【幸か不幸か不幸せか】
声劇タイトルは
【こうかふこうかふしあわせか】と読みます。
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♂0:♀2:不問0
冷静な女 ♀ セリフ数:14
興奮気味な女学生 ♀ セリフ数:15
[あらすじ]《3分程度》
女学生は女に詰め寄った。親族に罵倒されようと後ろ指を差されようと気にしない女に腹が立ったからだ。そんな女学生に女は至極冷静に言い放った――。
【興奮気味な女学生】
ねえ、何で!? 何で何も言い返さないの!?
【冷静な女】
必要が無いからだ。
【興奮気味な女学生】
あんな根も葉もない事言われて腹が立たないの!? 前から嫌だと思ってたけどあの人達、もっと嫌になった!
【冷静な女】
陰口を囁かれているのは私だというのに何故お前がそんなにイライラしてるんだ。
【興奮気味な女学生】
家族同然に育ってきて、父さんが死んじゃった後もアタシを見捨てずにいてくれたじゃない! アタシはそんなアナタが有りもしない事実に何も言わないのが嫌だって言ってるの!
【冷静な女】
はぁ〜…。全く…、よく聞け。
【興奮気味な女学生】
聞きたくない! それに何よ、アタシが庇おうとしたら二の腕 抓ったよね!? 何で何も言わないのさ!
【冷静な女】
私を庇った所でお前にメリットはないし、あちら側に何かをしてやり返される方が面倒だ。
【興奮気味な女学生】
でも! あの人達アナタの事をタダ飯喰らいって言った! アナタはちゃんと働いてアタシの学校のお金だって払ってくれてるのに!
【冷静な女】
言いたい奴には言わせておけ。
私はあんな知能の低い猿共の相手はしたくないんでな。
【興奮気味な女学生】
何それ! じゃあその知能の低い猿共の言葉に反応しているアタシは何!? それ以下!?
【冷静な女】
そうは言ってないだろう、落ち着け
【興奮気味な女学生】
落ち着けるもんか! ああもう! 今度会ったら顔面に拳を叩き込んでやりたいわ!
【冷静な女】
……お前はアツにそっくりだな。
【興奮気味な女学生】
え? アタシそんなに父さんに似てる? 顔とかは母さんに似てるって父さんが言ってたけど…
【冷静な女】
ああ、確かに。猫目と高い鼻はマナミにそっくりだ。だが、そうやって私に対する悪口に勝手に腹を立てている所はアツにそっくりだ。
【興奮気味な女学生】
……、アタシや父さんじゃなくても本当のアナタを知ってる人達は皆腹が立つと思うよ。
アタシがするって言ってるのに洗濯も掃除もゴミ出しも家事も気が付いたら全部終わってるし、ご飯は凄く美味しいし、勉強で分からない所があったらとっても分かりやすく教えてくれるし。
【冷静な女】
当然だ。マナミともアツとも約束した事だ、疎かになど出来るものか。
【興奮気味な女学生】
……凄く、すっごく感謝してるの。
アタシ、アナタと居られてすっごく…幸せなの…! なのにあの人達は…!
【冷静な女】
言われて嫌だった事を思い出すのはそれを笑える様になってからにしろ。その方が幾分かマシに生きれる。…あの猿共よりな。
【興奮気味な女学生】
……。
【冷静な女】
駅前のカフェにでも行くか。
そうしたら機嫌を直してくれるか?
【興奮気味な女学生】
……ずるい。そんな風に言われたらいつまでも言ってらんないじゃん。
【冷静な女】
ふっ……やはりお前はアツとマナミの子だな…。
【興奮気味な女学生】
……あ、ねえねえ。
【冷静な女】
ん?
【興奮気味な女学生】
アナタは幸せ?
【冷静な女】
…………。…………さあ、どうだかな。
【興奮気味な女学生】
えっ。ちょっと! 教えてくれたっていいじゃない!
STORY END.




