表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

才能が無い脳

4作目は自殺をテーマにつくりました。

あまり面白くないですが楽しんで頂けたら光栄です。

生きるのに失敗した少年


或る学校の屋上にて。


僕は才能が無い。

早く死にたい。

人は皆一つや二つの才能を持っている。才能が無くとも人並みには大抵の事が出来るだろうし、努力が身になれば、才能がある人までとは言わないが上達するだろう。

ただ僕は何の才能も無い。人並みより下だし、努力も叶った覚えがない。

ついこの間までバスケ部に入っていた。だけど周りより体力は無いし、特別上手ではない。寧ろ初心者並みの下手くそだったろう。少なくとも同級生や先輩は僕が部活を辞めて心底ホッとしているだろう。僕は足を引っ張っているばかりだった。

一度は僕もバスケの才能があるかもと思っていたがただの絵空事。引っ張られる足すら無かったのかもしれない。

よく、

死にたいと言ってはいけない

とか

諦めたらダメだ

とかいう人がいるが、それは死にたいと思ったことの無い人がほとんどだ。

恐らく、飲めば死にたくなる薬でも飲ませれば、

生きろ

何てことは考えられずすぐ自殺を図るだろう。こんな良薬があればいいのに。多分苦いけど死欲を知ることが出来る。

周りは皆何か才能があったり、努力が実ったり羨ましく、

‘嫉妬’

してしまう。

こんな自分が大嫌いだ。

勉強も運動も絵や歌、裁縫全てにおいて才能が無い僕はどうすればいいのだろう。脳有る鷹は爪を隠すと謂うけど

僕は隠す爪すら無いのだ。

僕が努力しても所詮実るのは食べたら悲しみしかでない禁断の果実。

友達を作るのも下手で僕が死んでも悲しむ友達がいないから気が楽だ。

最近はリスカで心を落ち着かせている。こんな事ダメと分かっていてもどうすることもできない。

僕は神様の失敗作だ。なんなら手足が不自由だとか5感が機能しないとか、障害があって生まれてきたかった。

        

まるで捨てられた蛭子(かみのこ)のように...

そうすれば周りは僕にずっと優しくしてくれるだろう。

こんな不運な目しか出ない最低な賽子のような人生に花が咲いていたのかもしれない。

こんな事を考えたって何かが変わる訳では無いのだけど。

もうドウスレバイイカワカラナイ

もうドウスレバ

ドウスレバドウスレバドウスレバドウスレバドウスレバドウスレバ



死ぬのは怖い。今になって思った。

死んだらどうなるのか。やっぱり地獄なのか。自殺をすると地獄行きと聴いたことがある。また、自殺をするとずっとその痛みを繰り返すとも聴いたことがある。

死んだ直後は意識があり、医師の「お亡くなりになりました」という声が聞こえるらしい。

なので遺族が死に目にあえたらまずありがとうと伝えればその声が届くのだと。まあ僕は誰からも感謝されないのだけど。 

やはり死んだら、‘魂の質量’は減るのだろうか。

どうすれば、生きる意味が分かるのだろうか。

こんの世界に要る意味は無い。

なんなら早くここから墜ちてしまおう。

僕は誰かに優しくしてほしかった。

誰かに誉められたかった。

誰かに叱られたかった。


「僕」は立ち上がると屋上のフェンスに腰を掛け、座った。

其処からの眺めは100万ドルの夜景なんかより、美しく綺麗だった。

心のなかでワンテンポおいて


僕は落ちた

此処が地獄の一丁目と感じた。

怖いと思った頃には頭に鈍痛が響く。まだ少し残った意識を頼りに周りを見ようとする。

周りには人だかりが、

目を上に動かすと赤黒い液体が、

騒ぎ声が聞こえる。

色々な考えが少年の頭を駆け巡る。

その瞬間、目の前がフラッシュバックした。目の前には真っ白な景色が広がって


少年の意識は途絶えた

この少年が思っていることは僕の考えも入っています。実際僕も得意なことは無く、周りの人がすごい妬ましいときがあります。皆さんもそういう経験ありますか?

ただし皆さんは自殺を選らばないでください。

ここまで読んでくださりありがとうございます❗

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ