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魔法嫌いの皮肉伝説  作者: アカツキ
幼少期編 最悪の記憶
5/22

僕は君で君は僕

本日5本目です。

(力…欲しい?)

彼の心の中に何かが畳みかけてくる。

(ち・か・ら?)

(そうだよ。力、僕はね君であり僕。君の前世なんだ。)

(魔人だよ。)

彼の心の中で何かが切れた。

家族を殺したのは相手軍の魔人なんだ。

そして、彼はボソッと心の中でつぶやいた。

(欲しい…力、お前をぶっ殺すために!!)

(僕の力で僕を支配するのかい?不可能だよ。)

(いつかやる…魔法なんて魔人何て大嫌いだけど…。だけど!!)

(じゃあ、良い事教えてあげる。)

彼は、息をのむ。

(君の家族を殺したのは君…つまり僕だよ。)

彼は、周りの空気が急に寒くなるのを感じた。

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