表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。

朝焼けよりも先に

掲載日:2026/03/23


 私は朝が弱い方だ。だから今日もギリギリの時間に起きて、ギリギリに家を出る。


 テーブルに用意されてる味噌汁とご飯を食べる。まだ湯気がたったままだ。いいって言ってるのにいつも作ってくれるのが、なんだかんだ嬉しい。


 急いで電車に乗り込む。良かった間に合った。一応、一本早いのに乗ってる(定期的にやらかすから)けど、このタイミングはいつもドキドキする。


 駅から大学まで、早足で歩く。教室に着くと、人だかりができていた。


「わー、可愛い」

「こういう雰囲気も良いねぇ」


 なんだろうと近づくと、悠理の声が聞こえた。私の、好きな人だ。


「あ、ひばり。おはよう。今日もギリギリだね」


 なんでもない風に言うけど、その髪はいつもと違う。いつもはその長い髪を高く結い上げているのに、今日は肩に届かないくらいの短さでハーフアップにされてる。


「え、それどうしたの」

「えへへ。驚かせたくて」


 ああ、やってしまった。今日だけでも、早く起きればよかった。私が一番に見たかったのに。一緒に、住んでいるのに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
好きな人の変化に一番最初に気付きたいという感覚、十代特有のまだ付き合ってない時の焦りや悔しさみたいなのを思い出せてよかったです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ