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あ、俺が世界救うんすか?  作者: ゼロエル
0章.始まりの街 リノ
1/1

0.女神と主人公

「あ、俺が世界救うんですか?……」

全くもって訳が分からない状況に立たされてる上に

開幕早々意味不明なんですけどぉぉぉぉ

ていうか、そもそもお前は誰だぁぁぁぁ………


遡ること10分前を軽く説明しよう

在り来りな事ではあるけど要するに事故って

あ、俺死んだわぁぁ、詰んだぁぁぁぁ、

独身のまま死んじゃったぁぁぁ

って内心思って目を覚ました次の瞬間

目の前に居たのは青髪のロングヘアに金色の眼をした

お姉さん………ではなくてロリきたぁぁぁふぅぅぅ


んでんで、どうやらそのロリもといどうやら彩音と言うらしい

いや、名前が日本人すぎてクソワロタ2円

んでんで、どうやら彩音は神様らしい……は?何言ってんだこいつ

そんで、目を覚ました俺に対してこう言ってきたんだよなぁ


「お主、死んだのか?死んだんだよな」

めっちゃキラキラして食い気味に来ててワロタ


「いやいや、おかしくねぇ、なんで眼を星にしてキラキラさせてるんてすか」

うん、これが正しい正常な反応だと思う……自信ないけどきっとそうだろう

んと、そんな事を思っていると


「いやぁ、だってここ数百年面白そうな人間居なかったんだもん」


若干つまらなさそうに俺に対して言ってきやがったぁ

知らんがなぁぁって言ってやりたいところだが抑えてこう答えよう


「いや、俺のどの辺が面白かったのか具体的に教えてもろて」


当たり前の質問だよな、だって人間って基本的なパーツ的には同じだしな、何が違うのか俺にはさっぱりわからん


「え?だってお主、生前の頃つまらなそうに生きてたからのぉ」


なんで、そんな事がわかるのかさっぱりわからん……、だって俺バカだし、アイキューくっそ低いし


「なんで、それが分かるのが謎すぎワロタ」

ブフォォォな顔して答えてやったぜ

まぁ、もちろんキョトンな顔されてこう言われたけど


「いやぁ、だって我神ぞ?分からないものなんてあるわけなかろう」


髪?あぁ、あの髪の毛の事の髪ね………

んなこの状況で髪なんてボケ入れるやつはいねぇよなぁ

てことは、こいつは正真正銘の神様ってことになるのか

え、やば拡散したい…… 神いてワロタってネットにあげたい……


「って、俺死んで今ここにいるんだったぁぁぁ」

アホすぎて草生えたわ……


そんなことばっかり思考を巡らせてたらさ


「何言ってるんじゃお主……頭大丈夫か?」

めっちゃ心配そうな顔して言われた

無理もねぇけど……


「え?酷くね、普通に傷ついたわァ……」

あぁ、そういや、俺ってめっちゃメンタル雑魚かったわ

特にこんな美少女なロリに言われたら余計に来るものあるわぁ


「ま、可愛いから許す」

ガッツポーズをちっさく掲げそう言った

というか、いつになったら話し進むんだこれ?とか考えつつ


「ま、まぁ良い、我の名は彩音、一番偉い神様じゃ」

そう彩音は自信満々に玉座の上から手を出して言ってきたけど

何言ってんだこいつ、大丈夫かおいおいみたいな顔で見てたら


「あぁ、お主、こいつ頭の方大丈夫か?みたいな顔で見てきたなぁ」


彩音・勘・つおい

ぶふぉの顔しながら思考を巡らせた……


「くそぉ、我の身長低いからってバカにしたなぁ、コンプレックスなのにぃ」


あ、やっぱり気にしてんだ身長の事、あと胸も……


「あぁ、胸の事も考えおったなぁお主」

ギロってした顔で言ってきた……

いや、人の心を読むなしこえぇよ


「寧ろ、俺の好みどストライクなんでありです」

親指を上げて満面の笑みで答えてやったぜふぅぅぅ

まぁ、勿論顔をを赤くするよな

やったぜ、このまま口説いてやろうかな……可愛いし


「な、か、可愛いのか我……許す」

はい、チョッロイ神キタコレキタコレ


「そいやさ、俺を呼んだってことは異世界転生ですか?」

眼に星を浮かべさせながら期待して彩音を見ていた

まぁ、なんでこいつ分かったんだみたいな顔されましたとさ


「え、話早くて助かるんだけど、もしかして厨二病ってやつなのかお主?」

若干引き気味に言ってきた

いや、違いますよ……多分ね


「んでんで、要するに転生させる代わりに魔王倒せよとか言ってくるんでしょ」

在り来りな設定だからな、アニオタ舐めるなよぉぉ

まぁ、現実的に考えて起きねぇ事が起きてるから

さすがにちょっと混乱してるっちゃあしてる


「大体あってるけど、倒して欲しい対象は神じゃ」


髪?あぁ、髪ry


「はい?神を倒すの?ゴット?ゴッドオブゴットを?」


何言ってんだこいつ頭ryみたいな顔でこっち見んなし

その顔で見たいのはこっちだっちゅーの


「こほん、そうじゃ神と聞いて驚いてるおるじゃろうが」


そう普通ならここで驚くべきところなんだろうけど何せ俺は

アニオタryだからなぁ、驚かねぇんだよなぁ


「いや、全然驚かないけど?なにか??」

不思議そう中尾で答えやりましたやったぜ


「はい?驚かないの?マジで?我驚きぃぃぃ」

ネタが古いぞい、というかその驚き方分かる人

絶対いないぞ どんだけぇぇぇみたいなイントネーションが

通じる人なんて少ないぞ、あとキャラ崩壊しかけてて草

待てよ、この流れはつまり……


「あ、俺が世界救うんですか?……」


はい、伏線回収完了っと……

いやいや、俺に世界救って欲しいって

どういう理屈なんじゃろ、現実だぞこれ

これじゃあまるで非現実じゃないか……


「え?理解力早くて草」

なんか、段々とキャラ崩壊しかけてて草生えてる

神様もやっぱ辛いんだなキャラの存在保つの


「あ、ラフな感じで話してくれて問題ないですぜ」


めっちゃ、キラキラ眼を光らせてて草生えた

そんなに辛かったのあのキャラ


「え?マジでぇ、たすかるぅぅ」

急にラフな感じで尚且つワンテンポ高いトーンで喋ってて草


「あ、そうそう折角異世界転生するからさぁスキル選んでぇ〜」


そうやん、俺死んで異世界転生するやん、会話が謎すぎて

忘れてたわぁ、つーかでも、だいたい決まってるんだけどさ


「じゃあ、創造(クリエイション) っていうスキルない?」

説明しよう、なぜここで俺が創造(クリエイション)

選んだかと言うと、頭のイメージを具現化出来るんだぜ

良くアニメで見た具現化出来るんだぜ、それってチートじゃね

ということでこれがあれば無敵って思ったわけ


「え?なんでそのスキル知ってるの?裏メニューなんだけど」


裏メニューってなんやねんねん、ここは牛丼チェーン店か

おいおいおい


「裏メニューって人生何周したらわかるやつやねん」


思わずつっこんでもたわ、いや俺が知りたいのは

そのスキルがあるのかないのかだけやねんねん


「一番異世界転生で選んじゃいけないスキルじゃぞい」


ん?流れ変わったぞ……

これって付与してくれないとか?

いや、それは困る……どうせ異世界転生するなら

俺つぇぇぇぇぇで生きたいもん、二度も死にたくないもん


「え?ダメなの?ダメなんですか?くださいよ」


ここで引き下がったら負けた気がする

絶対ここで貰わないと、しかぁし

俺には秘策があるぅ、それは


「彩音…そのスキル俺だけの為にくれよ…」


どうだ、俺がアニメを見て鍛えたこのイケヴォ(自称)を

堕ちてくれないか?


「あっ…」


堕ちたァァァァ、顔真っ赤にして頬に手を当ててる

くっそかわいいなぁこいつぅ


「どうぞ、持っていってくださいな」


多分パニクってるな確信持って言える

でも、これで俺つぇぇが出来る

無双できる、どうせ転生するんだ

ハーレムも同時に築いてやるぜ

ついでにこのスキルで彩音錬成してやるか


「こほん、取り乱してしまってすまない、右の方を見てくれ」


そう言って指を指す彩音……

その目の前には扉があった……

多分ネーミングつけるなら異世界の扉とかだろうけど

そんな安直な名前じゃ……


「異世界の扉じゃ」


えぇ……めっちゃまんまじゃん

そんなことあるぅ普通

んでも、開ける呪文とかは神様っぽいだろうよきっと

開けドアなんて事はきっと……


「開けドア」


だからなんでだぁぁぁぁ

つっこむだけで疲れるわい

HP持っていかれるわい


「さぁ、冒険の始まりじゃ……無事を祈っておるぞ」


そう言ってきて俺は背中を向けて手を振って行こうとした

あ、そういやその敵の名前聞くの忘れてた


「あ、そういえば」

バタン……


「あっ、閉まった」

ドア閉められたァァァ

まっ、いっか、創造(クリエイション)使って錬成すればいっか


「よいしょっと」

目の前に手をかざして彩音をイメージした

大きな魔法陣が現れて光を纏いながら彩音は再臨した


「はい?なんで、お主がおる?」

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