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世界に違和感?を感じる親娘(親のみ)

思うけど、みんな良くかけるなー。俺2000も文字うててないんだお?

ーーー平和過ぎる。


フッと、この男は思った。

上半身を包帯で包み、黒い着物を腕に通さずに着付け、刀を日本ほど左腰に挿し、棒の先にオレンジ色のしたものを口の中で転がしながら、目の前に広がる光景を見つめた。

まぁ、あくまでこれはこの男の思考なのだが、平和過ぎて逆に気持ち悪いと心底思っている。


ーーー既に100年、か。短いもんだなぁおい。


着物が風で靡き、男は逆だった髪を手ですくう。

口に咥えた棒をプッと吐き出し、新しいオレンジ色の光沢がある塊がついた棒を口に咥え、ため息混じりの息を吐いた。


ーーーもうそろそろ、なんか起こるかもな……。


遠い目で、緑広がる1面の高野、並ぶ建造物、広がる青い海と空を、この世界で1番高い山で見つめる。


別に不満があるわけでもないし、この平和な世界が嫌いな訳でもない。

だからだろうか。血に飢えたあの戦争を思い出し、この世界に若干の違和感があるのは。

平和過ぎだからこそ、起こった時が一番怖い。

どれだけの恐怖が、怨念が、この世界から浮かび上がるのか。


ーーーま、俺達にとって、そんな事どーでもいいかな。


物凄くザックリと、世界がどうなろうと知ったこっちゃない発言をする男。

確かに、目的があるこの男にとっては、戦争など起こったところで『勝手にやってろ』と平気で言える心の持ち主だ。

世界に若干の違和感を覚えているはずなのに、いざその違和感を解消出来る自体が起こると全く興味の持たない子供のように知らんぷり。

彼の今の姿のから思い浮かべられる雰囲気のように、何とも自由気ままな男だ。


「ーーーお師匠ー、いつまで飴玉転がしてんですかー?間に合わなくなりますよー」


男の背後、木が生い茂った森から聞こえる少女の声。

男は、「もうこんな時間か」と腰掛けていた石からケツを上げ、だるそうに森の中へと入っていった。


心地いい風が肌をくすぐり、鳥のさえずりが耳を和ませる。

そんな一時も、いつかは当たり前のように壊れて行ってしまう。


当たり前のようで、単純な世界。

それがこの世界の、ルールである。






















「ーーーつ、強過ぎるだろ……!?」


誰が呟いた。だが、そんな呟いた奴を探す余裕などこの場にいるものは持っていない。

唖然とする屈強な男達や女達の注目の的となっている少女。


髪は長い髪をポニーテールで束ね、透き通るほど艶めいた銀色の髪色。。シミ一つない白く光沢のある肌。凛とした面影に整った顔立ちと、若干人より鋭く尖った耳。

ここらでは見かけない、極東部で伝わる動きやすそうな白い和装着を身につけ、一層少女の美しさを引き立たせる。


そんな少女に、周りの者は誰1人として驚きの声を上げなかった。

故に圧倒的。故に強力的。故に危険的。

前髪の間から覗く鋭い目つきは、一瞬にして猛者共を黙らせる。

それは、少女の足元で無残に転がっている『正十字騎士団』の兵でさえも一瞬だった。


ひと目でわかる。少女は一言で言うなら『異常』。はたまた、『狂人』。

この場において誰よりも幼い少女は、その誰よりも猛者である者を這いつくばらせた。

誰もが思おう。少女は、『天災』だと。



そして、そんな少女を見つめる、二つの姿があった。

一つは周りで1番背が低いといっていいほどの低さの少女。

もう一つは注目の的となっている少女と同じ様な和装着を着崩して着て、飴玉を口に転がしている男。

1人は唖然し、1人は口元を釣り上げて笑っている。


「あっ、あのっ、彼女は『ハルト』さんのお知り合いなのですか?」


不意に、隣で唖然としていた少女がやっとこさ思考が戻ってき始め、言葉を口にした。

ハルトと呼ばれた男は、「ああそうだ」と、ニヤニヤしながらいい。


「俺の、最高の弟子さ」


彼、ハルトは、自慢げにそう呟いた。











短っ!!

頑張って二週間ぐらいのペースでがんばるぞい!!

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