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光影  作者: 牡丹一華
4/6

開始とは

 会社に着けば仕事に追われることになる。

社長の座について2年。自分なりに成果を出してきた。

今日の業務を確認しながら、斎藤からのメールを待つ。


 ピロ~ン♪

メールが入る。絵梨が家を出たらしい。帰った時にも連絡を入れるように斎藤に連絡する。斎藤が来てから、仕事は特に順調だ。

斎藤が我が家に来たのは1年と8か月前だ。私の母が他界したことがきっかけだ。もともとは、今は亡き両親の家をキープしてもらおうと思ったのだが、我が家にもヘルパーが欲しくなったのだった。


 「遅いな。」

斎藤からの連絡は3時間たっても来ない。病院が混んでいるのだろうか。

しばらく待ってみる。


 突然、私の携帯の着信音が鳴り始める。電話だ。これが、幸せが壊れていく合図だった。


 斎藤はメールでしか連絡を入れてこない。

誰だ?と思いながら電話に出る。

「もしもし。森内将人もりうちまさとさんの携帯ですか?こちら警察のものですが、奥様が事件に巻き込まれまして・・・今からんN警察署に来られることはできますか?。」

篠田産婦人科クリニックは絵梨が通っている病院だ。

「すぐに行きます。」


 何も情報は入ってきていなかったが、とにかく嫌な予感がした。

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