああ・・・! もぉお、やめてぇえええ・・・!
【仕事をする男】
そう言いながら酒を飲むな。
【嘆く女】
アアアアア・・・私のストロングゼロォ・・・
【仕事をする男】
そもそも彼氏は彼女に尽くすべきだって考えなら彼女も彼氏に尽くすべきでしょうや。
【嘆く女】
ええぇぇぇ、だってさぁ。
あ、そうだ。いっその事私達が付き合っ―――。
【仕事をする男】
天地がひっくり返っても有り得ないので帰って下さい。
【嘆く女】
ああぁぁ嘘嘘、ごめんなさい! もっとこう、的確なアドバイスくれませんかね!?
【仕事をする男】
金を貢ぐようになったら終わりなんでそれだけはやめて下さいね、世間体のために。
【嘆く女】
それじゃあ全然的確じゃないぃぃぃぃい! ねぇ、もっと実践的なさ……!
【仕事をする男】
あぁもう、煩いな! 仕事終わるまでそこで大人しく座ってろ!
【嘆く女】
ううううう・・・あーい・・・。
STORY END.




