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第2話 魔王襲来!

色々直しながら書いたりしてるので

ちょっと雑になってしまってるかもしれませんが

ご了承を。

大帝国より遥か西。

魔王城がある島にほど近い大陸のある小さな村。

サイ・キヨウ村である。


17歳くらいの元気な少年が鍬で畑を耕していた。

泥で汚れたTシャツのような白い服と、すそを捲くった茶色いズボン、雪駄のような履物を身につけていた。


「おーい、キース!今日もがんばってるな!」

近所のおっちゃんに声をかけられる。


少年の名はキース。

キースはこの村に生まれ、農家である家の仕事を毎日手伝っていた。

今年も豊作であることを願いながら、一生懸命に畑を耕す。


「おっちゃんも、腰いためんようになぁ~!」

おっちゃんはこれから自分の畑に向かうようで、農具を持ち歩いていた。

年配であるおっちゃんにねぎらいの声をかけながら作業を続ける。


するとそこに

「ふむ、ここにも人間がいるようだな。手始めにここから人間を駆逐していくとしよう」

魔王が現れた。

魔王とその部下二十数名は何気なく少年の耕していた畑の上に降り立った。


その時

「おい、お前!」

キースは魔王に言い放つ。

魔王は自分に言われているとは思いもよらない。


「おい!どこを踏んでやがる!」


魔王はようやく自分に向かって言っているのだと理解し笑いながら

「私に向かって、よくぞそんな大口が叩けたものよ」

「あん?そんなことはどうでもいいから、畑を踏んでんじゃねえよ!」

「生意気な小僧だな、誰に向かって言っている!」

「お前が誰かなんてどうでもいい!いいからどけろ!」


「ふむ、まずはこのうるさい小僧から・・・ごふっ!」


魔王が言いかけたその時、キースは一瞬で間合いをつめ鍬で魔王の横腹を振りぬいた。

魔王は思いっきり吹っ飛ばされ、その奥に生えていた木に衝突した。


キース装備:クワ、農家の服、雪駄のような靴、首にタオル 

本来なら到底かなわない装備である。


「こ、小僧!ゆるさんぞ!」


そう言った魔王の目の前にキースが現れ、懇親の力で魔王の頭上にクワを振り下ろした。


「がふっ!」

魔王は崩れ落ちた。


魔王の部下の魔族たちは驚愕した。

そこに


「おーい、キースどうした~?」

先ほどの衝撃音を聞きつけ、村人達が集まってきた。


「なんか、このばか野郎共が俺の畑を荒らしやがるんだよ」

「なんだと?ふざけた野郎共だな!」

「キースちゃんの畑を荒らすなんて!」

「俺達もそいつらを追い出すのに手を貸すぞ!」

村のおっちゃん、おばちゃん達もいきり立った。

「ああ、ありがてえ」

キースは素直に他の村人達の手を借りる事にする。


村人キース、他5名戦闘に参加。

村人達装備:クワ・なた・スキ・フライパン・お玉 

村人最強武器である 


村人達は見た目によらず軽快な動きで畑に降り立っている魔族を畑から吹っ飛ばす。


戦闘を行うのに畑を荒らさせない為だ。


畑から外れた開けた場所にて

キースが鍬を

村人各々がなた・スキ・竹ザル(どじょう掬い用)・お玉で

魔族に襲い掛かる。


村人おっちゃんAの攻撃。

「魅惑の舞!」

どうじょうすくい(踊り)である。


魔族はあっけにとられた。


村人おっちゃんBの攻撃。

「大地の怒り!」

スキにより魔族の足元を掘っただけである。


魔族穴にはまる。

埋められる。


村人おっちゃんC・おばちゃんの攻撃。

なたとお玉でひたすら攻撃。



魔族はおっちゃんたちにより次々と殲滅させられた。



「・・・くっ!・・何が起こったというのだ」

目を覚ました魔王は驚愕した。

部下達が殲滅されたため、すでに居なくなっていた。


ふらふらしながら村人達の前に向かう。

「貴様ら!ゆるさ・・・がふっ!」

言い終わる前にキースの一撃が入る。



魔王消滅 笑



「人の畑を荒らしやがって!なんて野郎だ!」

「全くだな!」

「畑を踏み荒らすなんて、常識知らずね」

キースの言葉に続いて村人達も嘆く。

「みんなサンキュー!相変わらず頼りになるな」

キースは笑いながら村人達に声をかける。


「なーに、いいってことよ!」

「こういうときはお互い様だよ」

お互いが手を上げながら自分たちの仕事に戻った。




こうして誰も知らないところで、世界に平和が訪れたのである。





           完





って、まだ終わらないよ 


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