魔改造
「・・・うう、こんなのあんまりです」
時刻は少し戻りますです。ブランさんが出て行った後、僕は一人(一匹?)馬小屋に残されたのです。ちなみに馬小屋に魔物は僕しかいなかったですよ。
『ぶひゃひゃひゃひゃひゃっ!!』
「いつまで、笑っているですか!そんなに、僕の不幸が面白いですか!?」
『うん』
「正直に言いましたですよ!この便所神っ!!」
『何だと、コノヤロウ!!誰が便所神だ!!』
・・・そして、しばらく醜い言い争いが続きましたです。
『ふん!せっかく、実験がてらに馬小屋を改築してやろうと思ったのに・・・その態度じゃな〜』
「・・・すいませんです、神様。どうか、このお部屋をスイートルームにして下さいです」
『・・・プライドは無いのかよ。それと、かなり図々しいな』
「世の中にはプライドだけでは生きて行けない事が沢山あるですよ」
『・・・おまえ、生まれたばっかだろうが』
さあ?何故か本能がこうした方がいいと叫んでいるです。いつの間にか、僕は揉み手と土下座をかましていたです。
『まぁ、いい。じゃあ、改築してやろう。お前の希望はスイートルーム風でいいんだな?俺的にはお化け屋敷風がオススメだがな』
「そんな所に住みたがる人の神経が分からないですよ!?もっと普通に・・・いえ、リッチな感じでお願いするです!!」
『ふむふむ・・・』
「え〜と、後はテレビに、ふかふかベッドにソファー。暖房マットにエアコン、最新式ゲーム機とかがあれば言う事無しですよ」
『・・・欲張り過ぎじゃね?もっと、お前にふさわしい分部相応な部屋にしろよ』
「誰が似合わない部屋ですかっ!大きなお世話ですよ!?」
・・・全く、本当に失礼ですね。現代っ子な僕にはこれぐらい無いと暮らして行けないです。ちなみにテレビとかの電子機器の情報は何故か最初から僕の知識の中にあったですよ。
「・・・ところで、邪神様?さっき、『実験』と言ってましたが何をするんですか?」
『ん?ああ、それは見てのお楽しみだ』
「何処となく、嫌な予感がするですけど・・・」
『まぁ、見てろって・・・転送!!』
邪神様はそう言うと、【モジュール・クリエイト】とやらを発動させたのでしょうか?馬小屋に天井・・・正確には何もなかった空間に穴が開き、何かが落ちてきたです。
「・・・何ですか、これは?」
落ちて来たのは、部屋のブロック模型のセットでした。ブロックを合体させて部屋を広くする奴です。でも、これってただの玩具じゃないですかね?
『テレ○ッテテ〜!【亜空間想像具】〜〜!!何とこれを使えば、部屋の広さから家具の設置まで改築できるのだ!!』
「・・・こんな変な道具で?担ごうたってそうはいかないですよ。こんな道具で出来る訳無いじゃないですか」
『・・・人は成長するにつれて純真さを失っていくもの何だな・・・あ、お前は魔物か。まぁ、とにかく使って見ろよ。実験って言っただろ?』
「はぁ、分かりましたよ〜〜」
『あっ。後、注意書きはしっかり読めよ。例えば、その完成した模型を外に出すと馬小屋と模型が爆発するからな!!』
「それ、普通に欠陥品ですよね!何を渡しているんですかっ!?」
『・・・爆発はロマンだ。だが、そうならない為にしっかりと注意書きを読めって』
そして、僕は注意書きを読みましたです。え〜と、何々・・・。
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【亜空間想像具】の使い方。
この亜空間想像機を使えば、お部屋の広さや家具の設置、雰囲気など思うがままに。これを使って自分だけのマイルームを造ろう。ただし、下に書いてある事を破ると爆発するので注意してね。
一つ、お部屋の設定に気を付けてね。例えば、あまりに部屋を広くし過ぎたりしたら大変な事になるよ。また、やり直すときにはゆっくりとね。いきなり全て崩すと爆発するかもだから。
一つ、完成した模型を対象の部屋の外に出さないで。出す場合には、必ず面積にあった部屋にもどしてから出そう。じゃないと亜空間が捻れて対象の部屋と模型が爆発するよ。
一つ、この模型の部品と付属のミニ家具は食べ物じゃないよ。決してお口に入れないでね。その場合、お口の中で部品が爆発するので注意。
・・・さあ、以上で説明は終わりだ!早速、造ってみてくれたまえ、グッドラック!!
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・・・最後の必要あるんですか?と言うか、どれだけ爆発好き何ですか、絶対狙っているでしょう。
それはともかく、気を付ければ何とかなるですかね・・・やってみるですか。自分だけの部屋は欲しいですし。
僕は少しの間、模型と格闘して自分だけのマイルームを考えたです。
「・・・完成したです!!」
そして、模型から光が溢れて馬小屋を包み込みました。光が収まり、目を開くとそこには・・・。
「す、す、すごいです〜〜!設定した通りになりましたですよっ!!」
そこには僕の理想の部屋が広がっていたです。マシュマロの布団に、チョコレートの枕、飴で出来たテーブルなどなどです。
『・・・何だ、この部屋?』
あまり、絶景に邪神様は尋ねずにはいられなかったのでしょう。僕は胸を張って答えるです。
「僕の理想のマイルーム!お菓子のお部屋です!!この部屋にあるもの全て食べられるんですよ!!しかも、1日経てば元どおりに・・・まさに、パラダイスです〜〜!!」
『・・・蟻とか来そうな部屋だな。それと、糖尿病で死ぬぞ』
「え?これで死ねるなら本望では?」
『・・・お前だけだ。まぁ、とりあえず実験は成功したな』
・・・そう言えば、そんな話でしたね。結局のところ実験ってなんだったんですか?と邪神様に聞いて見たです。
『いや、空想の道具でも作れないかと言う実験だったんだ。失敗しても、何も起きないかなと。おかげで某アニメで出て来るような道具でさえ、作れる事が分かった。これならば・・・大抵の事は叶えられるな。死人を生き返すとかじゃなければ・・・』
「おお〜!流石、邪神様です〜〜!!でも、アニメって何ですか?」
『それを聞くのか?実はな子供の頃の本を引っ張り出して来たんだ。某○型ロボットの秘密○具辞典を・・・せっかくだから参考にして見た』
「・・・それ、原作レ○プじゃないですか?」
『・・・多分、大丈夫だ。これのエネルギーは未知で謎の力!決して科学では無い!!そして、道具名もそのままのを除き、俺のオリジナルだ・・・だから大丈夫!!』
「・・・『大丈夫』を二回言いました」
・・・そこまで心配なんですか?著作権が。まぁ、それは置いとくです。
そして、適当にお菓子を摘んでいたら扉が開け放たれたです。開けたのはもちろん・・・。
「な、何よこれ〜〜!?」
ブランさんも部屋の光景を見て驚いてくれたです。
・・・頑張ったかいがありましたです!!




