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前途多難
今回も読んでくれてありがとうございます!!
「え~っとあちらの界隈の方?」
男は、腹を抱えて笑う。
「違う違う…これでもかなり有名な冒険者でな。」
良く見ると仕立ての良い服。
その、内ポケットから冒険者カードを取り出す。
その、カードは白金色に輝いていた。
又しても彼らは目を丸くする。
「えっと…プラチナ級でいらっしゃるんでしょっしょうか?」
「あぁ、巷では金色の豪腕とも言われている。」
金色の豪腕と言えばこの国の頂点に君臨する冒険者であり…なにより彼の父の幼馴染であるのだ。
「だが、お前の顔どこかで見た事…。」
「はっはは、気のせいですよ~…。」
フェルマは、分かりやすくはぐらかす。
男は、苦笑しつつも
「まぁ、良いか。」
と話題を変えた。
何というにもこの度は前途多難だと言うことに彼は改めて気づかされた。
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