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第129話 学校に着きました

 

 午前中に試験を終えた俺は、彩夏の弁当の小包を持って廊下を歩く。

 試験は簡単だった、どうやら授業の進みは心配していたほど速くはないらしい。


 まだ授業時間なこともあって、人っ子一人で歩いていない。

 もう数分もすれば休み時間になるはずだ。

 俺は彩夏のクラス、1年C組の前で待機する。


 不審者じゃないよ。


 ――キーンコーンカーンコーン


 そして、懐かしの鐘の音が鳴った。


「"今日はここまで。では、みなさんまたお会いしましょう"」


 英語の授業だったのだろう、日本語訛りな英語が聞こえた。

 教室の前の扉から出てきた若い女性の担任の先生が俺の姿に少し驚き、しかし俺の手に持ったお弁当の小包で理由を察したのか、ニコリと微笑んで職員室へと歩いていく。


 流石にすぐには入りづらいから、俺は教室がガヤガヤと騒がしくなるのを待った。

 できるだけ目立たずに、スッと渡してあげたい。

 彩夏の為にもね。


 教室の中をうかがうと、彩夏の机の周りにはすぐにお友達が集まっていた。

 さすがは人気者、これではこっそりと渡す隙がない。


 しかし、こういうのは時間が立てばたつほど「なんか廊下に教室の中を見てくる不審者がいるんですけどw」みたいな感じになってしまう。

 「おーい、彩夏の兄貴が来てるぞー!」なんて声を出された日には全員の注目が集まってしまう。


 俺は観念して教室の中に入る。


 ――すると、珍しく彩夏が声を荒げていた。


「だ~か~ら~、私のお兄ちゃんの話はもう良いでしょ! 別にカッコ良くなんてないし、近くにいるだけでドキドキすることもないし、とにかく全然良くないの! ダメダメお兄ちゃんなの!」


 なぜか必死に俺の悪口を言っていた。

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次回、おまちかねのざまぁ展開です!

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― 新着の感想 ―
[一言] 別に他の書くのは作者の勝手やけども 内容が1話ごとに薄くなるぐらいなら一つに絞ってほしい こっち休載して新作に力出すとか トッポにチョコが入ってない話を何話も見せられる側の気持ちになって欲…
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