第3話 盗賊による略奪
あれから数日たったある日のサイ・キヨウ村。
キースは村の広場で子供達の遊び相手になっていた。
子供と楽しそうに遊んでいたとき
「ぎゃあはははは~!」
下品な笑い声である。
「俺たちゃ盗賊だ!金品・食料・若い女を差し出せ!」
わざわざ盗賊と名乗りを上げる男達。
ばかである。
盗賊なら名乗らず奪えばいいのに。
盗賊たち数十名
キースはいらっとした。
ふざけたやつらだと。
キースは子供達を守るように・・・
いや守ってはいなかった。
「殺されたくなければ言う事を・・・ごふっ!」
ものすごい勢いで何かが盗賊親玉の腹に直撃した。
子供が蹴り放った鞠である。
「キース兄ちゃん、なんかあいつらムカつく!」
「ねえ、兄ちゃん。あいつらやっちゃっていい?」
子供達はやる気である 笑
「そういうのはやる前に聞けよ」
キースは飽きれながら答える。
子供達装備:鞠・コマ・カルタ・縄跳び
村の子供達最強の遊び道具である。
「ショックウェーブ」
ただ鞠を蹴っただけである。
盗賊の顔面にヒット。
かなりの衝撃により盗賊は吹っ飛び再起不能。
「ストーンバレット」
という名のコマのつぶてである。
盗賊の急所に当たり再起不能。
「ウインドカッター」
カルタを手裏剣のように投げただけである。
切れ味抜群。
盗賊は服を切られ真っ裸に。
盗賊、泣いて逃げる。
「ローズウィップ」
縄跳びを振り回しただけである。
盗賊はムチ(縄跳び)のあまりの痛みから・・・
「・・・女王様!もっと、お願いします!」
恍惚の表情である。
変態へとジョブチェンジ。
キースは何もすることがなく地面にへのへのもへじを書いている。
そうこうしているうちに
盗賊は全滅した。
戦利品:盗賊の汚いふんどし
変態が仲間になりたそうに
こちらをウルウルした上目使いで見ている。
「いらねえええ!」
キースは怒った
その後、何事も無かったように子供達とキースは遊んでいた。