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不死の王子と死の味
読んでくれてありがとうございます!!
鮮血が青い空に向かって飛び散る。
彼は、美しい瞳を閉じる。
これで、終わりのハズだった。
「ハズ…だった…。」
彼の意識は、完全に保たれていた。
痛みなんて一切感じない。
多少、貧血気味だと言う事を感じるほどだ。
「僕は…死ぬこともできないのか?」
それは、彼が8歳ながらにも本気で考え抜いた今の感情。
「実に…実に美味だな…死の味は実に美味だ…。」
もはや、優しかった彼など一瞬も残っていなかったのだ。
「アイツに…僕に絶対にこの…この美味を!!」
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