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第18話 陰キャ集団の文芸部。その1

 部室に戻って来た俺と足代先輩を吉野先輩と高峰部長が笑顔で迎える。


 足代先輩の忘れ物を取りに行って遅くなり、さらに足代先輩が同人誌の話で顔を赤くしたまま戻ったせいで、またお二人には何やら邪推をされてしまっている気がする。


 それはともかく、淹れなおした紅茶を飲みながら文芸部の皆さんに改めて俺の病気のこと、アメリカに行くことになった事情を伝えた。


 話を聞いた3人の優しい先輩たちは、俺の身を案じながらも俺の背中を押してくれる。


「外国へ攻め入るとは山本氏、やりますな! かの豊臣秀吉も――いや、この話はやめておきますぞ!」

「うむ、1年間か! 山本がさらに大きな男となって帰ってくるのが楽しみだな!」

「あはは、俺は小さくなる為に行くんですけどね……」

「それで、いつ出発するの?」


 足代先輩に聞かれて、俺は考える。


「えっと、まだ妹に話してなくて……決まったらすぐに手配してもらえるそうなので割とすぐだと思います」

「それでは、壮大に宴を開かなければなりませぬな!」

「そうだね! 送別会だね!」

「あはは、そんな。大丈夫ですよ、そんなに大がかりじゃなくても」


 一通りの話が終わると、高峰部長は両手をパチンと合わせて注目を集めた。


「さて! では今日も各々自由に部活動を始めてくれ! 山本は小説の件で打ち合わせがあるから俺と窓際の席に来てくれるか?」

「はい! 分かりました!」


 足代先輩はこっそりと同人誌のネーム割のような作業を始め、吉野先輩は歴史小説の難しそうな考察本を瞳を輝かせて読み始める。


 こうして、今日の部活もつつがなく進んで日が暮れた。


短くてすみません……

明日は少し長めです。

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