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俺の上司が凄すぎて自称天才エンジニアの俺がポンコツに見える件  作者: 慧梓
第1章 東都の日常

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第14話「娘レビュー」

戦争が終わった。


娘は腕を組み、言った。


「レビューする」


……レビュー?


机の上には


水色の練り消し。

茶色の練り消し。


娘は水色を持ち上げる。


つつく。


押す。


少し伸ばす。


そして言った。


「やわらかい」


……なるほど。


評価項目

柔軟性


娘はさらに練り消しを丸める。


潰す。


また丸める。


完全に


耐久テスト


である。


俺は黙って観察する。


次。


茶色。


娘は同じように触る。


つつく。


押す。


伸ばす。


そして言った。


「かたい」


……なるほど。


評価項目

硬度


娘は少し考える。


そして言った。


「水色は」


少し沈黙。


「いい」


ほう。


高評価。


次。


「茶色は」


また沈黙。


数秒。


そして言った。


「びみょう」


……微妙。


評価が辛い。


俺は聞いた。


「何が違うの?」


娘は言った。


「なんとなく」


……なんとなく。


数秒後。


娘は結論を出した。


「水色がいい」


俺は聞いた。


「理由は?」


娘は言った。


「好きだから」


なるほど。


ここで俺は理解した。


このレビューは


品質評価ではない。


好み


である。


俺の結論ログ:


レビュー担当がユーザーだった。

品質評価には

いろいろな基準があります。


数値。

性能。

設計。


しかし最後に残るのは、


好きかどうか


だったりします。

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