表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光影  作者: 牡丹一華
5/6

逃走とは

 結果を言えば子どもは死んで、絵梨はふさぎ込むようになった。

絵梨はクリニックを出たところで男に襲われたらしい。

男は悪びれずに言った。

「あの女になったのは偶然ですよ。俺は人間型ロボの女にない型がほしかったんだよ。人間とほぼ同じ造りの女は抱いたからさ。つまり、小学生の女型から俺が抱けると思った女型は抱けたんですよぉ。後は、妊婦と赤ん坊だけなんだよなぁ。ま、俺か金はあるからさ?金で解決できたらいいなぁ。」


 最終的に私の手元に残ったのは壊れた家庭とお金だった。

お金なんて必要なかった。あの幸せな日々がほしかった。

絵梨はあの日からふさぎ込み、何度も自殺未遂を繰り返した。

もう、限界だった。


 だから、僕は絵梨を連れて両親が住んでいた家に逃げたのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ