プロローグ?だと思いたい親娘
まだこの話では無いですけど、出来れば自然と人探しの旅に出てもらいたいものです。
でもまぁ、旅が目的とか言っとる割には、力試しだのなんだのと、一向に進んで行かない主人公達である。めちゃくちゃ矛盾してる。
タイトル詐欺とも言うね。
まぁ、世界を巡るってのは多分変わらないから、温かい目で見て欲しい。
あ、文章力皆無である。
闇は何も生まない。また、光も何も生まない。
紅の炎は、全てを焼き付くし、後に残るのは塵となったものだけ。
青い水は、生命を潤し、邪気を洗い流す。
では、光と闇はどうだろうか。
光と闇は、全てを包み込むもの。
その領域は無限。全てを包み込み、全てを喰らい尽くす。
そしてまた、相見えた時、共に弱点であるということである。
闇が強者なら、光は弱者。光が強者なら、闇は弱者。
その平等と言っていいほど、この世で一番強く、そして一番弱い存在は、この世界において、2人の者に映し出された。
この世界には、巨大な大陸が三つある。
一つは人間が住み、光としてこの世界に映し出された者が住む大陸『アスベル』。一つは魔族が住む大陸『グラベルナ』。そしてもう一つが獣人が住み、闇としてこの世界に映し出された者が住む大陸『アルカート』。
この三つの大陸に住む者達は、互いに戦い合い、殺し合い、死んでいった。
長年続いたその戦いは、いずれこの世界が消滅するまで起こるのではと思われていたが、そんな戦争の中、一つの種族が第四勢力として、世界に戦争を仕掛けた。
その戦争を引き起こしたのは、闇として映し出された者の一族、『エルフ』である。
エルフは、元々寿命も長く、魔力にたけ、ココの持つ潜在能力も測りしえなかった。
エルフ達は一変、今まで共に戦った仲間を殺し、獣人側を内部から破壊していった。
そしてその手は、人間側と魔族側にも伸ばされ、世界の目はエルフに向いた。
そして三つの勢力は、脅威となったエルフを虐殺のように殺し、エルフの存在を文字通り消した。
しかし、それはまた新たな火種となった。
魔族側が獣人側に攻撃を仕掛けた。人間側は、元々協定の元、戦争を終わらせるという名目で参加していた為、獣人側に加勢した。
そしてまた始まった戦争。エルフの起こした戦争は、呆気なく集結し、食べる物を奪い取っていくように、戦争を繰り返し起こしていった。
しかし、ここで再び第四勢力が立ち上がった。
それは、光として映し出された者。
運命の導きの如く、光の者は、戦場に舞い降りた。
数多の戦場を剣一振りで集結させ、三つの勢力を見事に和解させ、戦争を集結させる。
そしてその者は、伝説の英雄。見た目も踏まえてこう呼ばれた。
『黒の剣豪』と。
そして、『黒の剣豪』は、戦争後、闇の者と相交えた。
闇の者、エルフの少女は、エルフの最後の生き残りとして、この世界で罵倒されながら生きていた。
光の者、黒髪の青年は、世界の英雄として、この世界を守っていかなければならない事となる。
だがしかし、それはただの思い過ごしだ。
光と闇、青年と少女は、互いに分かり合い、共に過ごす中で、愛を育んでいった。
それはやがて形となり、今この世界で産まれてはならない存在として誕生した。
脅威のエルフと、人間の血を持つハーフエルフが。
やがてこの光と闇の者達が、世界を喰らい尽くすのか、はたまた、その二つの力を持つ子が、世界の脅威となるのか。
それは今は誰も分からない。
善は無く、悪も無い。
互いが打ち消し、互いが共存し合う。
いつの日か、そんな光と闇の力が世界に影響を及ぼすかもしれない。
今、戦争が起こらない事が、今までで一番の平和な世界なのである。
ああ、めちゃくちゃ矛盾してるー。
見てくださってありがとう。